最終更新: 2026年10月4日(数値・条件は同日時点の公開情報と、当サイトの実測に基づきます)
クイズ動画の作り方は、①出題形式と尺を決める → ②AIで問題を作り、事実確認する → ③問題を表(スプレッドシート)にまとめる → ④ナレーションを作る → ⑤BGM・効果音を集める → ⑥テンプレートで画面を作る → ⑦字幕・カウントダウン・正解演出を入れる → ⑧タイトルを付けて投稿し、数字を見るの8工程です。YouTubeショートではこの8工程で1本が完成します。無料のツール(ChatGPTなどの生成AI・Canva・CapCut・無料の効果音サイト)だけで1本目は作れます。

この8工程のうち、台本・ナレーション・画像・字幕・BGMをまとめて自動で作るツールとして、当サイトが開発・運営しているShortyがあります。テーマを1行入れると縦型のショートが出来上がります(無料プランは1本30秒まで・30日で3本まで・保存は7日間・ショート形式のみ)。ただし後で書くとおり、クイズ特有のカウントダウン表示や「正解の選択肢だけ色を変える」演出は自動では入らないので、そこは編集アプリで足す前提です。
検索上位の解説記事は「ChatGPTで問題を作り、Canvaのテンプレートに流し込む」までは共通していますが、AIが作った問題の事実確認のやり方と、テンプレートで量産したときにYouTubeの「量産型のコンテンツ」にどう当たるかには、ほとんど触れていません。クイズは正解が1つに決まることが前提の形式なので、この2つを外すと動画そのものが成り立たなくなります。この記事ではそこまで含めて書きます。ほかのジャンルと比べてクイズを選ぶべきかどうかは、youtube ショート ジャンルの選び方で整理しています。
クイズ動画が伸びやすい理由と、向いていない人
結論:クイズは「答えを見るまで離れにくい」形式なので、ショートの視聴維持率と相性が良いジャンルです。 ただし、その強みはテンポと問題の質がそろったときにしか出ません。
伸びやすい理由は3つあります。
- 答えを待つ理由がある:雑学の「実は〇〇」は、聞いた瞬間に満足して離れられます。クイズは正解が出るまで答えが確定しないので、最後まで見る動機が残ります。冒頭の離脱を減らす考え方はショート動画 冒頭2秒 フックと同じです
- コメントの口実がある:「何問正解できた?」の一言で、視聴者に書き込む理由ができます
- 型を固定しやすい:背景・文字の位置・効果音を一度決めれば、問題を差し替えるだけで次の1本が作れます
一方で、向いていない人もいます。
- 事実確認に時間を割けない人:クイズは間違いがそのまま「答えが違う」というコメントになり、動画の信用が一気に落ちます
- 同じ型を淡々と続けるのが苦手な人:伸びるまで同じ形式を数十本続ける必要があります
- ゲーム画面やアニメの画像を使いたい人:後で書くとおり、権利と「再利用されたコンテンツ」の両面で、収益化を目指すなら選べません
まず決める:出題形式と尺
結論:最初は「3択・1本1問・30〜40秒」のショートから始めるのが作りやすく、本数を増やしてシリーズ化する段階で「3択×4問・60〜75秒」に広げます。
出題形式の比較
| 出題形式 | 1問の目安 | 難しさの調整 | コメントの出やすさ | 作る手間 | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2択(〇×・AかBか) | 8〜12秒 | しにくい(当てずっぽうで50%当たる) | 中 | 最小 | 1問だけの短いショート |
| 3択 | 12〜18秒 | しやすい | 高い | 小 | YouTubeショート向け |
| 4択 | 15〜22秒 | しやすい | 中(選択肢を読み切れない) | 中 | 長めの動画 |
| 穴埋め・並べ替え | 12〜20秒 | 中 | 高い | 中 | 漢字・ことわざ |
| 画像のモザイク・拡大 | 10〜15秒 | 中 | 高い | 大(画像の権利に注意) | 動物・地図 |
| 水平思考クイズ(ウミガメのスープ型) | 40〜60秒 | 難しい | 高い | 大(質問の整合を取る) | 1本1問の謎解き |

2択は作るのが一番楽ですが、半分は当てずっぽうで当たるので「答えを待つ理由」が弱くなります。最初の30本は3択に固定しておくと、難しさの調整と比較がしやすくなります。
水平思考クイズは、出題者が「はい・いいえ・関係ありません」でしか答えない形式で、ショートでは「問題→質問と答えを4〜5往復→真相」で1分に収めます。質問と答えが矛盾しやすいので、AIで作った場合は問題と質問の整合を必ず確認します。
尺の決め方:YouTubeショートは何秒がいいか
YouTubeショートは尺の下限がなく、短いほど最後まで見られやすいので、1本1問・30〜40秒が出発点です。YouTubeパートナープログラムの収益化条件は、登録者1,000人+直近90日のショート視聴1,000万回(または長尺の総再生時間4,000時間)で、2027年2月1日からの新規参加はショート90日2,000万回に引き上げられます。1本に複数問を入れる場合は、3択×4問で60〜75秒程度に組むと間延びしません。尺を伸ばすときは問題数を増やして密度を保つことが大事です。尺ごとの見られ方はショート動画 長さ 最適で詳しく扱っています。
工程1〜2:テーマを決め、AIで問題を作って事実確認する
結論:テーマは「動物の体」「都道府県」「漢字」のように1段下げて固定し、AIには問題の下書きだけを作らせて、正解は必ず自分で裏を取ります。
テーマは1段下げて固定する
「クイズ」だけでは視聴者が何を期待していいか分かりません。「日本地理クイズ」「動物の体のふしぎクイズ」「難読漢字クイズ」のように1段下げ、1本の中でジャンルを混ぜないようにします。都道府県のように題材が決まっているジャンルは、47県を一周したあとのネタの広げ方まで考えておく必要があり、その設計は都道府県クイズ動画の作り方にまとめています。
| テーマの例 | ネタの見つけやすさ | 画像の権利リスク | 長く続けやすいか |
|---|---|---|---|
| 日本地理・都道府県 | 高い(公的な統計・自治体サイト) | 低い(自作の地図で代わりにできる) | 高い |
| 漢字・難読漢字 | 最も高い(辞書) | 最も低い(文字だけで成立) | 中 |
| 動物・生き物 | 高い | 中(AI画像やフリー素材で対応) | 高い |
| 食べ物・料理の常識 | 高い | 中 | 高い |
| 昭和・平成の物 | 中 | 高い(商品写真に注意) | 中 |
| 芸能人・アニメ・ゲーム | 高い | 最も高い(実質使えない) | 低い |
AIへの頼み方(プロンプトの例)
ChatGPTやGeminiに頼むときは、次の要素を入れます。
動物の体のふしぎをテーマに、YouTubeショート用の3択クイズを10問作ってください。
・対象:小学生から大人まで
・難しさ:正答率60〜70%くらい(知っている人は分かるが、知らない人は迷う)
・形式:問題文(30字以内)/選択肢A・B・C(各10字以内)/正解/解説(40字以内)/根拠にした情報源
・禁止:実在の個人名を答えにしない、年号の暗記問題にしない、説が分かれている話題は出さない
選択肢を「10字以内」に絞るのは、スマホの画面で3つ同時に読み切れる長さにするためです(後で書く当サイトの実測で、長い選択肢は字幕が2画面に割れました)。10問作らせて5問に絞るくらいの余裕を持たせると、質の低い問題を捨てられます。
事実確認は1問ずつ
AIの出力をそのまま使うのが、クイズ動画で一番やってはいけないことです。 生成AIは数字・年号・地名の細部を平気で間違えます。最低でも1問につき1回、辞書・公的機関・博物館などのサイトで正解を確かめてください。確認の手順はAI雑学動画 作り方の事実確認の型がそのまま使えます。
特に気をつけたいのは次の3種類です。
- 「一番〇〇な」系(世界一・日本一):統計の年や数え方で答えが変わります
- 俗説(「〇〇は〇〇の語源」など):説が分かれているものはクイズにしない
- 選択肢のほうの間違い:不正解の選択肢が実は正解でもある、という問題がよく混ざります
工程3:問題を表にまとめる
結論:問題は動画を作る前にスプレッドシートに1行1問で並べます。 これがそのまま台本になり、Canvaの一括作成にも使えます。
| 列 | 中身の例 |
|---|---|
| 問題番号 | 1 |
| 問題文 | サイの角は何でできている? |
| A | 骨 |
| B | 歯 |
| C | 毛 |
| 正解 | C |
| 解説 | 主成分はケラチン。人の髪や爪と同じ |
| 根拠 | 確認したサイトの名前 |
| 難しさ | 中 |
15問作って10問に絞る、10問作って5問に絞る、という選別もこの表の上で行います。並べるときは易しい問題から始めて、最後の1問だけ難しくするのが基本です。最初に「分かった」と思わせ、最後に落とすと、「もう1回見て確かめたい」というループ視聴とコメントが生まれやすくなります。
正答率の目安は、3択なら1問60〜70%です。当てずっぽうの期待値が33%なので、「知っている人はほぼ分かり、知らない人は落とす」線になります。正答率が30%を切る難問を並べると、視聴者は「自分には関係ない」と感じて途中で離れます。コメントが書かれるのは「1問だけ落とした」「惜しかった」と感じたときです。
工程4:ナレーションを作る
結論:声は入れたほうが、音を出して見る人にも、画面を見ていない人にも届きます。 顔出し・声出しなしなら、合成音声で十分です。
| 方法 | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| CapCutの読み上げ | 無料 | 編集と同じアプリで完結。声の種類は限られる |
| VOICEVOX | 無料(キャラごとにクレジット表記の規約あり) | PCで動く。落ち着いた男性声から元気な声まで選べる |
| 音読さんなどの読み上げサービス | 無料枠あり・有料は月額1,000円前後 | ブラウザで使える。商用利用の条件を確認 |
| 自分の声 | 無料 | 一番オリジナリティが出る |
クイズのナレーションは「問題文と選択肢を読む → 少し間を置く → 正解と解説を読む」の3つに分かれます。シンキングタイムは声で「3、2、1」と読ませるより、無音か効果音にして画面のタイマーで見せるほうがテンポが良くなります。声の選び方と読み間違いの対策は雑学ショート 声で詳しく扱っています。
3択クイズ動画を1本試すShortyはテーマ入力だけで台本・音声・画像・字幕を自動生成。無料プランは30日3本・30秒まで・保存7日間です。登録不要で台本を見る工程5:BGMと効果音を集める
結論:効果音は「出題音・カウントダウン・正解音・不正解音」の4つを最初に決めて固定します。 毎回選び直すより、固定したほうがシリーズの統一感も出ます。
- 効果音:クイズ用の効果音は、無料の効果音サイト(ポケットサウンドなど)や、クイズの効果音をまとめて配っている個人サイトで手に入ります。正解音と不正解音をはっきり鳴らし分けるだけで、完成度が一段上がります
- BGM:1本を通して同じ曲で構いません。考える時間の緊張感を出したいなら、カウントダウン向けの短いジングルを足します
- 有料素材:Audiostockなどの有料サイトや、BOOTHで売られている効果音パック(正解音・ブザー・ドラムロール・カウントダウンのセット)もあります。購入前に「YouTubeでの収益化に使えるか」を規約で確認します
どの素材でも、「無料」は「何をしてもよい」という意味ではありません。クレジット表記が必要なもの、加工できないもの、収益化動画では使えないものがあります。BGMの選び方と音量の決め方は雑学ショート BGMにまとめています。
将来、案件やアフィリエイトなど収益化の幅を広げる可能性があるなら、最初から商用利用が明記されたロイヤリティフリーの音源で揃えておくと、後で差し替える手間がありません。
工程6:テンプレートで画面を作る(Canva・CapCut)
結論:1本目でレイアウトを作り込み、2本目からは文字と画像の差し替えだけにします。 時間をかけるのはこの1回だけです。
決めておくレイアウト
- 冒頭のフック画面(「全問正解できたら天才」「正答率15%」など。難しさを宣言すると効きます)
- 問題文の位置と文字の大きさ(画面の上から3分の1、太字、縁取り付き)
- 選択肢の並び(縦に並べる。横並びはスマホで読みにくい)
- カウントダウン(3秒か5秒。数字と円形のゲージ)
- 正解画面(正解の選択肢だけ色を変え、一言の解説を出す)
- 問題の切り替え(0.3秒以内。長い切り替えは離脱の原因)
Canvaで作る場合
Canvaには「クイズ」のテンプレートがあり、色や文字を変えるだけで画面ができます。問題が多いときは、スプレッドシートの表を読み込んで1問ずつページを作る「一括作成」の機能を使うと、差し替えの手間が大きく減ります(一括作成は有料プランの機能です)。書き出しは縦型(1080×1920)の動画にします。手順の細部はCanva 雑学動画 作り方と同じです。
CapCutで仕上げる場合
Canvaで作った画面をCapCutに読み込み、ナレーション・効果音・BGM・カウントダウンを重ねます。カウントダウンはCapCutのステッカーやテキストのアニメーションで作れます。1本目を作ったらプロジェクトを複製し、2本目以降は文字と画像だけ差し替えます。基本の操作はCapCut 雑学動画 作り方を参照してください。
スマホだけで作れるか
作れます。ChatGPTのアプリで問題を作り、Canva・CapCutのアプリで画面と編集を行えば、PCがなくても完結します。ただ、文字の微調整が多い形式なので、慣れてくるとPCのほうが早くなります。
かかる時間の目安
検索上位の解説を見ると、手作業の場合は1本目が1〜4時間、型が決まってからは1本15〜25分という目安が多く挙がっています。時間を食うのは編集より、問題の選別と事実確認です。
工程7:字幕・カウントダウン・正解の見せ方
結論:問題文と選択肢は、声の有無にかかわらず必ず画面に文字で出します。 音を消して見る人が多いからです。
- 選択肢は1画面にまとめて出す:AとBが先に出て、Cが次の画面に回ると、視聴者は3つを比べられません
- 文字の途中で改行させない:「巨大/化した歯」のような割れ方は読みにくさに直結します。選択肢を短くするのが一番確実な対策です
- 自動字幕は目で確認する:自動字幕は数字や固有名詞を間違えやすく、クイズはそれ自体が答えになります。問題文・選択肢・正解の3か所は必ず見直します
- 正解は1問ごとにその場で出す:答えを最後にまとめると、途中で興味をなくした人が待たずに離れます
- 最後に1文:「何問正解?コメントで教えて」と、次の問題の予告を入れます
当サイトのツールで3択クイズを1本作ってみた(実測)
ここからは、当サイトが運営するShortyで3択クイズのショートを1本作ったときの記録です。2026年10月4日に、Shortyの生成処理(本番と同じコード)を手元で実行して計測しました。設定は無料プラン相当(1本30秒目安・ショート・声はVOICEVOXの青山龍星・画像はAI生成)です。

入れたテーマ(1行) 「3択の雑学クイズを1問。冒頭で問題文と選択肢A・B・Cを出し、3秒のシンキングタイムを置いてから正解と短い解説を言う。題材は動物の体のふしぎ」
出来上がり タイトルは「【3択クイズ】サイの角は何でできている?」。7シーン・33.2秒の縦型動画で、流れは「問題提起 → 選択肢(A 骨・B 歯・C 毛)→ シンキングタイム → 正解(C 毛)→ 理由(主成分はケラチンで、人の髪や爪と同じ)→ 締め → いいねのお願い」でした。正解と理由は、事実としても正しい内容でした。
| 工程 | かかった時間 |
|---|---|
| 台本 | 約14秒 |
| ナレーション(7シーン) | 約54秒 |
| 画像(7枚) | 約22秒 |
| 字幕・動画の書き出し | 約24秒 |
| 合計 | 約2分0秒 |
直したほうがいい箇所(そのままでは投稿しなかった点)
- 選択肢が2画面に割れた:1画面目に「A カチカチの骨 B 巨大化した歯」、2画面目に「C ぎゅっと固まった毛」が出て、3つを同時に比べられませんでした。しかも「巨大/化した歯」と途中で改行されました。テーマの1行に「選択肢は各5字以内」と書くか、出来上がりをCapCutで1画面にまとめ直します
- シンキングタイムを声で読んだ:「シンキングタイム 3 2 1」をナレーションが読み上げ、間ではなく声で埋まりました。画面のタイマーと無音の3秒に差し替えたほうがテンポが出ます
- タイマーの絵が崩れた:シンキングタイムの画像はAIが描いたもので、数字の形が崩れていました。数字やタイマーのような「文字を含む絵」はAI画像が苦手なので、CapCutのテキストアニメーションで重ねます
- ハッシュタグが汎用的:自動で付いたのは「#Shorts #雑学 #ライフハック」でした。「#クイズ #3択クイズ #動物」のように付け直します
つまり、台本・声・画像・字幕の土台は2分で出来るが、クイズらしさを決める「選択肢の見せ方・カウントダウン・正解の強調」は編集で足す、というのが実際のところです。逆に言えば、問題作りと事実確認に時間を使い、土台づくりは自動に任せる、という分担ができます。
投稿と、伸びないときの見直し
結論:投稿したら「最後まで見られた割合」「1問目の直後の離脱」「コメント数」の3つだけを見ます。
タイトル・説明・ハッシュタグ
- タイトルは問題そのものか、難しさの宣言にします(「【3択】サイの角は何でできている?」「正答率15%の漢字クイズ」)
- 説明欄には、答えの根拠にした情報源を短く書いておくと、訂正コメントへの備えになります
- ハッシュタグはジャンルを表すもの(#クイズ #3択クイズ #都道府県クイズ)を2〜4個
YouTubeの「クイズ」投稿も使える
YouTubeには、チャンネルの投稿(コミュニティ)で選択肢と正解・解説付きのクイズを出す機能があります。ショートの動画内に選択肢ボタンを置くことはできませんが、ショートで出した問題の「続きの1問」を投稿で出すと、登録者との接点が増えます。正解は投稿後に変えられないので、出す前に確認します。
伸びないときのチェックリスト
- [ ] 冒頭2秒で「何のクイズか」と「難しさ」が伝わっているか
- [ ] 1問目の直後で視聴が大きく落ちていないか(落ちているなら簡単すぎるか、正解の出し方で満足させている)
- [ ] 1問が18秒を超えて間延びしていないか
- [ ] カウントダウンが5秒より長くないか(3秒で十分)
- [ ] 選択肢が1画面に収まり、スマホで読み切れる大きさか
- [ ] 正解音と不正解音がはっきり違うか
- [ ] コメントを促す1文が入っているか
- [ ] 1本の中でジャンルが混ざっていないか
- [ ] コメント欄に訂正が並んでいないか(事実確認の見直し)
- [ ] 同じ見た目を20本以上続けて、飽きられていないか
最後の項目は見落とされがちです。まったく同じ背景と配色が何十本も並ぶと、「また同じやつ」とスワイプされます。20〜30本ごとに配色や背景を少し変えます。スワイプされる割合の下げ方はショート スワイプ率を参考にしてください。
収益化で気をつけること:量産型・再利用・著作権
結論:テンプレートを使うこと自体は問題ではありませんが、「中身まで使い回し」「他人の画像や動画に乗っかる」と、収益化が止まる理由になります。
「量産型のコンテンツ」との距離
YouTubeは2025年7月15日に収益化ポリシーを更新し、それまでの「繰り返しの多いコンテンツ」を「量産型のコンテンツ」という名前に変えました。対象になるのは、独自の視点や付加価値がなく、同じ型で大量に作られた印象を与える動画です。テンプレートを使い回し、静止画にAIの声を乗せただけのクイズは、この説明に近づきます。
ただ、問題にされているのは「型を使うこと」ではなく「中身に違いがないこと」です。次の3つで距離を取れます。
- 解説を自分の言葉で1〜2文足す(「実は動物園の飼育員でも間違える」など、調べて分かったこと)
- 他人のクイズ動画の問題をそのまま使わない
- 見た目を定期的に変え、静止画だけで終わらせない(軽い拡大や動きを入れる)
ゲーム画面・アニメ画像のクイズは選ばない
「ゲームの画像を使い、声なしで出す」形式のクイズは、再生数は取りやすい一方、収益化の審査で「再利用されたコンテンツ」と見なされやすい典型です。実際、ゲーム画像と公式動画の切り抜きでショートを出して収益化が止まった、という相談では、「声なしでゲーム画像を並べるのは再利用に当たる」という回答が複数付いています。芸能人の写真は肖像権・パブリシティ権、アニメやゲームの画像は著作権の問題もあります。
画像の権利
| 素材 | クイズ動画で使えるか | 注意点 |
|---|---|---|
| 自分で撮った写真・自分で作った図 | ○ | 他人や他人の作品が写り込んでいないか確認 |
| 商用利用できるフリー素材 | ○(規約次第) | クレジット表記・加工の可否・点数の上限 |
| AIで生成した画像 | ○〜△ | サービスの規約で商用利用を確認。既存の作品に似せない |
| 検索で拾った画像 | × | 出どころが分からない |
| 芸能人・キャラクター・ゲーム画面 | × | 著作権・肖像権 |
素材サイトごとの条件は雑学動画 画像 素材 集め方、問題の元にした本やサイトとの線引きは雑学動画 著作権で詳しく扱っています。クイズの問題文に使う「事実」そのものは著作権の対象になりませんが、雑学本やほかのクイズ本の問題を選び方・並べ方ごと写すのは避けてください。
お金の期待値
ショートの広告収益は、雑学・クイズ系だと1再生あたり0.003〜0.01円ほどが目安で、100万回再生されても数千円から1万円前後です。プラットフォームの収益だけで大きく稼ぐのは難しく、続けた先に「自分のサービスや案件への導線」を置けるかどうかで結果が変わります。「必ず稼げる」という説明には注意してください。
よくある質問
クイズ動画は初心者でも作れますか?
作れます。ChatGPTなどで問題を作り、Canvaのクイズテンプレートと CapCut の基本機能を使えば、編集経験がなくても1本目は完成します。
必要なのは特別な技術より、最初の1本でレイアウトを作り込む根気です。2本目からは問題と画像を差し替えるだけになります。
スマホだけで作れますか?
作れます。ChatGPT・Canva・CapCutはどれもスマホのアプリがあり、問題作りから書き出しまでスマホで完結します。
ただし文字の位置や大きさを細かく直す作業が多いので、本数が増えてきたらPCのほうが早くなります。
費用はかかりますか?
無料で始められます。生成AIの無料枠、Canva・CapCutの無料版、無料の効果音サイトで1本目は作れます。
有料にするなら、読み上げサービス(月額1,000円前後が多い)か、Canvaの有料プラン(一括作成が使える)からです。20本ほど投稿して手応えを見てからで十分です。
YouTubeショートのクイズ動画は何秒がいいですか?
1本1問なら30〜40秒が目安です。ショートは尺の下限がなく、短いほど最後まで見られやすく、ループもしやすくなります。
複数問を入れる場合も、1問あたり12〜18秒に収め、最長3分の上限まで伸ばす必要はありません。
AIで作ったクイズ動画は収益化できますか?
AIを使うこと自体は禁止されていません。問題になるのは、独自の視点がなく同じ型で大量に作られた印象を与える動画です。
AIで問題の下書きを作り、自分で事実確認し、解説を自分の言葉で足した動画なら、AIを使ったことがすぐ問題になるわけではありません。
答えは最後にまとめて出すべきですか?
1問ごとにその場で出すほうが良いです。最後にまとめると、途中で興味をなくした人が答えを待たずに離れます。
最後の1問だけ解説を数秒厚くすると、締めの余韻ができ、コメントやループ視聴につながりやすくなります。
問題のネタが尽きたらどうすればいいですか?
テーマを横に広げず、縦に掘ります。都道府県なら、県庁所在地 → 名産品 → 面積 → 方言 → 難読地名、と枝分かれさせられます。
ネタを集める作業そのものを自動化する方法もあり、1テーマから数十本は取れます。テーマを固定するほど視聴者の期待もそろい、登録につながりやすくなります。
まとめ
- クイズ動画の作り方は、出題形式と尺 → AIで問題作成と事実確認 → 表にまとめる → ナレーション → BGM・効果音 → テンプレートで画面 → 字幕・カウントダウン・正解演出 → 投稿と見直しの8工程
- 最初は3択・1本1問・30〜40秒のYouTubeショートから。本数を増やしてシリーズ化する段階で3択×4問・60〜75秒
- 正答率は1問60〜70%、最後の1問だけ難しく。易しい順に並べる
- AIの問題は1問ずつ裏を取る。選択肢は10字以内にして1画面に収める
- 当サイトの実測では、台本・声・画像・字幕の土台は約2分で出来たが、選択肢の見せ方・カウントダウン・正解の強調は編集で足す必要があった
- ゲーム画面やアニメ画像のクイズは、再利用・著作権の両面で収益化に向かない
次は、同じ「順番に見せて最後まで引っ張る」形式のランキング動画 作り方です。