Shorty(ショーティー)

ずんだもん動画の作り方を無料で完全解説【2026年版・9ステップ】

公開: 2026-07-28 更新: 2026-09-21 約55分 ずんだもんVOICEVOXYMM4動画編集
ずんだもん動画の作り方を無料で完全解説【2026年版・9ステップ】のアイキャッチ画像

ずんだもん動画の作り方を無料ツールだけで9ステップ解説。VOICEVOXとYMM4の導入から立ち絵の口パク設定、音量の目安、書き出しまで工程別トラブル対処つきで網羅。声とイラストで規約が別という落とし穴と収益化の可否も公式情報で整理します。

雑学ショート動画を、テーマ入力だけで1本作る 台本・AI音声・字幕・BGMまで自動生成。顔出しなしで副業を始める人向け。無料プランは30日5本まで(1本30秒)。 無料で作ってみる
目次

結論から言うと、ずんだもんの動画は「VOICEVOX(声)+有志配布の立ち絵素材(見た目)+ゆっくりムービーメーカー4(編集)」の3点セットで、ソフト代0円のまま最後まで作れます。追加課金が必要になるのは、素材サイトの有料プランや商用BGM、あるいは制作時間を短縮したい場合だけです。ここまでは他の解説記事とだいたい同じ結論になります。

ただし、この記事はもう一歩踏み込みます。顔出しなしYouTubeを副業としてやる人にとって本当に効くのは「無料で作れるか」ではなく、「無料で作ったものを公開して、広告収入まで受け取れるか」だからです。そして、ここには多くの記事が触れていない落とし穴があります。ずんだもんの声(音源)とイラスト(キャラクター)はライセンスの管理主体も条件も別で、片方だけ確認して「収益化OK」と判断すると、企業案件を受けた瞬間にラインを越える構造になっています。

さらに、音源利用規約には「いわゆる情報商材の利用」を明確に禁止する条項があります。副業・稼げる系のジャンルでずんだもんを使おうとしている人ほど、この一文を読まずに走り出しがちです。

この記事では、実際の制作手順を9ステップで最初から最後まで通したうえで、無料ツールの比較表、Mac・スマホしか持っていない人の現実解、そして公式一次情報にもとづく利用規約の整理まで一気に扱います。2026年7月時点の情報です(内部リンク・FAQを2026年9月に増補)。

ずんだもん動画は本当に0円で作れる:最短ルートと総額の内訳

結論:ソフトウェア費用は0円で完結します。必要なのはWindows PCと、初回のセットアップに使う数時間だけです。

ずんだもん動画の制作は、大きく「声を作る」「見た目を用意する」「並べて書き出す」の3工程に分解できます。それぞれで使う定番ツールと費用は以下のとおりです。

工程 使うもの 費用 初回の所要時間 2本目以降
台本を書く テキストエディタ/スプレッドシート 0円 60〜120分 40〜90分
声を作る VOICEVOX(ずんだもん音源) 0円 20〜30分(導入込み) 10〜20分
見た目を用意 有志配布のPSD立ち絵素材 0円(配布者による) 30〜60分 0分(使い回し)
背景・BGM・SE フリー素材サイト 0円 30〜60分 10〜20分
編集・字幕 ゆっくりムービーメーカー4(YMM4) 0円 120〜240分 60〜120分
書き出し YMM4のエンコード機能 0円 10〜40分(PC性能次第) 同左
合計 0円 約5〜9時間 約2〜4時間

初回に時間がかかるのは、ツールの導入と設定、そして立ち絵の口パク設定が原因です。この2つは一度終われば次回以降ゼロになる固定費なので、「1本目が異常に遅い」のは正常です。ここで挫折する人が非常に多いのですが、2本目の制作時間は初回の半分以下になります。

なお、有料に切り替える価値があるとすれば次の3つです。

  1. BGM・効果音のサブスク(月500〜2,000円程度):フリー素材は他チャンネルと被りやすく、音の質感で「量産チャンネル感」が出ます。差別化コストとしては安い部類です。
  2. ストレージとPCスペック:書き出し時間が1本30分を超えると、投稿頻度が物理的に落ちます。
  3. 有料立ち絵・オリジナルキャラ:後述しますが、ずんだもん一本足はリスク分散の観点で不利になる場面があります。

最短ルートのチェックリスト

作り始める前に、以下を上から順に潰してください。順番を間違えると手戻りします。

最後の2項目は制作前に確認すべき項目です。動画を10本作ってから規約違反に気づくのが、この界隈でいちばん痛いパターンです。

工程別トラブル索引:詰まった場所から直す

ずんだもん動画で手が止まる場所は、だいたい決まっています。この記事を上から読む時間がない人は、いま詰まっている工程の行だけ開いてください。

工程 よくある症状 対処を書いた記事
音声(VOICEVOX) Macでアプリが開かない VOICEVOXがMacで開けない8つの原因と解除手順
音声(VOICEVOX) 声のトーン・テンポが単調になる VOICEVOX感情パラメータの設定(話速・音高・抑揚)
音声(VOICEVOX) 音声ファイルが書き出せない VOICEVOXで書き出しできないときの症状別チェックリスト
立ち絵 素材が見つからない ずんだもん・ゆっくり立ち絵素材の無料配布10選
立ち絵 YMM4で立ち絵が出ない YMM4で立ち絵が表示されないときの3症状診断
立ち絵 口パクが動かない YMM4で立ち絵が口パクしない5大原因
編集(YMM4) 音量がアイテムごとにバラバラ YMM4の音量を一括変更する7つの方法
編集(YMM4) 字幕が画面からはみ出す YMM4の字幕改行と折り返し設定
編集(YMM4) フォントが反映されない YMM4でフォントが追加されない原因と対処
書き出し 出力が止まる・進まない YMM4の出力が止まるときの4症状別切り分け
書き出し 動画が真っ黒になる YMM4で動画が真っ黒になる原因と対処
書き出し ファイル容量が大きすぎる YMM4で動画の容量を小さくするビットレート実値表

この索引にある症状はどれも「1本目で必ず一度は踏む」ものです。踏んでから調べるのではなく、該当工程に入る前にタブで開いておくと、制作が止まる時間が目に見えて減ります。

必要な4つの無料ツールと役割分担を比較する

結論:VOICEVOXとYMM4の2つが必須、残りは好みで足すものです。「おすすめツール5選」のような記事に出てくる有料動画編集ソフトは、ずんだもん動画に関しては必須ではありません。

ツール 役割 対応OS 費用 向いている人
VOICEVOX ずんだもんの音声合成(必須) Windows / macOS / Linux 無料 全員
ゆっくりムービーメーカー4(YMM4) 台本→音声→字幕→立ち絵を自動で並べる(実質必須) Windows のみ 無料 解説・ショート量産をする人
AviUtl 汎用の無料動画編集。細かい演出向き Windows のみ 無料 凝った演出を入れたい人
DaVinci Resolve 本格的な無料編集ソフト Windows / macOS / Linux 無料版あり 色調整や本格編集をしたい人
CapCut スマホ/PCで手軽に編集 iOS / Android / Win / Mac 無料版あり スマホ完結したい人

なぜYMM4が「実質必須」なのか

一般的な動画編集ソフトでずんだもん動画を作ると、セリフ1行ごとに「音声ファイルを書き出す→タイムラインに置く→字幕を打つ→立ち絵の口を合わせる」という手作業が発生します。10分の解説動画ならセリフは100行を超えるので、この手作業だけで数時間が溶けます。

YMM4は、台本を1行入力するだけで「VOICEVOXで音声生成 → タイムラインに配置 → 字幕を自動生成 → 立ち絵の口パクを音声に同期」までを自動でやります。この自動化があるかないかで制作時間が3〜5倍変わります。「Premiere Proでも作れる」は事実ですが、作れることと現実的に回せることは別です。

なお、ゆっくり実況・ゆっくり解説のフォーマットそのものの作り方はゆっくり解説 作り方 AI 無料で別途整理しています。ずんだもん動画とYMM4の使い方はかなりの部分が共通するので、あわせて読むと理解が早くなります。

YMM4を使うときの前提条件

なお、ここで挙げた役割分担のうち「動画に組み立てる側」をどう選ぶかは、それだけで判断材料が多い部分です。YMM4・AviUtl・CapCut・Clipchamp を VOICEVOX との相性(字幕の自動配置やタイミングファイルの扱い)で比べたずんだもん動画に使う編集ソフトの選び方に、選定基準だけを切り出してまとめてあります。演出を細かく作り込みたくてAviUtlを選ぶ場合は、ショート用の画面サイズ設定でつまずく人が多いのでAviUtlショート動画の出力設定(1080×1920)を先に見ておいてください。

ずんだもん・ゆっくり・ボイスロイドの違いと、どれで作り始めるべきか

結論:「ずんだもん」はVOICEVOXという無料の音声合成ソフトに入っているキャラクター、「ゆっくり」はAquesTalk系の合成音声+霊夢・魔理沙の立ち絵という古くからのフォーマット、「ボイスロイド」はA.I.VOICEなどの有料音声合成製品の総称です。作り方の骨格(台本→音声→立ち絵→編集→書き出し)は3つとも同じで、違うのは音声エンジンとキャラクターの権利関係だけです。

「ずんだもん 作り方」「ボイスロイド 作り方」「ゆっくり解説 作り方」で検索して別々の記事を読むと、まったく違う作業に見えます。実際には差分はここだけです。

呼び方 声の出どころ 費用 立ち絵 編集ソフト
ずんだもん動画 VOICEVOX(ずんだもん音源) 0円 有志配布のPSD YMM4
ゆっくり解説 AquesTalk系の「ゆっくりボイス」 0円 霊夢・魔理沙の配布素材 YMM4
ボイスロイド実況 A.I.VOICE等の製品(琴葉姉妹など) 1万円前後〜 キャラごとの配布素材 YMM4 / AviUtl
AivisSpeech 独自モデル+配布モデル 0円 任意 YMM4 / 手動

どれで始めるべきかの判断は、ジャンルの飽和度で決めるのが実務的です。 ずんだもんは知名度が高いぶん競合も多く、ゆっくりは歴史が長いぶんフォーマットが確立しています。掛け合い形式にしたい人は霊夢と魔理沙のゆっくり解説動画の作り方7ステップ、AIで台本を含めて時短したい人はゆっくり解説の作り方をAIで時短する9手順、有料の製品音声で音の個性を出したい人はボイスロイド実況の作り方8ステップが、それぞれ同じ工程を別のエンジンで書いた記事です。どれを選んでも、この記事のステップ4以降(立ち絵・編集・書き出し)はそのまま使えます。

ステップ1〜3:VOICEVOXでずんだもんの声を作る

結論:VOICEVOX公式サイトからインストーラを落とし、キャラクターに「ずんだもん」を選んでテキストを打つだけで、ずんだもんの声が出ます。追加課金も会員登録もありません。

ステップ1:VOICEVOXをインストールする

  1. VOICEVOX公式サイト(voicevox.hiroshiba.jp)からインストーラをダウンロードします。
  2. Windows / macOS / Linux 向けの配布があります。Windows・Linuxで NVIDIA GPU を積んでいる場合はGPU版を選ぶと合成が速くなります。Windowsは DirectX12 対応GPUで DirectML も選べます。macOSはCPU合成のみなので、長い台本だと待ち時間が伸びます。
  3. インストーラの容量は数GB規模になることがあります。ストレージに余裕を持たせてください。
  4. 起動して、キャラクター一覧に「ずんだもん」が表示されれば完了です。

ここでいちばん多い足止めがMacです。ダウンロードは終わっているのに「開発元を確認できないため開けません」「壊れているため開けません」と出て起動しないケースは、macOSのセキュリティ設定側の問題なので、ターミナルを使わなくても解除できます。症状ごとの正しい手順はVOICEVOXがMacで開けない8つの原因と対処法にまとめました。インストール後の画面の見方や基本操作を一通りさらいたい場合は、VOICEVOXの使い方2026(スマホでの手順つき)が入門として対応しています。

ステップ2:スタイルを選んで喋らせる

ずんだもんには複数の「スタイル」が用意されており、同じテキストでも印象が大きく変わります。バージョン0.7でスタイル機能が追加され、その後のアップデートで種類が増えてきました。

スタイル 印象 向いている用途
ノーマル 標準的な明るい声 解説の地の文、汎用
あまあま 甘く柔らかい 癒し系、雑談、導入のあいさつ
ツンツン 早口気味で強めのトーン ツッコミ、対話形式の相方
セクシー 落ち着いた低め 語り、シリアスな話題
ささやき 小声 内緒話、伏線の演出
ヒソヒソ ささやきよりさらに息多め 怖い話、ホラー系
ヘロヘロ 力の抜けた声 疲れた、あきれた、オチ
なみだめ 泣きそうなトーン 失敗談、感情の起伏

実務的なコツ:地の文をノーマル、ツッコミをツンツン、オチをヘロヘロに割り当てるだけで、1キャラでも会話のように聞こえます。登場人物を増やさずにテンポを出せるので、素材集めのコストが下がります。

スタイルの切り替えだけでは足りない場合は、話速・音高・抑揚の3つを動かして感情を作れます。どの数値をどう動かすと何が変わるかはVOICEVOX感情パラメータの設定(話速・音高・抑揚)に実値でまとめてあります。台本全体に同じ設定を当てたいときはVOICEVOXパラメータの一括変更とプリセット機能を使うと、1行ずつ触る手間がなくなります。

ステップ3:調声してアクセントを直す

ここが「素人っぽいずんだもん動画」と「聞ける動画」の分岐点です。VOICEVOXは辞書にない固有名詞や英語混じりの単語を高確率で読み間違えます。

  1. アクセント区切りを直す:テキスト入力欄の下に表示されるアクセント調整バーで、山の位置をドラッグして直します。「橋/箸」レベルの違いは視聴者に伝わります。
  2. 読みを直接書き換える:どうしても直らない単語は、カタカナで読みを書いてしまうのが早いです(例:「Web3」→「ウェブスリー」)。
  3. 話速を調整する:解説系は 1.0〜1.2 あたりが聞きやすいゾーンです。ショート動画なら 1.15〜1.3 まで上げてテンポを稼ぐ手もありますが、上げすぎると滑舌が崩れて視聴維持率を落とします。
  4. 抑揚と音高:抑揚を上げると感情が乗りますが、長時間聴くと疲れます。10分以上の動画では抑揚は控えめが無難です。
  5. 間(ま)を入れる:句読点だけでなく、意図的な無音を挟むと「理解の時間」が生まれます。これは視聴維持率に直結します。
  6. 辞書登録を使う:チャンネルで繰り返し出てくる固有名詞は、VOICEVOXの辞書機能に登録しておくと毎回直す手間がなくなります。

6の辞書登録でも読みが安定しない固有名詞(英数字混じり、社名、専門用語)は、辞書の登録単位とアクセント指定の書き方にコツがあります。手順はVOICEVOXアクセント辞書で読み方を指定する全手順に分けて書きました。調声が終わったのに音声ファイルが保存できない・書き出しボタンが反応しないという別系統のトラブルはVOICEVOXで書き出しできないときの症状別チェックリストが対応しています。

ずんだもん以外の無料音声も含めて音質・使い勝手を比べたい場合は無料 音声合成 比較 2026で横並びに整理しています。ずんだもんは知名度が武器である一方、後述するとおり「他チャンネルと被る」という弱点も抱えています。

AivisSpeechを併用する:スマホ対応と配布モデルの扱い

結論:AivisSpeechはVOICEVOXと同系統の無料音声合成ソフトで、配布モデルを追加することで声のバリエーションを増やせます。ただし2026年9月時点でスマホ単体での利用は正式対応しておらず、PCで生成した音声をスマホに持ち込む運用が現実解です。

ずんだもん一本足のリスクを下げる最も安いやり方が、相方の声を別エンジンから持ってくることです。AivisSpeechは配布モデルを読み込む仕組みがあるため、「ずんだもん+配布モデルの相方」という構成が0円で組めます。

注意点は権利の系統が増えることです。VOICEVOXのずんだもんは東北ずん子・ずんだもんプロジェクトの規約、AivisSpeechの配布モデルはモデル配布者の規約と、確認先が二重になります。声を増やすほど「どの声がどの規約か」を台帳で管理する必要が出てくる、という運用コストは先に織り込んでおいてください。

ステップ4〜6:立ち絵素材を用意して口パク・まばたきを設定する

結論:ずんだもんの立ち絵(イラスト)は、有志が配布しているPSD形式の素材を使うのが定番です。PSDならパーツごとに表情・口・目を差し替えられるため、YMM4側で口パクとまばたきを自動化できます。

ステップ4:立ち絵素材を入手する

  1. BOOTHやニコニコ静画などで「ずんだもん 立ち絵」を検索し、PSD形式で配布されている素材を探します。坂本アヒル氏の素材のように、YMM4での簡単なアニメーションに最適化された形でPSDを組んでくれている配布者を選ぶと、設定が一気に楽になります。
  2. ZIPをダウンロードして解凍し、日本語パスや長いパスを避けた場所(例:C:\ymm_assets\zundamon\)に置きます。
  3. 配布者ごとの利用規約を必ず読んでください。ここが見落とされがちですが、立ち絵素材は公式配布ではなく有志の制作物であることが多く、「公式の規約さえ守ればOK」ではありません。配布者が独自に禁止事項(例:R-18禁止、再配布禁止、特定ジャンルでの使用禁止)を設けているケースがあります。
  4. ダウンロードしたら、規約のテキストファイルを素材フォルダごと保管しておきます。数か月後に「この素材どこの誰のだっけ」となるのを防げます。

配布先を1件ずつ探すのが面倒な場合は、商用利用OKの配布元を条件つきで並べたずんだもん・ゆっくりの立ち絵素材を無料入手する配布10選から選ぶと早いです。素材の探し方とYMM4への登録手順がセットになっているので、ステップ5までそのまま進めます。

ステップ5:YMM4にPSD立ち絵を読み込む

  1. YMM4を起動し、キャラクター設定を開きます。
  2. 新規キャラクターを作成し、名前を「ずんだもん」にします。
  3. 「ボイス」の項目で VOICEVOX / ずんだもん を選択します(VOICEVOXが起動していないと候補に出ません)。
  4. 「立ち絵」の項目で、ダウンロードしたPSDファイルを指定します。
  5. 立ち絵の種類として「PSDファイル」を選ぶと、YMM4がレイヤー構造を読み取ります。

ステップ6:口パクとまばたきを設定する

  1. YMM4のPSD立ち絵素材マネージャーを開きます。
  2. 「口」のカテゴリを開き、素材が動かしたい順番に並んでいるかを確認します。一般的には「閉じ→半開き→開き」の順です。順番が逆だと、喋っているのに口が閉じていくという奇妙な動きになります。
  3. 「目」のカテゴリも同様に、「開き→半目→閉じ」の順に並べます。
  4. 口パクの設定を「音声に同期」にすると、生成した音声の音量に合わせて自動で口が動きます。
  5. まばたきは一定間隔でランダムに入る設定にすると自然になります。間隔が短すぎると挙動不審に見えるので、3〜6秒に1回程度が目安です。
  6. 表情差分(怒り、笑顔、驚きなど)はセリフ単位で切り替えられます。全編同じ表情の動画は視聴維持率が落ちやすいので、少なくとも1分に1回は表情を変えるルールを自分に課すと画面が持ちます。

ここまでで「声が出て、口が動くずんだもん」が完成します。設定は保存されるので、2本目以降はこの工程を丸ごとスキップできます。

この工程でつまずいたら、症状で切り分けてください。PSDを指定したのにタイムラインに立ち絵が出てこない場合は、読み込みパス・立ち絵種別・レイヤー構造のどこかで落ちています(YMM4で立ち絵が表示されないときの3症状診断)。立ち絵は出ているのに口だけ動かない場合は、口パク設定と素材の並び順という別の原因です(YMM4で立ち絵が口パクしない5大原因)。この2つは症状が似ているため、切り分けずに設定を触ると直ったかどうかが判断できなくなります。

ステップ7〜9:YMM4で台本を流し込み、動画として書き出す

結論:台本をCSVで用意してYMM4に読み込ませれば、セリフ・音声・字幕・立ち絵の口パクが一括で配置されます。あとは背景とBGMを敷いて書き出すだけです。

ステップ7:台本を用意してCSVで読み込む

  1. スプレッドシート(Excel、Googleスプレッドシートなど)で台本を作ります。列は「キャラクター名」「セリフ」の2列が基本です。
  2. 1行=1セリフにします。1行が長すぎると字幕が画面からはみ出すので、1行20〜30文字を目安に区切ります。
  3. CSV形式(UTF-8推奨)で書き出します。
  4. YMM4のメニューから台本の読み込みを実行し、CSVを指定します。
  5. タイムライン上に、セリフごとのアイテムが自動で並びます。

この「CSV台本」方式が、ずんだもん動画量産の心臓部です。執筆と編集を分離できるので、台本だけスマホで書き溜めておいて、PC作業日にまとめて動画化する運用が組めます。副業として時間が細切れになる人には特に効きます。

台本そのものの書き方――冒頭3秒のフック、離脱しない構成の型、1行の長さ――は編集とは別のスキルです。型とテンプレはショート動画の台本の書き方とテンプレ20選に、AIに書かせる場合の命令文はAI台本プロンプト例7選にまとめています。ここを固めないまま編集技術だけ上げても、視聴維持率は動きません。

ステップ8:背景・BGM・効果音・テロップを整える

  1. 背景:単色やグラデーションでも成立しますが、テーマに合った静止画やループ動画を敷くと情報量が上がります。フリー素材を使う場合は配布元の規約(商用可か、クレジットが要るか)が立ち絵とは別に存在する点に注意してください。素材の探し方とYMM4での設定値はずんだもん動画の背景素材と入れ方に分けて書いています。
  2. BGM:ナレーションより明確に小さくします。感覚的には「BGMだけ聴くと物足りない」くらいが適正です。ナレーションとBGMの音量差が小さいと、内容が頭に入りません。具体的な数値の目安はナレーションとBGMの音量バランスdB早見表に、収益化しても申し立てを受けない音源の選び方は顔出しなし動画のBGM著作権フリー完全ガイドにまとめました。
  3. 効果音:話題の切り替わり、強調、オチに入れます。入れすぎるとうるさくなるので、10分で15〜25個程度が目安です。YMM4での入れ方とボイス・BGMとの音量比はYMM4効果音の入れ方と音量の目安、無料の配布サイトはショート動画の効果音おすすめ無料サイト比較が対応しています。
  4. 字幕:YMM4が自動生成しますが、フォント・縁取り・位置は必ず調整します。背景に埋もれる字幕は致命的で、スマホの小さい画面では特に読めなくなります。縦型ショートで文字がはみ出す場合はYMM4の字幕改行と折り返し設定、位置とフォントの決め方はショート動画のテロップ位置とフォント選びの基準を見てください。
  5. 図解・グラフ:解説系なら、数字は文字で言うだけでなく画面に出します。ここが「AI量産動画」との差になる部分でもあります。

つまずきやすいポイントを3つ補足しておきます。書き出した動画に「プチッ」というノイズや音割れが混ざる場合は録音・編集・出力のどの段階で発生したかを切り分けるYMM4 音声 ノイズ除去 やり方を、入れたはずのフォントが一覧に出てこない・字幕に反映されない場合は権限・キャッシュ・表記ズレの3系統で切り分けるYMM4 フォント 追加されない 対処を参照してください。そしていちばん相談が多いのが「音が小さい」です。これはスライダーを上げても直らないことが多く、編集画面・書き出し・YouTube側のどの層で小さくなっているかを先に特定する必要があります。手順と各パートの音量の目安(dB)はYMM4の音量が小さいときの3層切り分けに、複数アイテムをまとめて揃える方法はYMM4の音量を一括変更する7つの方法にあります。

ステップ9:書き出し設定と投稿

用途 解像度 フレームレート ビットレート目安
YouTube 長尺(解説) 1920×1080 30fps 8〜12Mbps 8〜15分
YouTube ショート 1080×1920(縦) 30〜60fps 8〜15Mbps 60秒以内
TikTok / Reels 1080×1920(縦) 30fps 6〜10Mbps 15〜60秒
  1. YMM4のエンコード設定で解像度・フレームレートを指定します。
  2. 出力形式はMP4(H.264)が最も無難です。
  3. 書き出し時間はPC性能に大きく依存します。10分の動画で5〜30分程度が目安です。
  4. 書き出したファイルを一度スマホで再生して確認します。PCの大画面では読めた字幕がスマホで読めないというミスが最も多いためです。
  5. YouTubeにアップロードし、概要欄にクレジット表記を入れます(次章で詳述)。

書き出しは工程の最後にあるぶん、失敗すると「作業は全部終わっているのに1本も出せない」という最悪の詰まり方をします。よくあるのは3パターンです。進捗バーが途中で止まって進まないときはYMM4の出力が止まる・進まないときの4症状別切り分け、出力したMP4が真っ黒で音だけ鳴るときはYMM4で動画が真っ黒になる原因と対処、ファイルが数GBになってアップロードに時間がかかりすぎるときはYMM4で動画の容量を小さくするビットレート実値表を見てください。

ここで見落としやすいのが解像度の指定ミスです。長尺解説用に1920×1080(横型)で書き出した素材をそのままショートとして投稿すると、フィード上で上下に黒帯が入り画面占有率が落ちます。ショートとして出す場合は必ず1080×1920(縦)で書き出してください。同じ台本を長尺・ショート・横型SNSで使い回したい場合の変換手順はショート動画の縦型・横型の使い分けで整理しているので、複数プラットフォームに展開する予定があるなら先に読んでおくと手戻りが減ります。

ここまでの手順、1本ぶんまるごと自動でやりますShorty はテーマを入力するだけで、台本・AI音声・字幕・BGMを揃えた雑学ショート動画を生成します。無料プランは30日5本まで。無料で作ってみる

MacとスマホだけでずんだもんYouTube動画を作る現実解

結論:VOICEVOX自体はmacOSでも動きますが、YMM4はWindows専用です。したがってMac・スマホユーザーには「Windows環境を用意する」「YMM4を諦めて別の編集ソフトで手作業する」「別の自動化手段を使う」の3択しかありません。

ここは多くの記事が「CapCutでも作れます」で流してしまう部分ですが、実際にはコストと手間の性質がまったく違うので、正面から比較します。

手段 費用 自動化の度合い 現実的な制作時間(10分動画) 向いている人
Mac + Parallels等でWindows環境 仮想化ソフト+Windowsライセンス(有料) 高(YMM4がそのまま使える) 2〜4時間 Macを買い替えたくない人
macOS版VOICEVOX + DaVinci Resolve 0円 低(音声を1本ずつ配置) 5〜10時間 本数が少ない人
スマホのずんだもん系読み上げアプリ + CapCut 0円〜 中(口パクは基本なし) 1〜3時間 ショート中心の人
ショート動画の自動生成ツール 無料枠あり/有料 数分〜数十分 まず本数を出したい人

Mac:Parallels Desktop等でWindowsを動かすのが最短

YMM4の自動化を諦めたくないなら、これが結局いちばん早いです。Parallels DesktopなどでMac上にWindows環境を作れば、通常のWindows PCと同じようにYMM4が動きます。仮想化ソフトとWindowsライセンスの費用は発生するので「完全無料」ではなくなりますが、制作時間が半分以下になることを考えると、本数を出す前提なら回収は早い部類です。

仮想化にお金をかけたくない場合は、Macネイティブで完結させる3ルート(DaVinci Resolve手作業/クラウド編集/別ソフト)の比較が必要になります。所要時間と割り切りどころを実測ベースで並べたのがゆっくり解説のMacでの作り方(YMM4非対応の壁を突破)です。ずんだもんでも手順は同じで、VOICEVOX側のキャラ選択が変わるだけです。

スマホ完結:ショート特化なら成立する

スマホだけの場合、ずんだもんの声はiOS/Android向けの読み上げアプリで作り、CapCutなどで編集する流れになります。ただし口パクの自動同期は基本的にできないため、立ち絵は静止画のまま扱うか、パーツをいくつか用意して手動で切り替えることになります。60秒のショートなら現実的ですが、10分の解説動画をこの方式でやるのは体力的にきついです。

iPhoneしか持っていない人向けに、YMM4を使わない代替3ルートを手順まで落としたのがゆっくり動画の作り方をiPhoneだけで完結させる方法です。スマホアプリだけで雑学ショートを組む場合の全体像は雑学ショート動画はスマホだけで作れるかにまとめています。

「まず本数を出す」ことを優先するなら、ショート動画の自動生成ツールを工程の一部に組み込む選択肢もあります。たとえば当サイトが開発・運営しているShortyは、台本からショート形式の動画を組み立てるところを自動化するツールです。ずんだもんの声そのものを扱うものではないので「ずんだもん動画を作る道具」ではありませんが、「台本の型が回るかどうかを、編集に時間をかける前に検証する」用途では使えます。無料プランには1本30秒まで/30日で5本まで/保存は7日間/ショート形式のみという制約があるので、量産の本番運用ではなく試作フェーズ向けと考えてください。もちろんYMM4とVOICEVOXだけで最後まで作るほうが表現の自由度は高く、どちらが良いかは目的次第です。

【必読】ずんだもんの声とイラストは「別ライセンス」という落とし穴

結論:ずんだもんの声(音源)は、クレジット表記をすれば商用・非商用ともに使えます。一方でイラスト(キャラクター)は、クリエイターの二次創作としては原則「非営利」の枠組みで運用されており、企業案件やスポンサー付きの利用は別扱いです。この2つを混ぜて理解すると事故ります。

ここが本記事でいちばん伝えたいところです。順に整理します。

1. VOICEVOX本体の利用規約

VOICEVOX公式の利用規約では、「商用・非商用問わず利用することができます」と明記されています。同時に、「ご利用の際は VOICEVOX を利用したことがわかるクレジット表記が必要です」とされています。また「作成された音声を利用する際は、各音声ライブラリの規約に従ってください」とあり、キャラクターごとの規約が別に存在することが示されています。

禁止事項としては、ソフトウェアの無断再配布、逆コンパイル・リバースエンジニアリング、製作者または第三者に不利益をもたらす行為、公序良俗に反する行為が挙げられています。

2. ずんだもんの音源利用規約(東北ずん子・ずんだもんプロジェクト)

ずんだもんの音源については、東北ずん子・ずんだもんプロジェクトの公式サイトに音源利用規約があります。ここには「商用、非商用ともにご利用いただけます」と書かれており、クレジット表記の書式も具体的に示されています。

クレジット表記をする場合は申請不要です。逆に、クレジット表記をせずに商用利用したい場合は申請が必要で、公式には1キャラクターあたり40万円(+消費税)という金額が案内されています。副業でYouTubeをやる分にはクレジットを書けば済む話なので、素直に書きましょう。

そして重要なのが禁止事項です。公式規約には以下が挙げられています。

  1. 公序良俗に反する利用
  2. 政治活動、宗教活動またはそれらにつながる行為での利用
  3. いわゆる情報商材の利用
  4. 嘘やフェイク、意図的に虚偽の情報や誤解を招く内容
  5. 風俗営業等業種での利用
  6. 反社会的勢力の利用

独自視点①:「副業で稼ぐ」系のずんだもん動画は、この3番と4番のグレーゾーンに片足を突っ込みやすい。「月◯万円確定」「誰でも簡単に稼げる」といった煽りで自作の教材やコンサルへ誘導する構成は、情報商材の販促そのものと見なされる可能性があります。誇大な数字を出して視聴者を誤認させれば4番にも触れます。ずんだもんを使って副業ジャンルを扱うこと自体が禁止されているわけではありませんが、「規約で明示的に名指しされているジャンルに近い場所で商売をしている」という自覚は持っておくべきです。この点に触れている解説記事はほとんどありません。

3. キャラクター(イラスト)の利用ガイドライン

立ち絵を画面に出す時点で、音源とは別の「キャラクター利用のガイドライン」が関わってきます。公式ガイドラインでは、クリエイターの二次創作は原則として非営利での活動に限る、という枠組みが示されています。東北6県(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)に本社を置く企業・公共団体であれば商用利用が可能、という東北支援を目的とした特例もあります。

そのうえで、YouTubeについてはこう書かれています。「個人が自分のBlogやYoutubeに広告を出す、スーパーチャットを受け取る、ニコニコ動画でクリエイター奨励プログラムに参加する程度は非商用の範囲とさせていただきます」。つまり、個人が自分のチャンネルでYouTube広告収入を得ることは、非商用の範囲として扱われています。

一方で、企業に属しているYouTuberやVTuber、スポンサーのつく案件では有償利用となるとされています。またコピーライト表記(c)は必要ありません、とも明記されています。

独自視点②:ここが副業勢にとっての本当の分岐点です。「ずんだもんは収益化OK」という説明は、個人が広告収入を得る範囲では正しい。しかしチャンネルが伸びて企業から案件が来た瞬間、あるいは自分で法人を作った瞬間、あるいは企業に所属して動画を作る立場になった瞬間、同じ動画・同じ立ち絵でもライセンスの区分が変わります。「収益化できたからもう安心」ではなく、「収益の出どころが変わったら規約を読み直す」が正しい運用です。

用途別の早見表

ケース 音源(声) キャラクター(イラスト)
個人がYouTube広告収入を得る クレジット表記で可 非商用の範囲として扱われる
スーパーチャットを受け取る クレジット表記で可 非商用の範囲として扱われる
企業案件・スポンサー付き動画 クレジット表記で可(商用可) 有償利用の扱い
企業所属のYouTuber/VTuberとして活動 クレジット表記で可 有償利用の扱い
情報商材の販促に使う 禁止事項に該当
政治・宗教活動での利用 禁止事項に該当 禁止

規約は改定されます。実際にキャラクター利用ガイドラインは対象タグの追加など更新が入っており、この記事の内容も含めて「読んだ時点の情報」でしかありません。案件を受ける前、法人化する前、大きな投資をする前には、必ずVOICEVOX公式サイトと東北ずん子・ずんだもんプロジェクト公式サイト(zunko.jp)の原文にあたってください。

VOICEVOX全般の商用利用ルールとYouTubeでの具体的な書き方はVOICEVOX 商用利用 YouTubeでさらに詳しく整理しています。

クレジット表記の実務

伸びるずんだもん動画にする改善ポイントと、やってはいけない量産パターン

結論:2025年7月15日のYouTube収益化ポリシー更新以降、「テンプレをなぞっただけの大量生産」は明確に不利になりました。ずんだもん動画そのものが禁止されたわけではありませんが、差別化しないと収益化審査で落ちる確率は上がっています。

2025年7月のポリシー更新で何が変わったか

YouTubeは2025年7月15日、パートナープログラム(YPP)の収益化ポリシーを更新し、従来の「反復的なコンテンツ(repetitious content)」というポリシー名を「Inauthentic Content(独自性のないコンテンツ)」へと変更しました。目的は、大量生産されたコンテンツや反復的なコンテンツをより正確に識別することにあるとされています。

このニュースは「AI動画が全面的に収益化不可になる」という誤解を生みましたが、AIの使用そのものが禁止されたわけではありません。編集・分析・独自の価値提供といった人間の創作性が明確にあるコンテンツは、引き続き収益化の対象です。狙われているのは、テンプレートと合成音声を組み合わせただけの低付加価値な量産コンテンツです。

なお、ポリシーの詳細や運用は継続的に更新されるため、最新の条件はYouTube公式ヘルプで確認してください。

実際に落ちた・剥奪された事例から逆算するのが最も早い学習法です。ずんだもんで審査が通らなかったときに何を直すべきかはずんだもん動画の収益化が通らない原因と対処、同じフォーマットで先に大量の事例が出ているゆっくり解説側の剥奪パターンはゆっくり解説の収益化剥奪はなぜ起きるのかにまとめています。審査に落ちた直後にやるべき順番は収益化の審査に落ちたゆっくり解説チャンネルが次にやる手順が対応しています。合成音声を使ったこと自体を開示する義務があるのかという論点はAI生成の表示義務2026(台本と合成音声は開示不要)で30ケースの判定表にしました。

雑学ショートをずんだもんで作るときの声とBGMの決め方

結論:雑学ショートで最も再生数に効くのは編集の凝り方ではなく、声のテンポとBGMの選び方です。60秒の中で情報を詰めるフォーマットでは、聞き取りやすさがそのまま視聴維持率になります。

雑学というジャンル自体の組み立て方(ネタ源・事実確認・投稿頻度)は雑学動画の作り方2026(6工程の完全ガイド)が本体です。ずんだもんは「誰が喋るか」の部分でしかないので、ジャンル設計はそちらを先に読んだほうが結果が出ます。

独自性のあるずんだもん動画にするチェックリスト

投稿前に、以下のうち最低4つに「はい」と答えられるか確認してください。

やってはいけない量産パターン

  1. 他サイトの記事をそのまま読み上げるだけ:独自性がないうえ、著作権上のリスクもあります。
  2. 同一テンプレを1日10本投稿する:まさに「大量生産・反復コンテンツ」の定義に当てはまります。
  3. AIが書いた台本を無編集で流す:事実誤認が混ざりやすく、音源利用規約の「意図的に虚偽の情報や誤解を招く内容」に接近します。
  4. 「必ず稼げる」系の煽り:規約リスクとYouTubeポリシーリスクを同時に踏みます。
  5. 立ち絵が終始無表情でBGMも一定:視聴維持率が伸びず、結果として収益にもつながりません。

ずんだもん一本足のリスク

ずんだもんは知名度が高い=競合も多いという表裏があります。検索結果でも「ずんだもん動画大量発生問題」「ずんだもん・ゆっくり実況は終了?」といった議論が出ているとおり、フォーマットの飽和は現実の問題です。

現実的な対処は次の3つです。

「ジャンルを絞る」を実践する場合、ずんだもんが解説する対象を雑学・豆知識に振り切るチャンネルは飽和が比較的緩い部類です。企画のネタ探しから台本の組み立てまでの全工程は雑学動画の作り方で扱っているので、ずんだもんという声・見た目の資産をそのまま活かしつつジャンルだけ変える場合の参考になります。

うまくいかない可能性についても書いておく

正直に言うと、ずんだもん動画を作れば伸びるという時代はすでに終わっています。ツールが無料で誰でも作れるということは、供給が過剰になるということです。3か月継続しても再生数が二桁のまま、という結果は珍しくありません。収益化条件(チャンネル登録者1,000人+総再生時間4,000時間、またはショート再生回数の基準)に到達できずに終わる人のほうが多数派です。

それでも取り組む価値があるとすれば、「台本を書く力」「情報を整理して図解する力」「サムネで注意を引く力」が、ずんだもん動画に依存しない資産として残るからです。ツールは代替可能ですが、この3つは代替されにくい。ずんだもん動画は、その練習台としてコストが極端に低いという点にこそ意味があります。

手作業での量産に限界を感じたら、テーマを入れるだけで1本分を出力するタイプのツールを併用する手もあります。そうした自動生成系と手作業系の違いは雑学動画メイカーの比較で整理しています。

よくある質問

ずんだもんの動画は完全に無料で作れますか?

作れます。VOICEVOX(音声)、有志配布の立ち絵素材、ゆっくりムービーメーカー4(編集)はいずれも無料で、ソフト代0円で完成まで到達できます。

追加費用が発生するのは、BGMや効果音の有料素材、商用フォント、Macで仮想化ソフトを使う場合のライセンス料などです。ただしこれらはすべて任意で、無料素材だけで完結させることも可能です。時間だけは確実にかかるので、「金銭コストがゼロ」であって「コストがゼロ」ではないと理解しておくと計画が立てやすくなります。

ずんだもんの動画で収益化できますか?

個人が自分のYouTubeチャンネルで広告収入を得ることは、公式ガイドライン上「非商用の範囲」として扱われています。声についてもクレジット表記をすれば商用・非商用ともに利用可能です。

ただし注意点があります。企業に所属しているYouTuber・VTuber、あるいはスポンサーのつく案件では有償利用の扱いになると公式に明記されています。個人での広告収入とタイアップ案件は別物です。また、収益化そのものはYouTube側のポリシー(YPP参加条件)にも左右されます。規約は改定されるため、案件を受ける前には必ず公式サイトの原文を確認してください。

クレジット表記は具体的に何と書けばいいですか?

VOICEVOX:ずんだもん と書きます。YouTubeなら動画の概要欄に記載するのが最も一般的です。

複数キャラクターを使った場合は VOICEVOX:ずんだもん、VOICEVOX:四国めたん のように全員分を列記します。公式は「ユーザーが気になって見にいった際にはわかる程度のところ」への記載を求めているため、概要欄のほか動画内のクレジット表示でも構いません。なお立ち絵素材については、配布者が表記を求めている場合はその指示に従ってください。キャラクター利用ガイドライン上、コピーライト表記(c)自体は必要ないとされています。

クレジットを書かずに使うことはできますか?

公式には、クレジット表記なしでの商用利用は申請が必要で、1キャラクターあたり40万円(+消費税)という金額が案内されています。副業レベルではクレジットを書くのが現実的です。

概要欄に一行書くだけで済むので、コスト対効果を考えれば書かない理由がありません。テンプレをメモアプリに保存しておき、投稿のたびに貼り付ける運用にすれば書き忘れも防げます。金額や条件は改定される可能性があるので、実際に申請を検討する場合は公式の原本を確認してください。

Macでずんだもん動画は作れますか?

VOICEVOXはmacOSに対応していますが、定番編集ソフトのYMM4はWindows専用です。Macで作るには仮想化ソフトでWindows環境を用意するか、別の編集ソフトで手作業する必要があります。

Parallels Desktopなどを使えばMac上にWindows環境を構築でき、YMM4を通常どおり使えます。費用は発生しますが、YMM4の自動化(音声生成・字幕・口パク同期の一括処理)が使えるメリットは大きく、本数を出すなら結果的に安上がりです。DaVinci ResolveなどMac対応の編集ソフトで手作業する方法もありますが、10分動画で5〜10時間かかる覚悟が必要です。またmacOS版VOICEVOXはCPU合成のみで、GPU加速が使えない点も押さえておきましょう。

スマホだけでずんだもん動画は作れますか?

60秒以内のショート動画であれば現実的に作れます。読み上げアプリで音声を作り、CapCutなどで編集する流れです。

ただし口パクの自動同期は基本的にできないため、立ち絵は静止画のまま扱うか、口の開き具合が違う画像を数枚用意して手動で切り替えることになります。10分の解説動画をこの方式で作るのは手数が多すぎて現実的ではありません。スマホ完結を狙うならショート特化に割り切り、長尺をやりたくなった時点でPC環境を検討するのが合理的です。

YMM4でずんだもんの声が選択肢に出てきません。なぜですか?

VOICEVOXが起動していないことが原因のケースがほとんどです。YMM4はVOICEVOXのエンジンに接続して音声を生成するため、VOICEVOXを閉じているとキャラクター一覧に表示されません。

VOICEVOXを起動した状態でYMM4のキャラクター設定を開き直してください。それでも出ない場合は、VOICEVOXのバージョンが古い、セキュリティソフトが通信をブロックしている、ポートが他のアプリと競合している、といった可能性があります。まずVOICEVOX単体でずんだもんが喋ることを確認してから、YMM4側の設定に進むと切り分けが早くなります。

ずんだもんの声が読み間違えます。どう直せばいいですか?

アクセント調整バーで区切りと山の位置を直し、それでも直らない語はカタカナで読みを直接書き換えます。繰り返し出る固有名詞は辞書登録が有効です。

VOICEVOXは辞書にない固有名詞、英数字混じりの単語、専門用語で読みを外しやすい傾向があります。テキスト入力欄の下に出るアクセント調整で、単語の区切り位置とアクセントの山をドラッグして修正できます。英語表記は思い切ってカタカナに置き換えたほうが確実です。チャンネルのテーマ上どうしても頻出する単語は、辞書機能に登録して毎回の修正をなくしましょう。

2025年7月のYouTubeポリシー変更でずんだもん動画は収益化できなくなりましたか?

いいえ。AIや音声合成の使用そのものが禁止されたわけではありません。対象は、テンプレートをなぞっただけの大量生産・反復コンテンツです。

2025年7月15日、YouTubeは従来の「反復的なコンテンツ」ポリシーを「Inauthentic Content(独自性のないコンテンツ)」へと名称変更し、大量生産・反復コンテンツをより正確に識別する方向へ更新しました。編集・分析・独自の価値提供といった人間の創作性が明確なコンテンツは引き続き収益化の対象とされています。逆に言えば、同一テンプレの連投や他サイト記事の読み上げだけの動画は不利になります。ポリシーの運用は変わりうるため、最新情報はYouTube公式ヘルプで確認してください。

立ち絵素材は公式のものを使わないといけませんか?

有志が配布しているPSD素材を使うのが実務上の定番です。ただし配布者ごとの利用規約に従う必要があります。

BOOTHやニコニコ静画などで配布されているPSD立ち絵は、YMM4での口パク・まばたきに最適化された形で作られているものが多く、導入が容易です。一方で、これらは公式配布ではなく制作者個人の作品なので、「東北ずん子・ずんだもんプロジェクトの規約さえ守ればOK」ではありません。再配布禁止、特定ジャンルでの使用禁止など、配布者が独自のルールを設けている場合があります。ダウンロード時に規約テキストを素材と一緒に保管しておくと、後で確認しやすくなります。

ずんだもん動画の背景は何を使えばいいですか?

フリー素材の静止画かループ動画を1枚敷けば成立します。凝るより先に、配布元が商用利用を許可しているかを確認してください。

背景は立ち絵やBGMと違って「なくても動画は成立する」要素ですが、単色のままだと画面がチャンネル固有に見えません。逆に動きの強い背景を敷くと字幕が読めなくなります。素材の探し方、YMM4での配置と不透明度の設定値、規約上の注意点はずんだもん動画の背景素材と入れ方にまとめてあります。

YMM4の音量は何dBを目安にすればいいですか?

ボイスを基準(0dB付近)にして、BGMを-18〜-22dB、効果音を-10〜-14dB前後に置くのが出発点です。そのうえで書き出したファイルをYouTubeにアップし、他チャンネルと交互に再生して最終判断します。

数値をそろえても「小さい」と感じる場合、原因はスライダーではなく書き出し時の自動音量調整であることが多いです。YMM4には出力時に動画全体の音量を引き下げる機能があり、タイムライン上の1つの大きな音に反応して全体が小さくなります。編集画面・書き出し・YouTube側の3層に分けた切り分け手順はYMM4の音量が小さいときの3層切り分けに、ボイスとBGMの差をdBで決める早見表はナレーションとBGMの音量バランスdB早見表にあります。

MacでYMM4を使う方法はありますか?

2026年9月時点でYMM4のmacOS版は提供されていません。Parallels DesktopなどでWindows環境を用意するか、Macネイティブの別ルートで作るかの2択です。

「mac ymm4」で検索してたどり着く情報の多くは仮想化の話ですが、費用をかけずに済ませたい人向けの代替ルートもあります。DaVinci Resolveでの手作業、クラウド編集ツールの利用など、それぞれの所要時間と割り切りどころを比較したのがゆっくり解説のMacでの作り方(YMM4非対応の壁を突破)です。なおVOICEVOX本体はmacOSに対応しているので、音声だけMacで作ってWindows機で編集する分業も成立します。

AivisSpeechはスマホから使えますか?モデル配布はどこで手に入りますか?

スマホ単体での利用は正式対応しておらず、PCで音声を生成してスマホに転送する運用が現実解です。配布モデルは専用の配布サイトから追加します。

AivisSpeechは配布モデルを読み込む仕組みを持っているため、ずんだもんとは別系統の声を無料で足せます。追加手順と、モデルごとに異なる商用利用の条件についてはAivisSpeechのモデル追加ガイドを参照してください。スマホでどこまでできるかの現状はAivisSpeechの使い方まとめ(スマホで動画は作れる?)にまとめています。

ゆっくり解説で収益化が剥奪されたという話を聞きます。ずんだもんでも起きますか?

起きます。剥奪の原因は「ゆっくりだから」ではなく、テンプレ量産・他サイト記事の読み上げ・独自性の欠如だからです。声をずんだもんに変えても、中身が同じなら判定は同じになります。

2025年7月のポリシー更新以降、同一テンプレの連投や無編集のAI台本は「Inauthentic Content」として扱われやすくなりました。実際に剥奪されたゆっくり解説チャンネルに共通するパターンはゆっくり解説の収益化剥奪はなぜ起きるのかに整理しています。審査に落ちた直後に何から手をつけるかは収益化の審査に落ちたチャンネルが次にやる手順が対応しています。

VOICEVOXの使い方そのものをもっと基礎から知りたいのですが

この記事のステップ1〜3はずんだもん動画を作る文脈に絞った説明です。ソフト単体の画面の見方や基本操作から知りたい場合は、入門として書いたVOICEVOXの使い方2026(スマホでの手順つき)のほうが順番どおりに追えます。

そのうえで、詰まりやすい個別論点は記事を分けています。アクセントや読み方の固定はVOICEVOXアクセント辞書で読み方を指定する全手順、商用利用とクレジット表記の線引きはVOICEVOX 商用利用 YouTube、VOICEVOXと相性のいい編集ソフトの比較はVOICEVOX動画編集ソフト比較2026です。

ボイスロイドの作り方とずんだもんの作り方は何が違いますか?

工程はまったく同じで、違うのは音声エンジンと費用だけです。ボイスロイド(A.I.VOICEなど)は1万円前後の有料製品、ずんだもん(VOICEVOX)は無料。台本→音声→立ち絵→編集→書き出しという流れも、使う編集ソフト(YMM4)も共通です。

したがって「ボイスロイド 作り方」を探している人も、この記事のステップ4以降はそのまま使えます。有料製品を選ぶ理由は、声の表現力と、無料音源ほど他チャンネルと被らない点です。製品側の導入から実況の組み立てまではボイスロイド実況の作り方8ステップにまとめています。

ずんだもん動画は何本くらい作れば結果が出ますか?

明確な本数の保証はありません。「◯本で収益化できる」と断言する情報は疑ってください。

ジャンル、台本の質、サムネイル、投稿頻度、市場の飽和度で結果は大きく変わります。3か月継続しても再生数が伸びないケースは珍しくなく、収益化条件に届かずに終わる人のほうが多数派です。現実的な進め方は、まず10本を出してデータを取り、視聴維持率とクリック率が伸びているテーマに寄せていくこと。本数を目標にするより、「どのテーマの離脱が浅かったか」を指標にしたほうが改善が早くなります。10本作れば、少なくとも自分の台本の癖と、視聴者が離脱する典型的なタイミングは見えてきます。

まとめ

ずんだもん動画は、VOICEVOX(声)+PSD立ち絵素材(見た目)+YMM4(編集)で、ソフト代0円のまま完成まで到達できます。初回は5〜9時間かかりますが、設定は一度で終わるため2本目以降は2〜4時間まで落ちます。

本記事のポイントを整理します。

  1. 必須ツールは2つだけ:VOICEVOXとYMM4。YMM4の自動化(音声生成・字幕・口パク同期の一括処理)があるかどうかで制作時間が3〜5倍変わります。
  2. YMM4はWindows専用:MacはParallels等でWindows環境を用意するのが結局いちばん早い。スマホ完結はショート特化なら成立します。
  3. 声とイラストはライセンスが別:音源はクレジット表記(VOICEVOX:ずんだもん)で商用・非商用とも利用可。イラストは個人のYouTube広告収入なら非商用の範囲として扱われますが、企業案件やスポンサー付きは有償利用の扱いになります。
  4. 音源利用規約の禁止事項を読む:情報商材、虚偽・誤解を招く内容、政治・宗教活動での利用は明確に禁止されています。副業ジャンルを扱うなら特に意識してください。
  5. 2025年7月のYouTubeポリシー更新後は差別化が必須:AI利用自体は禁止されていませんが、テンプレ量産は不利になりました。一次情報・図解・自分の切り口のいずれかを必ず入れてください。
  6. 伸びない可能性も直視する:ずんだもん動画は供給過剰です。それでも取り組む価値は、台本力・図解力・サムネ力という代替されにくいスキルが残る点にあります。

最後にもう一度だけ。規約は改定されます。この記事は2026年7月時点の公開情報にもとづいていますが、案件を受ける前・法人化する前には、必ずVOICEVOX公式サイトと東北ずん子・ずんだもんプロジェクト公式サイト(zunko.jp)の原文を自分の目で確認してください。無料で始められるジャンルだからこそ、ルールの確認だけは省略しない。それが長く続けるための最低条件です。

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