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YMM4の字幕改行と折り返し設定|ショートで文字がはみ出すのを直す完全手順

公開: 2026-09-05 更新: 2026-09-21 約27分 YMM4字幕ショート動画動画編集
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YMM4で字幕が画面からはみ出す・変な位置で改行される問題を解決します。折り返し設定3種の違い、Shift+Enterでの手動改行、台本ファイルの改行コードの扱い、セリフ分割の判断基準、1080×1920での折り返し幅とセーフエリア回避まで表で解説。

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目次

「字幕が画面の右端で切れる」「読点の直前で変な改行が入る」「1本ごとに手でShift+Enterを打っていて日が暮れる」——YMM4(ゆっくりムービーメーカー4)で縦型ショートを量産していると、必ずこの3つにぶつかります。結論から言うと、原因のほとんどはテキストアイテムの「折り返し」が「折り返さない」のままか、「折り返し幅」が画面の実効幅より広いかのどちらかです。まずはこの2項目を直せば、はみ出しは止まります。

ただし、そこで終わりにすると次の問題が来ます。自動折り返しは「幅を超えたら切る」だけなので、日本語では読点の直前や助詞の途中みたいな読みにくい位置で改行されます。しかもゆっくり音声は1アイテム=1セリフなので、字幕の改行位置を直したくても音声の区切りは動きません。だからショート量産では、折り返し設定を触る前に「1セリフを何文字で書くか」を台本側で決めてしまうほうが、結果的に速い。この記事はその順番——台本の文字数設計 → 折り返し設定 → セーフエリア配置 → 既定値の固定——で解説します。

なお、自動折り返し(テキスト→折り返し/折り返し幅)と「Enterキーで改行」モードはv4.16.0.0で追加された機能です。それより古いバージョンを使っている場合は項目自体が存在しないので、まず本体を更新してください。項目名や配置はバージョンによって異なることがあるため、見つからない場合は同名の近い項目を探してください。

結論:折り返し設定より先に「1セリフの文字数」を決めたほうが速い

先に作業順序の結論を置きます。YMM4の字幕改行で消耗しない人は、次の順番で作っています。

  1. 台本を書く段階で、1セリフの上限文字数を決める(縦型ショートなら20〜26字、つまり字幕2行分)
  2. キャラクター設定側で折り返し・折り返し幅・フォントサイズの既定値を固定する(アイテムごとに直さない)
  3. 台本を読み込む/流し込む
  4. どうしても収まらない数本だけ、Shift+Enterで手動改行する
  5. 書き出し前にスマホ実機、またはセーフエリアのガイド画像で見切れを確認する

逆に多くの人がやってしまうのが、「とりあえず全部流し込む → プレビューではみ出しを見つける → 1個ずつ開いて改行を打つ」という順番です。これは字幕100個の動画なら100回の手作業になります。ゆっくり解説ショートは1本60秒でもセリフが15〜25個になるので、週5本作れば週に最大125回。ここが自動化できていないと、単純に本数が伸びません。

もうひとつ、量産者だけが気づく点があります。自動折り返しは「読みやすい位置」では切ってくれない、ということです。YMM4の折り返しは文字幅の合計が指定幅を超えたところで機械的に改行するので、「〜ですが、」の読点が行頭に落ちたり、「という」が「とい/う」で割れたりします。英語なら単語単位の折り返しで防げますが、日本語には単語の区切りを示すスペースが無いので、単語単位を選んでも実質的に文字単位と同じ結果になりがちです。つまり日本語のショートでは、自動折り返しは「事故防止のセーフティネット」であって、読みやすい改行を作る機能ではない。読みやすい改行を作れるのは、台本の文字数設計と手動改行だけです。

ゆっくり解説の作り方そのものを整理したい人は ずんだもん 動画 作り方 も合わせて読むと、台本→音声→字幕の流れがつながります。

折り返し設定3種の違いと、ショートでの選び方

YMM4のテキストアイテム(字幕アイテム)には、テキスト関連の設定として「折り返し」と「折り返し幅」があります。折り返しは概ね次の3系統から選ぶ形になっています(表示名はバージョンにより異なる場合があります)。

設定 動作 日本語での実際 ショートでの評価
折り返さない 何文字でも1行のまま伸び続ける 長いセリフは画面外へはみ出す。プレビューでは気づけても書き出し後に切れて見える 初期状態。ショートでは実質使えない。デザイン固定のロゴ的テロップだけ
文字単位で折り返す 指定した「折り返し幅」を超えた時点で、文字の途中でも次の行へ送る はみ出しは確実に止まる。ただし読点の直前・助詞の途中で切れる ショートの既定はこれ。事故防止として最優先。読みやすさは台本側で担保
単語単位で折り返す 単語の切れ目を優先して次の行へ送る 英数字混じり(ChatGPT、YouTube等)では効くが、ひらがな連続では文字単位とほぼ同じ挙動 英単語・商品名が多い解説向け。日本語だけなら差は小さい

選び方はシンプルです。ゆっくり解説ショートなら「文字単位で折り返す」+折り返し幅を固定が基本。理由は、日本語で単語単位を選んでも切れ目の判定材料が乏しく、期待した位置では切れないからです。ただし「AI」「Sora」「YouTube Shorts」のような英数字トークンが頻出する解説では、単語単位にしておくと英単語が真ん中で割れる事故(Yo/uTube のような表示)を防げます。ここだけは実測で決めてください。

注意点を3つ。

縦型ショート(1080×1920)での折り返し幅・文字数・サイズ推奨値

ここが実務でいちばん知りたいところだと思うので、目安を表にします。数値は1080×1920・日本語ゴシック系フォント・縁取り中程度を前提にした出発点です。フォントの字幅(コンデンス系か、丸ゴシックか)で1〜2字はズレるので、必ず自分のフォントで1回だけ実測してください。

用途 1行の文字数目安 フォントサイズ目安 折り返し幅の目安 許容行数
ゆっくり音声のセリフ字幕 10〜13字 58〜72 820〜900px 2行まで
冒頭フック・見出しテロップ 8〜10字 96〜130 780〜860px 2行まで
強調テロップ(数字・結論) 6〜9字 90〜120 700〜800px 1〜2行
補足・注釈の小文字 14〜16字 44〜52 900〜960px 2行
出典・注意書き(読ませない) 20〜24字 32〜38 960px 1〜2行

読みやすさの一般則として、日本語字幕は1行16字前後・2行までが上限とされます。ただしこれは横型テレビ・映画の基準で、縦型ショートはスマホの物理的な表示幅がさらに狭く、視聴距離も近い代わりにスクロールで流し見されます。実感として縦型では1行10〜13字、フックのような読ませたい文字は8〜10字まで落としたほうが、指が止まります。

トレードオフを表にすると次の通りです。ショートの字幕は「大きくすれば読みやすい」わけではありません。

変えるもの 上げたとき得られるもの 同時に失うもの 実務上の落としどころ
フォントサイズ 遠目・小画面での視認性、勢い 1行文字数、レイアウトの自由度、行数増による下部への侵食 セリフ字幕は58〜72で固定し、強調だけ別アイテムで大きくする
縁取りの太さ 背景が動いても字が沈まない 字面が太って実効の1行文字数が減る、太すぎると字がつぶれる 4〜8px相当。文字サイズの約1割を上限に
行の高さ(行間) 2行時の可読性 縦方向の占有面積が増え、下部UIに近づく 1.1〜1.3倍。詰めすぎると縁取り同士が干渉する
折り返し幅 1行に多く入る=行数が減る 左右の余白が減り、右側のUIアイコン列に近づく 820〜900pxを基準に、右アイコン帯を避ける配置とセットで決める
表示速度(1秒あたり文字数) 情報量 読み切れない=離脱 日本語は1秒4字前後が上限の目安

フォント選びと装飾の作り込みは字幕の読みやすさを大きく左右します。フォント種類や縁取り・影の作り方は ショート動画 テロップ デザイン フォント にまとめているので、サイズを決める前にそちらで方向性を固めるほうが手戻りが少ないです。

自分のフォントで折り返し幅を実測する手順

  1. 新規テキストアイテムを1つ置き、実際に使うフォント・サイズ・縁取りを適用する
  2. 「あ」を20文字並べて入力する(ああああああああああああああああああああ
  3. 折り返しを「折り返さない」にして、プレビュー上で何文字目が画面右端(正確には目標の右余白ライン)を超えるか数える
  4. その文字数−1を「1行の上限文字数」とする
  5. 折り返しを「文字単位で折り返す」に戻し、折り返し幅を「上限文字数×1文字の幅」に相当するpx値へ調整する
  6. ひらがなだけでなく、漢字混じり・英数字混じりの実文でも1回確認する(半角英数は幅が狭いので文字数が増える)

この実測はフォントを変えるたびに1回だけやれば済みます。5分の作業で、以後の全動画の改行事故が減ります。

手動改行の入れ方:Shift+Enter・Enter・改行モードの切り替え

自動折り返しを入れても、「ここで切りたい」という位置は必ず出てきます。YMM4のセリフ入力欄・テキスト欄での手動改行は次の通りです。

どちらに設定すべきかは作り方で変わります。

手動改行と自動折り返しは共存できます。 手動改行で入れた改行位置は保持され、その上でなお折り返し幅を超えた行だけが自動で折り返されます。つまり「基本は自動折り返しを保険として入れておき、読みにくい数本だけ手動改行で上書きする」という運用が現実的です。両方切って「折り返さない+手動改行のみ」にすると、修正時にはみ出しが再発します。

手動改行を入れるときの日本語の切り方

改行位置は「読点の後」か「文節の切れ目」にします。避けるべき位置は次の通りです。

「1行10〜13字・2行まで・切るのは読点の後」——この3つだけ覚えておけば、判断で迷う場面はほぼ無くなります。

台本ファイルから一括読み込みするときの改行コード(\r\n)の扱い

台本(TXT / CSV / TSV)をYMM4の台本読み込み機能で流し込むと、1行=1セリフとしてタイムラインにアイテムが並びます。ここで問題になるのが、「行の区切り」と「セリフ内の改行」が両方とも改行コードであることです。

このため、セリフ内改行の入れ方はファイル形式によって変わります。

  1. CSVをExcel/スプレッドシートで作る場合:セル内改行(Excelなら Alt + Enter)で改行を入れ、CSV UTF-8(コンマ区切り)で保存します。セル内改行を含むフィールドは自動的にダブルクォート " で囲まれ、その中の \r\n はセリフ内改行として扱われます。囲みが外れると行が分裂するので、保存後にメモ帳で開いて " が付いているか確認すると確実です。
  2. TXTで作る場合:1行=1セリフが原則です。セリフ内改行を入れたい場合は、改行を入れずに流し込んでYMM4側の自動折り返しに任せるか、後述の置換方式を使います。
  3. 置換方式(半自動):台本側では改行位置に \r\n のような目印文字列や特定の空白文字を入れておき、流し込み後にYMM4のテキスト置換や外部の字幕補助ツール(コピペイラーズなど)で実改行に変換します。コミュニティでは「目印の空白文字部分がYMM4で開くと改行になる」形の運用が共有されています。

文字コードは必ずUTF-8にしてください。Shift_JISのまま読み込むと、改行以前に文字化けで全アイテムが壊れます。CSV UTF-8で保存し、読み込み後に最初の3アイテムだけ目視確認する、を習慣にすると事故が減ります。

もうひとつ実務的な注意。一括読み込みしたセリフのフォント・サイズ・折り返しは、読み込んだ時点のキャラクター設定(既定値)を引き継ぎます。 つまり既定値を直さずに200行流し込むと、200個の直しが発生します。流し込む前に既定値を固めるのが鉄則です(詳しくは後半の「個別設定リセット」の章)。

台本→字幕の作り方の選択肢を並べる

改行を含めた「台本から字幕を作る工程」には、いくつかのやり方があります。どれが正解ということはなく、本数と作り込みのバランスで選ぶものです。

方法 向いている場面 改行のコントロール 手間
YMM4で1セリフずつ手打ち(Shift+Enter) 1本にじっくり作り込む、演出が多い 最も自由。位置を1文字単位で決められる 大。セリフ数に比例
折り返し設定に任せる 量産、字幕は情報伝達が主目的 幅の指定のみ。位置は選べない 極小。設定1回
台本TXT/CSVを一括読み込み 台本を外で書く運用、週5本以上 セル内改行で指定可。ただし事前設計が要る 中。初回の型づくりだけ
外部の字幕補助ツール(コピペイラーズ等) 既存の長文台本を機械的に分割したい 置換ルール次第で自在 中。ツール習熟が必要
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音声の区切りと字幕の改行がズレる問題:分割するか、2行にするか

ここがゆっくり解説特有の、そして最も見落とされる論点です。

ゆっくり音声(VOICEVOX等の合成音声)は、1アイテム=1セリフ=1音声。 字幕の改行をどう工夫しても、音声の切れ目は動きません。つまり「1つの長いセリフを2行の字幕にする」と、視聴者は2行を同時に読み終えてから音声を聞き終える、というズレを体験します。逆に「セリフ自体を2つに分割する」と、字幕は1行ずつ順番に出るので音と絵が揃います。

判断基準を明確にします。

セリフを分割すべきケース

2行にとどめるべきケース

独自の運用ルールとしては、「先に分割、あとで2行」を推奨します。 つまり台本を書く段階で26字を超えたら機械的に文を割る。割った結果1つが8字みたいに短くなっても構いません。ゆっくり解説ショートは音声のテンポが速いので、短いアイテムが並んでも不自然になりにくい。逆に「長いまま2行で処理する」を続けると、行数が3行4行に増え、下部UIに侵食し、フォントを縮めることになり、可読性がじりじり落ちていきます。

音声まわりで別のトラブル(音量が小さい、キャラごとに音量差がある)が同時に起きている場合は ymm4 音量 小さい 対処 を先に解決してください。音が聞き取れない状態で字幕の改行を詰めても、視聴維持率は上がりません。

分割したセリフを詰めるときの注意

分割するとアイテム数が増えるので、アイテム間の隙間(無音)が積み上がります。60秒のショートでセリフ20個、各0.3秒の隙間があれば6秒の無音です。これはショートでは致命的で、視聴者は「間延びしている」と感じてスワイプします。分割運用にするなら、アイテムの詰め(スナップ・整列)とセットで考えてください。逆に言えば、隙間を詰める運用が確立していない段階では、無理な分割よりも2行運用のほうが安全です。

スマホで字幕が見切れる:セーフエリアとUI被りの回避

「PCのプレビューでは収まっているのに、スマホで見ると下の字幕がタイトルに隠れる」——これは折り返しの問題ではなく、配置(セーフエリア)の問題です。1080×1920の全面が見えるわけではない、という前提から始めます。

領域 1080×1920での目安 何が被るか 対処
上部 60〜210px ステータスバー、検索/戻るボタン、一部端末のノッチ 上端から210px以内に読ませたい文字を置かない
下部 400〜615px 動画タイトル、チャンネル名、説明文、コメント欄への導線 常設の字幕は下端から最低400px上に。冒頭の下部テキストは特に危険
右側 240〜280px いいね・コメント・共有・リミックスのアイコン列 右端240pxには文字を置かない。中央揃えでも折り返し幅が広いと侵食する
左右基本余白 各48px(約5%) 端末の比率差による切れ 最低限のタイトルセーフ

数値は表示面によっても変わります。再生画面より、チャンネル一覧やホームのプレビューのほうが上下がさらに削られ、目安として上下10〜15%(192〜288px)が見切れるとされています。サムネ代わりに冒頭フレームが並ぶ面で文字が切れると、そもそも開いてもらえません。

実務での落としどころは次の通りです。

書き出し前チェックリスト

書き出しの直前に、次の項目を上から順に潰してください。1本あたり1分もかかりません。

「個別に設定する」でリセットされる落とし穴と、既定値の変更場所

最後に、一括変更が効かなくなる仕組みの話です。ここを理解していないと、上で決めた推奨値を毎回打ち直すことになります。

YMM4の字幕アイテムには、設定の出どころが2系統あります。

問題は、個別設定に切り替えた瞬間、そのアイテムは「配置された時点でのキャラクター設定」をスタート地点として持つという点です。あとからキャラクター設定側の既定値を変更しても、既に配置済みのアイテムには反映されません。つまり「装飾がリセットされた」ように見える現象の正体は、リセットではなく古い既定値が復活していることです。

対処は次のいずれかです。

  1. 既定値を先に固める(最も確実)。ファイル → キャラクター設定 → 下部の「字幕」セクションで、フォント・サイズ・折り返し・折り返し幅・縁取りを設定し、「デフォルトに設定」から「字幕設定をキャラクターに反映」を選んで確定します。以後に配置するセリフはこの値で並びます。
  2. 既定値変更後に、該当セリフを配置し直す。既に置いてしまったアイテムは、同じセリフをもう一度書き出す(作り直す)と現在の既定値で配置されます。数が少ないならこれが速い。
  3. テンプレート/アイテム設定のコピー&貼り付けで揃える。1つ理想形を作り、設定をコピーして他アイテムへ貼る運用です。数十個なら現実的ですが、数百個には向きません。

運用としては、「新規プロジェクトを作ったら最初の5分で既定値を固定し、以後は原則キャラクター設定に従う。個別設定は強調テロップなど“例外”にだけ使う」が最も事故が少ない形です。個別設定を常用すると、後から「全部の字幕を1回り小さくしたい」といった修正が効かなくなります。

なお、キャラクター設定を触っても字幕の見た目が変わらない・そもそも字幕やキャラが表示されない場合は、字幕以外の設定が原因のこともあります。立ち絵側のトラブルは ymm4 立ち絵 表示されない 対処 を確認してください。

既定値を固めるときに一緒に決めておく項目

  1. フォント(変えると1行文字数が変わるので、最初に確定させる)
  2. サイズ(セリフ字幕は58〜72で固定)
  3. 折り返し(文字単位で折り返す/英数字が多いなら単語単位)
  4. 折り返し幅(820〜900px、右アイコン帯に掛かるなら700px前後)
  5. 縁取りの色と太さ(文字サイズの1割まで)
  6. 行の高さ(1.1〜1.3倍)
  7. 文字揃え(中央揃え)と基準点(上寄せにして下方向に伸ばす)
  8. 字幕の縦位置(下端から500〜900pxの帯)

この8項目をプロジェクトテンプレートとして保存しておけば、次の動画からは読み込むだけになります。

よくある質問

字幕の折り返し設定はどこにありますか?

字幕アイテムを選択し、右側の設定パネルのテキスト関連項目にある「折り返し」と「折り返し幅」です。v4.16.0.0で追加された機能なので、それより古い版には存在しません。

見つからない場合は、まず本体のバージョンを確認してください。項目名や並び順はバージョンによって変わることがあります。また、そのアイテムが「キャラクター設定に従う」になっていると個別の項目がグレーアウトして見えることがあるため、その場合は「個別に設定する」に切り替えるか、キャラクター設定側で変更します。

Shift+EnterとEnterはどう違いますか?

Shift+Enterは同じアイテム内での改行、Enter単独は既定では入力の確定(次のアイテムへ進む)です。設定でEnter=改行に変更することもできます。

台本を外部で書いて貼り付ける運用なら、テキスト欄の右クリック →「改行モード」→「Enterキーで改行」に変えておくと、うっかりアイテムを増やす事故が減ります。逆にYMM4上で直接セリフを打ち込んでいく運用では、Enter=確定のほうがリズムよく入力できます。どちらが正解ということはなく、作り方に合わせて選ぶ設定です。

折り返し幅は何pxに設定すればいいですか?

1080×1920なら820〜900pxが出発点です。右側のアイコン列と縦位置が重なる帯に字幕を置くなら700px前後まで詰めてください。

ただしこれはフォントとサイズに依存します。同じ幅でも、字幅の広い丸ゴシックとコンデンス系フォントでは1行に入る文字数が2字前後変わります。使うフォントを決めたら「あ」を20文字並べて実測し、自分の環境の基準値を1回だけ出しておくのが確実です。720×1280のプロジェクトでは同じ数字は使えません。

自動折り返しにすると読点の直前で切れて読みづらくなります

日本語では自動折り返しは幅超過で機械的に切るため、読みやすい位置は選べません。読ませたい字幕は手動改行か、台本側でセリフを短くして対処します。

現実的な運用は、自動折り返しを「はみ出し事故の保険」として常時オンにしつつ、冒頭のフックや結論など読ませたい数本だけShift+Enterで手動改行を入れる形です。手動改行を入れたアイテムでも自動折り返しは併用されるので、あとで文字を足してもはみ出しません。全部を手動で作り込むのは、量産では現実的ではありません。

台本ファイルの改行がYMM4で反映されません

TXTの生の改行は「次のセリフ」として解釈されます。セリフ内改行を入れたい場合はCSVのセル内改行(Excelなら Alt+Enter)を使い、CSV UTF-8で保存してください。

CSVではセル内改行を含むフィールドがダブルクォートで囲まれ、その中の \r\n がセリフ内改行として扱われます。保存後にメモ帳で開き、該当行が " で囲まれているか確認すると確実です。文字コードがShift_JISだと改行以前に文字化けするので、必ずUTF-8にしてください。ツールによっては行区切りが \n だけになることもあり、その場合の挙動はバージョンにより異なります。

長いセリフは2行にすべきですか、セリフごと分割すべきですか?

26字を超える、または読点で意味が明確に切れるなら分割を推奨します。26字以内で文として一体なら2行にとどめるほうが自然です。

ゆっくり音声は1アイテム=1セリフなので、2行にしても音声の区切りは増えません。分割すれば字幕が1行ずつ順に出て音と揃い、途中で表情や素材を切り替える余地も生まれます。ただし分割はアイテム数と隙間(無音)を増やすので、アイテムを詰める作業とセットで運用してください。詰めが甘いと間延びして視聴維持率が落ちます。

全部の字幕の折り返しを一括で変えたいです

キャラクター設定の字幕既定値を変更し、「字幕設定をキャラクターに反映」で確定します。ただし既に個別設定にしたアイテムには反映されません。

個別設定のアイテムは配置時点の既定値を保持しているため、後からの既定値変更が効きません。数が少なければ同じセリフを配置し直す、設定をコピー&貼り付けで揃える、といった対処になります。数百個ある場合は現実的な一括手段が乏しいので、新規プロジェクトの最初に既定値を固定しておくのが唯一の予防策です。

個別に設定すると装飾がリセットされます

リセットではなく、そのアイテムが「配置された時点の既定値」に戻っているだけです。既定値を変えたあとに配置し直すと、新しい値から始められます。

同じ理由で、プロジェクト途中でフォントやサイズの方針を変えると、変更前に置いたアイテムと変更後のアイテムで見た目が割れます。方針変更は区切りの良いタイミングでまとめて行い、変更後は最初の数アイテムだけ目視で揃っているか確認してください。

スマホで字幕の下側が見切れます

配置の問題です。1080×1920で下端から最低400px、安全を取るなら615pxまでは常設の字幕を置かないでください。右端240pxも避けます。

見切れる領域は表示面で変わります。再生画面より、チャンネル一覧やホームのプレビューのほうが上下が削られ、目安として上下10〜15%(192〜288px)が欠けるとされています。特に冒頭フレームが一覧に並ぶため、冒頭2秒のフックテロップは中央寄りに置くのが安全です。最終確認は必ずスマホ実機で行ってください。PCプレビューだけでは判断できません。

折り返し設定が見当たりません。古いバージョンでも改行できますか?

できます。自動折り返しはv4.16.0.0以降の機能ですが、Shift+Enterによる手動改行は従来から使えます。まずは本体の更新を検討してください。

古い版のまま運用する場合は、台本側で1セリフの文字数を上限(縦型なら20〜26字)で管理し、必要な箇所にShift+Enterを打つ形になります。手間は増えますが、改行位置を完全に制御できるので仕上がり自体は問題ありません。バージョンによって項目名や配置が異なるため、更新後に設定が見つからない場合は同名の近い項目を探してください。

まとめ

YMM4の字幕改行は、設定を1つ変えれば終わり、という話ではありません。整理すると次の4層です。

  1. 台本層:1セリフを20〜26字(字幕2行分)で書く。26字を超えたら分割する。ここで8割が決まる
  2. 設定層:折り返しを「文字単位で折り返す」、折り返し幅を820〜900px(1080×1920の場合)に固定する。フォントを変えたら実測し直す
  3. 配置層:下端から最低400px、右端240pxを避ける。2行になっても下へ突っ込まないよう基準点を上寄せにする
  4. 既定値層:キャラクター設定の字幕既定値を最初に固める。個別設定は例外にだけ使う

最初にやるべきことは、いま開いているプロジェクトのキャラクター設定を開き、折り返しと折り返し幅を入れることです。それだけで「画面外へはみ出す」事故は止まります。そのうえで、次の動画から台本の文字数ルールを適用すれば、手動改行を打つ回数が目に見えて減ります。

うまくいかないケースも正直に書いておきます。フォントによっては推奨値がそのまま使えません(極端に幅の広い装飾フォント、縦横比の違う欧文フォントなど)。バージョンによって項目名や設定場所が異なります既に個別設定にしてしまった大量のアイテムを一括で戻す手段は乏しく、作り直しが必要になることがあります。だからこそ、新規プロジェクトの最初の5分で既定値を固める習慣が効きます。1本あたりの編集時間が縮めば、そのぶん本数に回せます。ショートは本数がすべての世界なので、この5分の投資は早い段階で回収できます。

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