「ゆっくり動画」を作りたいけれど、なるべくお金をかけずに全部揃えたい——そう思って検索したなら、結論から先に言います。個人が趣味で作って公開するだけなら、台本・音声・立ち絵・編集・BGMのすべてを無料で揃えることができます。ただし「無料」の範囲は工程によって条件が違い、特に収益化(広告収益化・アフィリエイト等)を始めた瞬間に一部だけ課金が必要になるという線引きがあります。この記事では「どこまでなら本当に無料か」「どこから先で財布を開く必要があるか」を、工程ごとに正直に並べます。
なお、霊夢・魔理沙の立ち絵や東方Projectの二次創作については、公式ガイドラインの解釈を誤ると規約違反になりかねない領域です。断定できない部分は「断定しない」まま書きますので、最終判断は必ずご自身で一次情報(配布元の規約・上海アリス幻樂団の公式ガイドライン)を確認してください。
「無料」を謳う記事の中には、非収益・個人利用の話と収益化まで見据えた話をひとまとめにして「完全無料」と書いてしまっているものも見られます。この記事では両者をきちんと分けて説明します。
同じ手順をずんだもん(VOICEVOX)で組む場合の違いは、ずんだもん動画の作り方【2026年版・9ステップ】に無料ツール前提でまとめてあります。
ゆっくり動画作りに必要な5つの要素と無料度の全体像
ゆっくり動画は大きく分けて5つの工程でできています。まずは全体像を一覧で見て、どこが完全無料で、どこに条件付きの無料(または将来の課金リスク)があるかを把握しましょう。
| 工程 | 無料でできること | 無料の限界・注意点 |
|---|---|---|
| 台本 | 自分で書けば0円 | 時間がかかる。AIツール併用でも無料枠あり |
| 音声 | VOICEVOX等が無料で高品質 | キャラごとに規約が違う、クレジット表記が条件のことが多い |
| 立ち絵 | 霊夢・魔理沙素材を無料配布するサイトが複数ある | 配布元ごとに商用利用可否・SNS転用可否が異なり、東方Projectガイドラインの理解も必要 |
| 編集ソフト | YMM4もAviUtlも本体無料 | YMM4は「収益化」する場合に音声合成エンジンの商用ライセンスが別途必要になるケースがある |
| BGM・効果音 | DOVA-SYNDROME等で商用利用可の楽曲が大量にある | クレジット表記の要否は作曲者ごとに異なる場合がある |
つまり「非収益・個人利用」であればほぼ全工程が無料で完結しますが、収益化を視野に入れた瞬間に、編集ソフト側の音声合成ライセンスと、立ち絵・音声それぞれの利用規約の再確認が必須になります。この境界線を知らずに動画を量産し、後から差し替えに追われる人が実際に多いようです(配布サイトの規約解説記事でも「商用利用の段階でつまずく人が少なくない」と繰り返し注意喚起されています)。
台本を無料で書く:掛け合いの型を先に決める
台本は5工程の中で唯一「道具を買う・入れる」必要がなく、時間さえかければ完全に無料で作れる工程です。ゆっくり動画の台本は、次のような型に沿って書くと初心者でも組み立てやすくなります。
- 導入(掴み): 「今日は◯◯について話すぜ」のような一言で、これから何を話すか宣言する
- 本題(3〜5個の話題): 一つのテーマを3〜5個の小さな話題に分割し、霊夢が疑問を投げて魔理沙が答える(あるいはその逆)という掛け合いにする
- 合いの手・ツッコミ: 淡々と説明が続かないよう、要所要所で相方が茶化す・驚く・聞き返すセリフを挟む
- 締め: 話をまとめて終わりの一言で締める
尺の目安は、文字数と読み上げ速度の関係から逆算するのが実践的です。1分の動画であればおおよそ250〜300字程度の会話文が目安になることが多いとされています(読み上げ速度は音声設定によって変わるため、実際に書き出して尺を確認する工程は省略しないでください)。台本作成自体にお金はかかりませんが、「何分の動画に何文字必要か」を把握せずに書き始めると、編集段階で尺が合わずに書き直しになるという失敗が起きやすい工程でもあります。先に尺の目安を決めてから台本を書き始めると手戻りを減らせます。
音声を無料で用意する:VOICEVOXという選択肢
ゆっくり動画の「声」を無料で用意する定番は、無料の音声合成ソフト VOICEVOX です。VOICEVOX本体・エンジン・収録されている各キャラクターの音声ライブラリは無料で配布されており、商用利用そのものに追加費用は基本的にかかりません。
ただし、これは「無条件に自由」という意味ではありません。VOICEVOXに収録されているキャラクターは、それぞれ別のキャラクター利用規約が個別に設定されており、ソフト全体の利用規約とキャラクター個別の規約の両方を確認する必要があります。多くのキャラクターでは「VOICEVOX:キャラクター名」という形式のクレジット表記を行うことで、広告収益化を含む商業利用まで無料で使えると案内されています。逆に、クレジット表記なしで商用利用したい場合は別途契約が必要になる、という整理がされています。音声を動画内でそのまま使う場合だけでなく、加工して別の用途に使う場合もクレジット表記が必要になる、という解説も見られます。
つまり「VOICEVOXは無料で商用利用できる」という情報は大枠として正しいのですが、「クレジット表記をする」という条件がセットになっていることを見落とさないようにしてください。使いたいキャラクターごとに、公式サイトの利用規約ページを開いて個別条件を確認する一手間が、後々のトラブル回避になります。
台本づくりから音声・字幕・BGMまでを手作業で1つずつ組み立てるのが面倒に感じる場合、テーマを入力するだけでショート動画向けの台本・AIナレーション・字幕・BGMを自動生成してくれるShortyのようなツールを試すという選択肢もあります。Shortyは当サイトが開発・運営している自動生成ツールで、無料プランでは30日で5本まで・1本30秒まで・保存7日・縦型ショート形式のみという制限があります。ゆっくり動画そのもの(霊夢・魔理沙のキャラクター)を作るツールではなく、あくまで別ジャンルの自動生成ショート動画ですが、「まず無料で試して動画制作の感覚をつかみたい」人には選択肢の一つになります。本数・尺の制限を理解した上で、無料の範囲でどこまで使えるか試してみるとよいでしょう。
立ち絵を無料で用意する:霊夢・魔理沙は特に規約確認が重要
霊夢・魔理沙のゆっくり立ち絵は、複数の個人・サークルが無料で配布しています。配布サイトによって画風やパーツの充実度が異なり、探せば無料で使える素材は十分に見つかります。
ここで重要なのは、立ち絵素材の著作権は素材を描いた作者にあり、配布元ごとに利用規約が異なるという点です。「YouTubeとニコニコ動画以外の商用利用は禁止」「非商用でも他のSNS転用やアフィリエイトでの使用は不可」といった制限を設けている配布元があるという解説も見られ、「無料配布=何をしても自由」ではありません。加えて、霊夢・魔理沙は東方Projectのキャラクターであるため、立ち絵配布元の規約に加えて、東方Projectを運営する上海アリス幻樂団が公開している二次創作ガイドライン・動画配信サービスへの投稿に関するガイドラインの両方を満たす必要があります。上海アリス幻樂団は個人によるファン活動としての二次創作・動画投稿を認める姿勢を示していますが、原曲の扱いやクラウドファンディングなど個別の項目に細かい条件が付いていることもあるため、「広告収益化がどこまで問題ないか」を断定的に語っている一次情報は見つけられませんでした。判断に迷う場合は、配布元の規約と公式ガイドラインの原文を直接確認することを強くおすすめします。
なお、ゆっくり動画で長年よく使われてきた「きつねゆっくり」素材について、2026年に配布・利用に厳しい制限がかかる可能性があるという話題がゆっくり動画制作者の間で取り沙汰されています。こうした配布状況の変化は個別の配布元の事情によって流動的なので、特定の素材に依存しすぎず、複数の配布元・複数のスタイルの立ち絵を把握しておくほうがリスク分散になります。どの素材が現時点でどう扱われているかは、配布元の告知ページを直接確認するのが最も確実です。
立ち絵の入手先の具体的な比較や、規約の読み方をもっと詳しく知りたい場合は、霊夢 魔理沙 ゆっくり解説 作り方の記事で7ステップに分けて解説しているので、そちらも参考にしてください。この記事では「無料で全部揃える」という軸に絞るため、個別の配布元の詳細な比較には踏み込みません。
編集ソフトを無料で選ぶ:YMM4かAviUtlか
ゆっくり動画の編集ソフトとして代表的なのは「ゆっくりムービーメーカー4(YMM4)」と「AviUtl」です。どちらも本体は無料でダウンロードでき、個人が趣味で動画を作って投稿するだけなら無料の範囲で完結します。
ただし2つには収益化まわりで違いがあります。
- YMM4: ソフト本体は無料ですが、音声合成に使われるライブラリ(AquesTalk)は、収益化・法人利用・業務委託・学校の授業や部活での利用など「商用」に該当する使い方をする場合、別途ライセンス購入が必要になるという解説が複数見られます。金額の目安としては、収録されているライブラリの組み合わせによって数千円〜2万円弱程度になるケースがあるとされています。AquesTalkを含まない「YMM4-Lite」という配布形態も用意されているようです。金額や条件は変更される可能性があるため、動画の収益化を始める前に必ず公式配布ページの最新の利用規約を確認してください。
- AviUtl: 完全無料の動画編集ソフトで、商用利用も可能とされ、出力サイズや出力回数の制限、透かし(ウォーターマーク)の追加もありません。2025年に本体と拡張編集プラグインを統合した「AviUtl ExEdit2」が公開され、2026年にはベータ表記が外れて正式版として提供されています。
つまり「編集ソフトそのものにお金がかかるか」で言えば、AviUtlは収益化しても無料のまま、YMM4は収益化する段階で音声合成ライブラリのライセンス費用が発生し得るという違いがあります。「YMM4を使えば無条件に無料で収益化できる」という情報は不正確なので注意してください。
学習コストの面では両者に違いがあります。YMM4はゆっくり動画・ゆっくり実況に特化して作られているため、立ち絵の口パクや表情差分の切り替え、字幕のタイミング合わせといった「ゆっくり動画ならではの作業」がしやすい設計になっています。一方のAviUtlは汎用の動画編集ソフトで拡張性は高いものの、ゆっくり動画向けの機能を使うには専用のプラグインやスクリプトを別途導入する必要があり、環境構築の手間はYMM4より大きくなりがちです。「編集ソフト代を無料に抑えたいか」「立ち絵まわりの作業効率を優先したいか」で選ぶ基準が変わってきます。収益化前提でコストを最優先するならAviUtl、作業効率を優先しつつ収益化のタイミングでライセンス費用を織り込むならYMM4、という判断軸で考えるとよいでしょう。
Macユーザーの場合、YMM4はWindows向けソフトのため事情がさらに変わってきます。Mac環境での具体的な回避策(仮想環境の導入手順や費用、対応ソフトの比較)は、ゆっくり解説 作り方 Macで詳しく解説しているので、Macで作りたい方はそちらを確認してください。
ここまでの手順、1本ぶんまるごと自動でやりますShorty はテーマを入力するだけで、台本・AI音声・字幕・BGMを揃えた雑学ショート動画を生成します。無料プランは30日5本まで。無料で作ってみるBGM・効果音を無料で用意する
BGMも無料で揃えられる工程の一つです。DOVA-SYNDROMEのような著作権フリーの音楽配布サイトでは、数万曲規模の楽曲が無料で提供されており、商用利用可・クレジット表記は任意(作曲者が個別に表示義務を設けている場合を除く)という整理がされています。甘茶の音楽工房のように、クラシック楽器を使ったアコースティックな楽曲を得意とする配布サイトもあります。
ここでも共通する注意点は、「フリーBGM=すべて同じ条件」ではなく、サイトや作曲者ごとに商用利用の可否・クレジット表記の要否が異なる場合があるということです。動画を公開する前に、使用する楽曲ページの利用規約を都度確認する習慣をつけておくと、後からの差し替えを避けられます。
どこまで無料でいけて、どこから課金が必要になるか
ここまでの内容を、「個人・非収益」と「収益化する場合」に分けて整理します。
| 工程 | 個人・非収益で使う場合 | 収益化する場合の注意点 |
|---|---|---|
| 台本 | 完全無料(自分で執筆) | 変わらず無料 |
| 音声(VOICEVOX) | 無料 | クレジット表記など個別キャラの条件を満たせば無料のまま |
| 立ち絵(霊夢・魔理沙) | 配布元の規約内であれば無料 | 配布元によって収益化・SNS転用の可否が異なる。東方Projectガイドラインとの整合も要確認 |
| 編集ソフト(AviUtl) | 無料 | 収益化しても無料のまま |
| 編集ソフト(YMM4) | 無料 | 音声合成ライブラリの商用ライセンスが別途必要になる場合がある(金額は配布ページで要確認) |
| BGM | 無料 | クレジット表記の要否をサイト・作曲者ごとに確認 |
仮に「非収益・個人利用」で作る場合の実質コストを整理すると、台本(0円)・VOICEVOX(0円・クレジット表記のみ)・立ち絵(0円・規約順守のみ)・編集ソフト(0円・AviUtl/YMM4どちらでも)・BGM(0円・クレジット表記条件のみ)となり、金銭的なコストはほぼゼロです。かかるのはお金ではなく、規約を読む時間と、素材同士の相性を確認する手間になります。逆に「収益化する」場合は、YMM4を選ぶなら音声合成ライブラリのライセンス費用(組み合わせによって数千円〜2万円弱程度とされる)が発生し得る一方、AviUtlを選べばそのコストは避けられます。どちらの編集ソフトを選ぶかが、収益化後のコストを左右する最大の分岐点だと言えます。
この表から分かる通り、「無料で完結するかどうか」は編集ソフトの選び方(YMM4かAviUtlか)と、立ち絵・音声それぞれのキャラクター規約への理解度で決まります。「ゆっくり動画は完全無料で作れる」と煽る情報の多くは非収益・個人利用の話であり、収益化まで含めて完全無料と言い切っている一次情報は見当たりませんでした。逆に「ゆっくり動画は結局お金がかかる」という情報も、AviUtlを使えば編集ソフト側のコストはゼロにできるという点を見落としていることがあります。極端などちらの情報も鵜呑みにせず、工程ごとに条件を確認するのが実際に近い姿勢です。
無料で揃える手順(全体の流れ)
実際に無料の範囲でゆっくり動画を作る場合の流れをステップにまとめます。
- 台本を書く: テーマを決め、霊夢・魔理沙のやり取り形式で会話文を作成する(自分で執筆すれば0円)
- 音声合成ソフトを準備する: VOICEVOXをダウンロードし、使用するキャラクターの利用規約(特にクレジット表記の要否)を確認する
- 立ち絵素材を入手する: 無料配布サイトから霊夢・魔理沙の立ち絵を入手し、配布元の規約(商用利用・SNS転用の可否)を必ず読む
- 編集ソフトを選ぶ: 収益化を予定しているならAviUtlを軸にする、あるいはYMM4を使うなら音声合成ライブラリのライセンス条件を先に確認しておく
- BGM・効果音を選ぶ: DOVA-SYNDROME等から著作権フリーの楽曲を選び、クレジット表記の要否を個別に確認する
- 編集・書き出し: 台本に合わせて立ち絵・字幕・BGMを配置し、動画として書き出す
- 公開前チェックリストを確認する: 下記チェックリストで規約面の抜け漏れがないか最終確認する
公開前の最終チェックリストです。
- [ ] 使用したVOICEVOXキャラクターのクレジット表記条件を満たしているか
- [ ] 立ち絵配布元の規約(商用利用・投稿先プラットフォームの制限)を確認したか
- [ ] 東方Projectの二次創作ガイドライン・動画投稿ガイドラインに目を通したか
- [ ] 収益化を予定している場合、編集ソフト側の商用ライセンス条件(特にYMM4のAquesTalkライブラリ)を確認したか
- [ ] BGM・効果音のクレジット表記要否を確認したか
無料ツールだけで作った動画のクオリティはどのくらいか
無料で揃えた道具だけで作った動画のクオリティが気になる人もいるはずなので、正直に書きます。VOICEVOX・無料立ち絵・AviUtlまたはYMM4・DOVA-SYNDROMEのBGMという組み合わせは、ゆっくり動画として十分に通用する水準のものが作れます。実際、収益化して長く続けているチャンネルの多くも、根本的な素材構成はこの無料の組み合わせをベースにしています。
一方で、有料の要素を足すことで変わってくるのは主に「差別化」の部分です。例えば、オリジナルの立ち絵を絵師に依頼する、有料の音声合成エンジンでより自然な抑揚を出す、有料の効果音・オープニング素材で世界観を作り込む、といった投資は、視聴者に「他のチャンネルと違う」と感じてもらう要素にはなり得ます。ただし、これらはあくまで上乗せの選択肢であり、「無料の組み合わせだと再生されない」という意味ではありません。まずは無料の範囲で1本を最後まで作り切り、公開してみることが、有料化を検討するかどうかを判断する材料になります。
よくある失敗:「完全無料」を鵜呑みにして収益化直前でつまずく
ここで一つ、独自の視点を挟んでおきます。ネット上には「ゆっくり動画は完全無料で作れる」という趣旨の情報が数多くありますが、その多くは非収益・個人利用を前提にした話であり、収益化(広告収益化)を始めた瞬間の条件までは踏み込んでいないケースが目立ちます。実際には、YMM4を使って収益化する場合の音声合成ライブラリのライセンス費用のように、「無料で作り始めたのに、収益化のタイミングで数千円〜2万円弱の費用が急に発生する」という事態が起こり得ます。逆に「ゆっくり動画はお金がかかる」という情報の中には、AviUtlという無料の代替ソフトの存在を考慮していないものもあります。
もう一つの独自視点として、立ち絵・音声それぞれの規約は「配布元ごとに異なる」という前提を忘れがちな点が挙げられます。「VOICEVOXは商用利用OK」「この立ち絵サイトは商用利用OK」という個別の情報を集めても、それぞれのクレジット表記の書き方や表示位置の条件まで一致しているとは限りません。動画を作り始める前に、使う予定の素材・ソフトの規約を一つずつ確認するひと手間が、後からの差し替えややり直しを防ぎます。
規約確認を後回しにして先に何本も動画を作ってしまうと、後から素材を差し替える際に台本・字幕のタイミングまで作り直しになりかねません。最初の1本を作る前に、使う素材・ソフトの規約一覧をメモしておくだけでも、後工程の手戻りをかなり減らせます。
次のステップ:雑学ショート動画全体の作り方を知りたい場合
ゆっくり動画は「雑学動画」というジャンルの中の一つの表現方法です。台本の作り方や投稿後の効果検証まで含めた雑学動画づくり全体の流れを俯瞰したい場合は、雑学動画 作り方で6工程に分けて解説しているので、あわせて参考にしてください。
よくある質問
ゆっくり動画は本当に完全無料で作れますか?
個人が趣味で作って公開するだけなら、台本・音声・立ち絵・編集・BGMのすべてを無料で揃えられます。ただし収益化を始める場合は、編集ソフトによって音声合成ライブラリの商用ライセンス費用が発生することがあります。
VOICEVOXは商用利用しても本当に無料ですか?
基本的に無料ですが、多くのキャラクターで「VOICEVOX:キャラクター名」形式のクレジット表記が条件になっています。キャラクターごとに個別規約があるため、使用前に必ず該当キャラクターの利用規約ページを確認してください。
霊夢・魔理沙の立ち絵はどこでも自由に使えますか?
いいえ。立ち絵の著作権は配布元(作者)にあり、商用利用の可否やSNS転用の可否は配布元ごとに異なります。加えて東方Projectの二次創作ガイドライン・動画投稿ガイドラインへの適合も必要になるため、「自由に使える」と一律に断定はできません。
YMM4とAviUtl、無料で使うならどちらがいいですか?
非収益の個人利用ならどちらも無料で使えます。収益化を予定しているなら、AviUtlは収益化後も無料のままですが、YMM4は音声合成ライブラリの商用ライセンス費用が発生する場合があるため、その点を踏まえて選ぶとよいでしょう。
BGMのクレジット表記は必ず必要ですか?
サイトや作曲者によって異なります。DOVA-SYNDROMEのように基本的にクレジット表記が任意とされているサイトもありますが、作曲者が個別に表示義務を設けている場合は表記が必要です。使用する楽曲ごとに確認してください。
東方Projectの二次創作ガイドラインは動画投稿を禁止していますか?
禁止はしていません。上海アリス幻樂団は個人によるファン活動としての二次創作・動画投稿を認める姿勢を示しています。ただし原曲の扱いなど個別の条件があり、広告収益化の可否を明確に断定している一次情報は確認できなかったため、最終判断は公式ガイドラインの原文を直接確認することをおすすめします。
無料ツールだけで作ると画質や書き出し回数に制限はありますか?
AviUtlやYMM4本体には出力サイズ・出力回数に特別な制限はないとされています。ただし、無料の自動生成ツールを併用する場合は、ツールごとに保存期間・生成本数・尺の上限といった制限があることが多いため、利用するツールの無料プランの条件を個別に確認してください。
収益化しない場合でも規約を確認する必要がありますか?
はい。収益化していなくても、立ち絵・音声・BGMそれぞれの配布元が定める利用規約(クレジット表記や投稿先プラットフォームの制限など)は非収益の場合にも適用されることがあります。「非収益だから自由」とは限らないため、規約は事前に確認しておきましょう。
台本作成にAIツールを使うのは無料でできますか?
無料の範囲で使えるAIツールもありますが、本記事では外部の生成AI APIの利用可否そのものは扱っていません。まずは自分で会話文を書く形で1本作り切り、時間がかかりすぎる場合にツールの併用を検討する、という順番がおすすめです。
無料の組み合わせだけで収益化(広告収益)まで到達できますか?
可能です。VOICEVOXのクレジット表記条件を満たし、立ち絵配布元の規約と東方Projectのガイドラインに沿い、編集ソフト側の商用ライセンス条件(YMM4の場合)をクリアすれば、素材費用そのものは無料〜数千円程度に抑えたまま収益化を目指せます。ただし収益化の審査基準やチャンネルの成長スピードは別の話であり、本記事はそこまでを保証するものではありません。
まとめ
ゆっくり動画は、個人が趣味で作って公開するだけなら台本・音声・立ち絵・編集・BGMのすべてを無料で揃えられます。線引きが生まれるのは主に「収益化」のタイミングで、編集ソフトの選び方(AviUtlは収益化後も無料、YMM4は音声合成ライブラリのライセンスが別途必要になる場合がある)と、立ち絵・音声それぞれのキャラクター規約(クレジット表記の要否、商用利用・SNS転用の可否)への理解度が、実際にかかる費用と手間を左右します。「完全無料」という言葉だけを鵜呑みにせず、工程ごとに一次情報の規約を確認しながら、無理のない範囲で無料ツールを組み合わせていくのが、遠回りに見えて一番確実な進め方です。