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【2026年7月最新】ChatGPTで動画作成のやり方5ステップ|Sora終了後

公開: 2026-07-28 約29分 ChatGPT動画作成AI動画顔出しなしYouTube
【2026年7月最新】ChatGPTで動画作成のやり方5ステップ|Sora終了後のアイキャッチ画像

ChatGPTで動画作成をするやり方を2026年7月最新情報で解説。Sora終了でChatGPT単体では動画を作れません。台本から映像化までの実践5ステップ、コピペ用プロンプト5つ、動画化ツールの料金比較表、収益化の条件までまとめました。

目次

最終更新:2026年7月29日/本文中の料金・仕様はすべて執筆時点で確認できた公開情報です

「ChatGPT 動画 作成 やり方」と検索した人が本当に知りたいのは、「ChatGPTにプロンプトを打ち込めば動画が出てくるのか、出てこないなら何をどう組み合わせればいいのか」の一点だと思います。先に結論を書きます。

2026年7月現在、ChatGPT単体で映像を生成することはできません。 ChatGPTの有料プラン内で使えた動画生成AI「Sora」は、2026年3月24日に提供終了が発表され、Web版・アプリともに2026年4月26日で終了しました。残っていたSora APIも2026年9月24日で終了予定です。つまり「ChatGPTから直接動画を作る」ルートは、2026年前半に事実上消滅しました。

ここが、この記事を書いた最大の理由です。「ChatGPT 動画 作成」で検索すると、いまだに「ChatGPTのSoraで動画を作りましょう」と手順を解説している記事が上位に並んでいます。それらの多くは2025年末〜2026年初頭に書かれたもので、手順どおりに操作しても該当のメニューが存在しません。「自分の画面にだけボタンが無い」「プランが足りないのかも」と思ってPlusに課金してしまう人が実際にいます。課金する前に、この記事の第1章だけでも読んでください。

そのうえで、顔出しなしYouTubeを実践している立場から言うと、Soraが無くなったこと自体は副業チャンネル運営にとって致命傷ではありません。理由は後述しますが、そもそも「AIが映像を丸ごと作ってくれる」ワークフローは、2025年7月のYouTube収益化ポリシー改定以降、もっとも収益化から遠いやり方になっているからです。この記事では、ChatGPTを「台本と設計図のAI」として使い倒し、映像化は別ツールに任せる現実的な手順を、プロンプト実例・料金比較・チェックリスト付きで解説します。

結論:2026年7月時点でChatGPTに「できること・できないこと」

結論から言うと、ChatGPTができるのは企画・台本・ナレーション原稿・テロップ・静止画素材・分析までで、「コマを動かす」処理だけができません。 動画制作の全工程のうち、時間を食う頭脳労働のほとんどはChatGPTでカバーでき、残る「映像化」の一工程だけを外部ツールに渡す、というのが正しい理解です。

工程 ChatGPT単体 備考
企画・ネタ出し・競合分析 得意領域。量産に向く
構成・台本・ナレーション原稿 尺指定で文字数調整可
テロップ・字幕テキスト整形 SRT形式の出力も可能
静止画(サムネ素材・背景) 2026年4月公開の「GPT Image 2」を使用。静止画のみ
音声ナレーション(読み上げ) 音声会話機能はあるが、動画用音声ファイルの書き出しは別ツールが現実的
映像の生成(動く絵) × Sora終了により2026年7月時点で手段なし
動画の編集・カット・書き出し × タイムライン処理の機能を持たない
公開後の分析・改善案 数値を貼れば改善案の壁打ちに使える

Soraはいつ、なぜ終わったのか

事実関係を時系列で整理します。ここは記憶や古い記事で書くと必ず間違えるので、日付を押さえてください。

  1. 2025年後半:Soraが単独アプリ/Web、およびChatGPT有料プランの特典として一般公開される
  2. 2026年3月24日:OpenAIがSoraの提供終了を発表
  3. 2026年4月26日:Sora のWeb版・アプリの提供が終了
  4. 2026年9月24日(予定):Sora APIの提供が終了
  5. 生成済みコンテンツは sora.chatgpt.com/sunset からエクスポート可能。エクスポートしなかったデータは終了後に削除される

終了理由として各所で報じられているのは、採算性です。動画生成はテキスト生成と比べて計算資源の消費量が桁違いに大きく、運用コストに対して収益が見合わなかったと複数のメディアが報じています(1日あたりの運用コストが数億円規模だったという報道もありますが、この金額はOpenAIの公式発表ではなく報道ベースの推計であり、公開情報として確定した数字ではありません)。加えて著作権・ディープフェイク周りの負担、リソースを次世代モデル開発へ集中させる判断が重なった、という説明が一般的です。

OpenAIは将来的にライセンス形態を変えた提供の可能性に言及したとも報じられていますが、2026年7月時点で、ChatGPT上に動画生成機能は復活していません

独自視点①:「ChatGPTで動画が作れる」系の記事は、いま最も情報鮮度リスクが高い

一般には「AI系の記事はどれも古くなりやすい」と言われますが、動画生成領域は特に極端です。2026年前半の半年だけで、Soraの終了(4月)GoogleがI/O 2026で新モデル「Gemini Omni」を発表(5月20日・日本時間)という2つの地殻変動が起きました。つまり「主役だったツールが消え、対抗馬の名前も変わった」半年です。

ここから導かれる実践的な教訓は1つです。動画制作のワークフローを、特定の生成AIの名前に依存させないこと。 「Soraで作る手順」を体に覚え込ませていた人は、4月26日にワークフローごと失いました。一方、「ChatGPTで台本と素材指示書を作り、映像化は差し替え可能なツールに投げる」という組み方をしていた人は、映像化ツールを1つ差し替えるだけで済んでいます。この記事の手順を、あえて「ツール名ではなく工程」で組み立てているのはそのためです。

「ChatGPTで動画を作る」2つのルートと選び方

結論として、副業でチャンネルを回すなら選ぶべきは「ルートA:ChatGPTで台本、別ツールで映像化」です。 ルートB(動画生成AIに直接プロンプトを投げる)は、コストと尺の制約から、現状は挿し込みカット用途に限定するのが現実的です。

比較軸 ルートA:台本AI+動画化ツール ルートB:動画生成AIで直接生成
ChatGPTの役割 台本・構成・テロップ・素材指示書 プロンプト文の推敲のみ
映像化の担当 Vrew/CapCut/Canva等の編集系 Runway/Kling/Gemini系の生成AI
作れる尺 数分〜数十分(制限なし) 概ね1回あたり数秒〜十数秒
1本あたりの費用感 月額固定で本数を増やしやすい 秒課金・クレジット制で尺に比例
素材の一貫性 高い(同じ素材を使い回せる) 低い(生成ごとに絵柄が揺れる)
顔出しなしYouTube長尺 ◎ 主力にできる △ 単独では尺が足りない
ショート動画 ○(インサート用途で強い)
修正のしやすさ 高い(テキストを直せば再生成) 低い(ガチャ的な再生成が必要)

ルートAの具体像

ChatGPTで台本と「素材指示書」まで作り、テキストを読み込ませると自動で動画の形にしてくれるツールに流し込む方式です。ナレーション音声・字幕・シーン分割が自動化されるため、1本あたりの作業時間を最も圧縮できるのがこのルートです。台本の作り方そのものはgemini youtube 台本 作成 プロンプトで解説しているアプローチとほぼ共通で、ChatGPTでもGeminiでも考え方は同じです。台本テキストから動画の形にする工程を丸ごと自動化したい場合は、台本から動画 作成 AI 無料で無料でできる範囲を整理しています。

ルートBの具体像

Runway、Kling、Gemini系のモデルなどに直接プロンプトを打ち、映像クリップを生成する方式です。1回の生成で得られるのは数秒〜十数秒のクリップであることが多く、10分の動画を全部これで埋めようとすると生成回数もコストも現実的ではありません。プロンプトの書き方や、日本語で指示を出す際のコツは、後述するプロンプト実例の章で扱います。

判断基準はシンプルです。 「解説・雑学・ランキング・ニュース系」のように情報が主役のチャンネルはルートA一択。「雰囲気映像・ショートのフック・イメージカット」が必要な場面だけ、ルートBを差し込む。この使い分けが、2026年7月時点でのコスト最適解です。

ChatGPTを使った動画作成のやり方【実践5ステップ】

結論として、ChatGPTを使う工程は「①企画 → ②台本 → ③素材指示書 → ④音声・映像化 → ⑤最終調整」の5つです。 うち①〜③がChatGPTの担当、④が外部ツール、⑤が人間の担当になります。

ステップ1:企画をChatGPTに「条件付き」で出させる(目安10分)

いきなり「YouTubeの企画を10個考えて」と投げると、当たり障りのない一般論しか出ません。条件を絞るほど精度が上がります。 最低限、次の4つを渡してください。

  1. チャンネルの主題(例:家電の失敗しない買い方)
  2. ターゲット(例:一人暮らしを始めた20代、予算重視)
  3. 尺と形式(例:8分の顔出しなし解説動画、ナレーション+静止画中心)
  4. 禁止事項(例:断定的な効果効能を言わない、特定メーカーを貶さない)

このとき、「視聴者が検索しそうな言葉」も一緒に出させておくと、後のタイトル・概要欄作りが一気に楽になります。

ステップ2:台本を「尺から逆算した文字数」で生成させる(目安15分)

ここが最重要工程です。多くの人が失敗するのは、尺の指定を「8分」とだけ伝えてしまうことです。AIは「8分」がどれくらいの文字数かを正確に把握していないため、実際に読み上げると4分だったり15分だったりします。

日本語ナレーションの目安は1分あたり300〜350文字(ゆっくりめの読み上げなら280文字前後)。8分の動画なら2,400〜2,800文字です。この文字数そのものを指定してください。さらに、

といった制約を足すと、そのまま使える精度に近づきます。ショート動画向けの台本であれば、この文字数計算を「30秒=約160文字」に置き換えるだけで同じ型が使えます。

ステップ3:台本を「素材指示書」に変換させる(目安10分)

ここを飛ばす人が非常に多いのですが、実は最も時短効果が大きい工程です。台本ができたら、同じチャットで「この台本を、シーン単位の素材指示書に変換して」と依頼します。出力させるのは以下の項目です。

内容 用途
シーンNo. 01, 02, ... 素材ファイル名と一致させる
ナレーション そのシーンで読む文 音声合成にそのまま投入
テロップ 画面に出す短い文(15字以内) 編集ツールに貼る
画面イメージ 「棒グラフ」「街の夜景」など 素材探しの検索語になる
素材の入手先 生成AI/フリー素材/自作図 迷う時間をゼロにする
秒数目安 6秒、12秒など 尺のズレを事前に潰す

この表があると、素材集めが「探す作業」ではなく「リストを埋める作業」に変わります。動画制作でいちばん時間を溶かすのは編集ではなく、素材を探して迷う時間です。ここを構造化するだけで、1本あたり1時間以上の短縮になることも珍しくありません。

ステップ4:音声と映像を外部ツールで作る(目安30〜60分)

素材指示書ができたら、いよいよ外部ツールの出番です。やることは3つだけです。

  1. ナレーション音声の生成:指示書の「ナレーション」列をまとめて音声合成にかける
  2. 画面素材の用意:「画面イメージ」列をもとに、生成AI画像・フリー素材・自作スライドを集める
  3. 動画化:台本を読み込ませると自動でシーン分割・字幕付けをしてくれるツールに流し込む

台本テキストを丸ごと投入して自動でシーン割りしてくれるタイプのツールを使うなら、ステップ3の指示書がそのまま入力データになります

ステップ5:人間が手を入れる(目安20〜40分)

このステップを省略すると、収益化の審査で不利になります。 具体的にやることは次のとおりです。

5ステップ合計で、慣れれば1本あたり1.5〜2.5時間が目安です。初回は倍かかると思ってください。

コピペで使えるChatGPTプロンプト実例5つ

結論として、プロンプトは「役割・制約・出力形式」の3点セットで書くと再現性が跳ね上がります。 以下はそのままコピーして使える実例です。< > の部分だけ差し替えてください。

プロンプト①:企画を条件付きで量産する

あなたは顔出しなしYouTubeチャンネルの構成作家です。

# チャンネル情報
- 主題:<例:一人暮らし向けの家電選び>
- ターゲット:<例:初めて一人暮らしをする20代、予算3万円以内>
- 形式:ナレーション+静止画中心、顔出しなし、尺8分

# 依頼
上記チャンネルの動画企画を10本出してください。

# 制約
- 「〇〇 おすすめ」のような一般的すぎるテーマは除外する
- 視聴者が実際に検索しそうな言葉を各企画に3つ添える
- 断定的な効果効能・誇大表現は使わない
- 各企画に「なぜこの企画が最後まで見られるか」を1行で書く

# 出力形式
表形式(企画タイトル/想定検索語3つ/視聴継続する理由)

プロンプト②:尺から逆算した台本を書かせる

以下の企画で、YouTube用のナレーション台本を書いてください。

# 企画
<プロンプト①で採用した企画タイトル>

# 尺の条件
- 完成尺:8分
- 日本語ナレーションは1分あたり320文字換算
- したがって本文は合計2,400〜2,700文字(この範囲を厳守)

# 構成の制約
- 冒頭15秒(約80文字)で「この動画を見ると何が分かるか」を言い切る
- 中盤に、多くの人が誤解している点を1つ入れて訂正する
- 1シーンは2〜4文で区切り、シーンごとに改行を入れる
- 語りかけ口調(です・ます)、専門用語は初出時に10字以内で補足
- 「必ず〇〇できる」「絶対に得する」などの断定表現は使わない

# 出力形式
シーン番号付きのプレーンテキスト。最後に総文字数を明記する。

プロンプト③:台本を素材指示書に変換する

直前に作成した台本を、動画編集用の素材指示書に変換してください。

# 出力形式(表)
| シーンNo | ナレーション | テロップ(15字以内) | 画面イメージ | 素材の入手先 | 秒数目安 |

# ルール
- ナレーションは台本の文をそのまま入れる(要約しない)
- テロップはナレーションの要約ではなく「画面に出したい強調語」にする
- 「画面イメージ」はフリー素材サイトでそのまま検索できる具体語にする
  (悪い例:「comfortableな雰囲気」/良い例:「木製テーブル 朝食 俯瞰」)
- 「素材の入手先」は 生成AI画像/フリー素材/自作スライド/実写 から選ぶ
- 秒数目安の合計が8分(480秒)±20秒に収まるよう調整する

プロンプト④:字幕データ(SRT)として書き出させる

以下のナレーション原稿を、YouTube用の字幕ファイル(SRT形式)に変換してください。

# 条件
- 1つの字幕は日本語15文字以内、最大2行
- 表示時間は1文字あたり0.18秒で計算し、最低1.2秒・最大5秒に収める
- 句読点で自然に区切る(単語の途中で切らない)
- タイムコードは 00:00:00,000 --> 00:00:00,000 の形式

# 原稿
<ナレーション本文を貼る>

プロンプト⑤:公開後の数値を渡して改善案を出させる

あなたはYouTubeチャンネルのアナリストです。以下の実績データから、
次の1本で試すべき改善策を3つ、優先度順に提案してください。

# データ
- 動画タイトル:<タイトル>
- 尺:<8分12秒>
- インプレッション:<12,400>
- クリック率:<3.1%>
- 平均視聴率:<28%>
- 離脱が集中した時間:<開始40秒 と 4分10秒>

# 制約
- 「サムネを改善する」のような抽象的な提案は禁止。何をどう変えるか具体で書く
- 各提案に「なぜその数値からそう判断したか」の根拠を1行付ける
- 施策の想定効果が小さいものは、正直に「効果は限定的」と書く

プロンプトを使う際の注意点が1つあります。 ChatGPTは指示が長いほど、後半の制約を取りこぼしやすくなります。文字数制限や禁止事項など「絶対に守らせたい条件」は、プロンプトの最後にもう一度書くと守られる確率が上がります。出力が条件を外していたら、「本文の合計文字数を数えて、2,400文字を下回っていたら書き直して」と追撃するのが確実です。

動画化ツールの比較|料金・無料枠・商用利用(2026年7月時点)

結論として、顔出しなしYouTubeの本数を稼ぎたいなら「テキスト投入型の編集ツール」を主力にし、映像生成AIは挿し込み用のサブに置くのがコスト効率で優位です。 以下は執筆時点で確認できた公開情報をまとめたものです。料金・仕様の改定が非常に速い領域なので、契約前に必ず公式サイトで最新の条件を確認してください。

ツール 種別 料金の目安 無料枠の主な制約 商用利用
ChatGPT 台本・企画・静止画 Free/Go 月$8前後/Plus 月$20前後/Pro 月$200前後 高性能モデルの利用回数に上限 生成物の利用は可(利用規約の範囲内)
Vrew テキスト・音声からの自動編集 無料プランあり/有料は月額制 書き出し720p、冒頭10秒にロゴの透かし 有料プランで透かし除去
NoLang テキストから動画自動生成 無料プランあり 月200クレジット(生成20回前後) 無料プランでも商用利用可とされる
Runway 映像生成AI 有料は月$12〜$15前後から 最新世代モデルは無料プラン対象外 無料プランは商用不可+透かし
Kling AI 映像生成AI Standard 月$8.8前後(初月$6.99)/Pro 月$32前後 クレジット制、無料は透かしあり 有料プランで商用可
Gemini系(Veo/Gemini Omni) 映像生成AI Google AI Plus 月1,200円前後/AI Premium 月2,900円前後。API は映像1秒あたり$0.10前後 無料プランでは動画生成不可(2026年6月時点) 有料プランで可
Shorty(当サイトが開発・運営) ショート動画の自動生成 無料プランあり 1本30秒まで/30日で5本まで/保存7日/ショート形式のみ プランの規定に従う

表の見方について補足します。 上の並びは優劣の順ではありません。長尺の解説動画を月10本出したい人と、ショートを毎日1本試したい人では、最適なツールがまったく違います。当サイトが開発・運営しているShortyも選択肢の1つとして挙げていますが、無料プランは1本30秒・30日で5本・保存7日・ショート形式のみという明確な制約があるため、長尺チャンネルの主力にはなりません。「まずショートで検証したい」「台本から縦型を数本試したい」という段階に向いた道具だと理解してください。他のツールにもそれぞれ得意領域があり、どれが最良と断言できるものではありません。

独自視点②:無料枠の本当のボトルネックは「回数」ではなく「尺と透かし」

無料プランを比較するとき、多くの人は「月に何本作れるか」を見ます。しかし顔出しなしYouTubeで実際に詰むのは、そこではありません。詰むのは「1本あたりの尺の上限」と「ウォーターマーク(透かし)」の2つです。

理由は単純です。生成回数が足りなければ、翌月まで待つか、その月だけ課金すればいい。しかし尺の上限は、企画そのものを制約します。「1本30秒まで」なら、8分の解説動画という企画自体が成立しません。透かしも同様で、ロゴが入った動画はチャンネルの見え方を恒久的に毀損します。過去動画を後から差し替えるのは現実的ではないため、「無料で試した数本」がチャンネルに残り続けることになります。

したがって現実的な運用は、「無料枠は検証専用、本番投稿は透かしなしの環境で」と割り切ることです。無料で作った動画をそのまま本番チャンネルに上げるのは、長期的には割に合いません。

顔出しなしYouTubeで「収益化できるAI動画」にする条件

結論として、AIの使用自体は禁止されていません。問題になるのは「独自性がない量産コンテンツ」と「編集努力の痕跡がないコンテンツ」です。 ここを誤解したまま本数だけ増やすと、収益化申請で落ちるか、承認後に収益化が外れます。

YouTubeが見ている2つの軸

2025年7月の収益化ポリシー改定以降、判断軸として繰り返し語られているのが次の2点です。

  1. オリジナリティ:他の誰にも出せない視点・経験・切り口があるか。「AIに聞けば分かること」を並べただけの動画は不利
  2. 編集努力:人間が意図をもって手を加えた痕跡があるか。テンプレートに流し込んだだけの動画は不利

なお、この改定について「生成AIコンテンツを狙い撃ちしたものではない」という趣旨の説明がGoogle日本法人からなされたとも報じられています。AIを使うこと自体がペナルティになるわけではない、というのが公式のスタンスだと理解してよいでしょう。

独自視点③:「全自動」を目指すほど収益化から遠ざかる

副業系の情報でよく見かけるのが「台本から動画まで全自動、あとは投稿するだけ」という訴求です。しかし2026年時点のYouTubeの評価軸に照らすと、この方向性は最も不利な設計です。

理由は、全自動フローが構造的に「オリジナリティ」と「編集努力」の両方を消してしまうからです。全自動で作れるということは、同じツールを使う他の誰でも同じものが作れるということでもあります。

では自動化してはいけないのかというと、そうではありません。自動化すべき工程と、絶対に人力を残す工程を分けるべきなのです。

前者はどれだけ自動化しても評価は下がりません。むしろ、前者を自動化して浮いた時間を後者に投下できるかどうかが、AI活用チャンネルの成否を分けます。「AIで時短する」の本当の意味は、作業時間の削減ではなく時間の配分先を変えることです。

AI利用の開示は必ず設定する

合成音声やAI生成映像を使った動画は、アップロード時に「変更を加えたコンテンツ」に該当するかを確認し、必要な開示設定を行う必要があります。開示の対象範囲や具体的な設定手順はAI生成コンテンツ 表示義務 youtubeで詳しく整理しています。開示を怠ると、ポリシー違反として扱われる可能性があるほか、視聴者からの信頼を失うリスクもあります。開示によって収益化が不利になるわけではないので、迷ったら開示する方向で判断してください。

つまずきやすい7つのポイントと対処法

結論として、失敗の大半は「尺のズレ」「素材の不統一」「ファクトの誤り」の3つに集約されます。 順に潰していきましょう。

  1. 台本の尺が合わない:文字数を指定していないのが原因。「1分=320文字換算で、合計2,400〜2,700文字」のように絶対値で指定する。出力後に文字数を数えさせて検算するのも有効
  2. AIの文章が冗長で退屈:「〜することができます」「〜と言えるでしょう」を禁止語に指定する。「1文は60字以内」「同じ語尾を3回連続で使わない」と制約を足すだけで聞き心地が変わる
  3. 画像の絵柄がバラバラ:シーンごとに個別生成すると必ず起きる。最初に「絵柄の共通指定文」を1つ作り、全プロンプトの末尾に固定で貼る。人物が登場する動画は特に破綻しやすいので、人物を出さない構成にするのが安全
  4. 人物の手や顔が破綻する:生成AI画像の宿命的な弱点。手元のアップや、顔がはっきり写る構図を企画段階で避けるのが最も確実な対処
  5. 事実が間違っている:AIは自信満々に誤情報を出す。数字・日付・固有名詞・法律や規約に関する記述は、必ず一次情報で裏を取る。この記事でも、料金や日付は個別に確認しています
  6. 著作権・肖像権のリスク:実在の人物名、キャラクター名、商標をプロンプトに入れて生成した画像を商用利用するのは危険。フリー素材もライセンス条件(商用可か、クレジット表記が必要か)を必ず確認する
  7. 思ったより時間がかかる:初回は5ステップで4〜5時間かかることも普通。2本目以降はプロンプトを使い回せるので半分以下になります。1本目の所要時間で「AIは時短にならない」と判断するのは早計です

うまくいかないケースを正直に書いておく

この手法が向かない、あるいは成果が出にくいケースもあります。

そして最も重要な前提として、この方法を使えば収益化できる・稼げると保証するものではありません。再生数と収益は、企画の質・市場の需要・継続本数・タイミングに左右されます。AIはあくまで制作コストを下げる道具であり、需要のないテーマを需要のあるテーマに変える力はありません。

公開前チェックリスト

結論として、公開ボタンを押す前に以下の12項目を確認すれば、ポリシー面と品質面の事故はほぼ防げます。

特に上から6つは、後から取り返しがつかない項目です。公開後に気づいて非公開にすると、その動画に付いた評価もリセットされます。

よくある質問

ChatGPTだけで動画は作れますか?

作れません。2026年7月時点でChatGPTに映像を生成する機能はなく、台本・企画・静止画・字幕テキストまでが担当範囲です。映像化には別のツールが必要です。

かつてはChatGPTの有料プラン内でSoraが使えましたが、2026年4月26日に提供が終了しました。現在は「ChatGPTで設計図を作り、Vrewなどの編集ツールや映像生成AIで形にする」という2段構えが標準的なやり方です。

Soraはもう使えないのですか?復活の予定はありますか?

使えません。Web版・アプリは2026年4月26日に終了し、Sora APIも2026年9月24日で終了予定です。復活時期に関する確定情報は公開されていません。

OpenAIは将来的にライセンス形態を変えた提供の可能性に触れたとも報じられていますが、具体的な時期や仕様は公開情報では確認できません。生成済みコンテンツは sora.chatgpt.com/sunset からエクスポートできる案内が出ていましたが、期限を過ぎたデータは削除される扱いです。

ChatGPTの有料プランに入れば動画が作れますか?

作れません。動画生成はプランの問題ではなく、機能自体が提供終了しているためです。Plusに課金しても動画生成メニューは表示されません。

有料プランで改善するのは、高性能モデルの利用回数、画像生成の回数、応答速度などです。2026年7月時点の構成はFree/Go(月$8前後)/Plus(月$20前後)/Pro(月$200前後)/Businessで、台本作成が主目的ならPlus相当で十分なケースがほとんどです。なお、いまだに「PlusでSora 2が使える」と書いている解説記事がありますが、これは終了前の情報が更新されていないものです。

無料でどこまでできますか?

台本・企画・字幕テキストの作成は無料プランでも実用レベルで可能です。ただし映像化ツールの無料枠には、透かし・解像度・尺・商用利用の制限が付くのが一般的です。

具体的には、Vrewの無料プランは書き出し720pで冒頭10秒に透かしが入り、Runwayの無料プランは最新世代モデルが対象外かつ商用利用不可とされています。一方でNoLangのように無料プランでも商用利用可とされるツールもあります。「無料で作れる」と「無料で収益化に使える」は別問題なので、規約の確認は必須です。

AIで作った動画はYouTubeで収益化できますか?

できます。AIの使用自体は禁止されていません。ただし独自性がなく編集努力の見えない量産コンテンツは、収益化の対象外と判断される可能性があります。

2025年7月のポリシー改定以降、「オリジナリティ」と「編集努力」が判断軸として重視されています。AI生成を狙い撃ちしたものではないと報じられており、AIを使ったかどうかではなく、人間の意図と独自の価値が動画に入っているかが問われます。

商用利用しても大丈夫ですか?

ツールとプランによります。多くの映像生成AIは有料プランで商用利用可、無料プランは不可または透かし付きという構成です。契約前に各ツールの規約確認が必須です。

加えて、プランが商用OKでも、生成物の内容が権利侵害していれば別問題です。実在の人物・キャラクター・商標を含むプロンプトで生成した画像や映像を商用利用するのは、プランに関係なくリスクがあります。

ChatGPTの代わりにGeminiやClaudeでもいいですか?

問題ありません。台本作成という工程においては、どのモデルでもワークフローは同じです。使い慣れたものを選んでください。

むしろGoogle系は、GeminiのプランにVeo/Gemini Omni系の映像生成が紐づいているため、台本と映像生成を1つの契約にまとめられる利点があります。ただし無料プランでは動画生成ができない点(2026年6月時点)に注意してください。

動画1本あたり、どのくらい時間と費用がかかりますか?

慣れれば1本1.5〜2.5時間、初回は4〜5時間が目安です。費用はChatGPT Plus相当と動画化ツールを合わせて月5,000〜10,000円程度から始められます。

内訳の目安は、企画10分・台本15分・素材指示書10分・素材と動画化30〜60分・最終調整20〜40分です。2本目以降はプロンプトを使い回せるため大きく短縮できます。映像生成AIを多用する場合はクレジット消費が増えるため、本数が増えるほど費用が跳ねる点に注意してください。

生成した画像の絵柄がバラバラになります。どうすればいいですか?

「絵柄の共通指定文」を1つ作り、全シーンのプロンプト末尾に固定で貼り付けてください。これだけで統一感が大きく改善します。

共通指定文の例は「フラットイラスト調、彩度低め、影は最小限、背景は単色、テキストなし、人物は登場させない」のような形です。人物を登場させない構成にするのが、破綻を避ける最も確実な方法でもあります。それでも揺れる場合は、生成画像ではなく図解スライドやフリー素材に切り替えるほうが早いことも多いです。

ChatGPTが作った台本の内容は、そのまま信用していいですか?

信用してはいけません。数字・日付・固有名詞・法律や規約に関する記述は、必ず一次情報で裏を取ってください。誤情報は収益化にも信頼にも直接響きます。

AIは誤った内容を自信のある文体で書きます。特に「〇年〇月に開始」「料金は〇円」といった具体的な数値は要注意です。実際、この記事で扱ったSoraの提供終了のように、AIの学習時点の知識と現在の事実が食い違っている例は珍しくありません。台本の中で確認が必要な箇所をAI自身に洗い出させ、その一覧を人間が潰していく進め方が効率的です。

顔出しなしでも視聴者に飽きられませんか?

飽きられる原因は顔の有無ではなく、情報密度とテンポです。冒頭15秒での価値提示と、中盤の意外性の挿入で離脱は大きく改善します。

顔出しなしチャンネルで離脱が起きやすいのは、開始30〜40秒付近(前置きが長い)と中盤(同じトーンが続く)の2箇所です。前者は結論を先に言うことで、後者は「多くの人が誤解している点」を1つ入れることで対処できます。BGMや効果音の切り替え、テロップの量や出し方を変えるといった編集面の工夫も有効です。

まとめ

最後に、この記事の要点を整理します。

そして繰り返しになりますが、この領域は半年で主役のツールが消えるほど変化が速いです。特定のツール名に手順を依存させず、「工程」で組み立てておいてください。そうしておけば、次に何かが終了しても、差し替えるのはブロック1つで済みます。料金や仕様は必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。

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