雑学チャンネルの作り方は、7つのステップに分けられます。ベンチマークを5つ決める→サブジャンルを1つに絞る→ネタ源を3系統そろえる→ネタ台帳を作る→声と制作環境を決める→名前とアイコンを決める→最初の10本を企画表にする、の順です。準備は合計で約18時間。最初の10本は「入口3本・連番シリーズ5本・検証2本」で組みます。
この記事を書いているのは、雑学ショートのチャンネルを自分たちで運営しているチームです。運営者の雑学チャンネルは2026年10月18日時点で投稿110本・登録者1,120人・総再生2,869,410回。開設当初の11本目に投稿した60秒の雑学ショートは、単体で1,583,084回再生されています。後半では、その最初の11本の再生数をそのまま公開し、どこで伸びたのかを分解します。
制作の手段を考えるとき、台本・画像・声・字幕を1本ずつ手で作るのは時間がかかります。当サイトが開発・運営しているAI雑学ショート自動生成ツールのShortyは、テーマを1行入れると台本・画像・VOICEVOXの声・字幕・BGM入りの縦型ショートを作るツールです。無料プランは1本30秒まで・30日で3本まで・保存7日・ショート形式のみなので、チャンネルの本番運用の前に「この型で続けられるか」を試す用途に向きます。
この記事は雑学チャンネルの立ち上げと最初の30日に絞ります。1本の動画の作り方は雑学ショートの作り方で、投稿後に再生を伸ばす方法は雑学ショートの伸ばし方で扱っています。
雑学チャンネルの作り方 全体像:7ステップと準備時間
1本目を出す前にやることを、順番と目安時間つきで並べます。順番を入れ替えると後戻りが出るので、この順で進めてください。

| ステップ | やること | 目安時間 |
|---|---|---|
| 1. ベンチマーク | 伸びている雑学チャンネルを5つ選び、型を台帳に書く | 2時間 |
| 2. サブジャンル | 「食の雑学」「作品のトリビア」のように1つに絞る | 2時間 |
| 3. ネタ源 | 一次資料・書籍・体験の3系統を確保する | 4時間 |
| 4. ネタ台帳 | ネタ・出典2つ・確認日を1行で管理する表を作る | 2時間 |
| 5. 声・制作環境 | 試作を1本作って、声・字幕・編集ツールを決める | 4時間 |
| 6. 名前・顔 | チャンネル名・ハンドル・アイコンを決めて開設する | 1時間 |
| 7. 最初の10本 | 企画表に10本を落とす | 3時間 |
合計は約18時間です。週6時間使えるなら3週間で準備が終わります。この準備を飛ばして走り出すと、10本目前後で「ネタがない」と「これは他の人の動画と同じでは」という不安に同時にぶつかり、結局ここに戻ってくることになります。
ベンチマークチャンネルの探し方:3ルートと3つの判定
雑学チャンネルの作り方で、最初にやるべきなのはベンチマーク選びです。自分の型を一から考えるより、伸びているチャンネルの尺・字幕・声・タイトルの型を観察して、そこから自分の題材で組み直すほうが速く、外れにくいからです。

候補を集める3ルート
- YouTube検索:「〇〇 雑学」(〇〇は作品名・食べ物・動物など)で検索し、フィルタで種類を「ショート」、アップロード日を「今週」や「今月」に絞ります。最近伸びている動画が出てきます。
- ショートフィード:雑学ショートを3本ほど最後まで見ると、フィードに似た動画が流れてきます。流れてきた動画のチャンネルを候補に入れます。
- チャンネルの人気順:候補のチャンネルを開き、ショートのタブで「人気」の並びにします。上位10本のタイトル・尺・題材を見ると、そのチャンネルで何が当たったのかが分かります。
残すかどうかの3つの判定
| 判定 | 見るところ | 落とす例 |
|---|---|---|
| ① 新しさ | 直近3か月に投稿があり、伸びた動画がある | 2年前の1本だけが伸びて、今は更新が止まっている |
| ② 再現性 | 1万回を超えた動画が複数ある | 1本だけ極端に伸び、ほかは数百回 |
| ③ 型が見える | 尺・字幕の位置・声・タイトルの付け方がそろっている | 毎回作り方が違い、何が効いたのか分からない |
10個集めて、3つの判定を通った5つを台帳に残します。台帳の列は「チャンネル名・尺(秒)・冒頭2秒のフックの型・タイトルの型・登録者と上位3本の再生数」の5つで十分です。
ショート主体か、長尺主体か
雑学チャンネルには、ショートで再生を集める型と、5〜10分の長尺で見てもらう型があります。ベンチマークも、自分がどちらで始めるかに合わせて選びます。
| 項目 | ショート主体 | 長尺主体 |
|---|---|---|
| 1本の尺 | 30〜60秒 | 5〜15分 |
| 1本の制作時間 | 30分〜1時間 | 数時間〜1日 |
| 投稿頻度の目安 | 週3〜7本 | 週1〜2本 |
| 再生の伸び方 | 1本が急に伸びることがある | ゆっくり積み上がる |
| 登録・広告単価 | 低い | ショートより高い |
| 向いている人 | まず型を早く試したい人 | 1テーマを深く調べるのが好きな人 |
初めてのチャンネルなら、ショートで題材と型を試し、反応の良かった題材を長尺にする順番が手堅いです。ショートは1本の制作が軽いので、10本の検証を短い期間で回せます。
ベンチマークで気をつけるのは、台本や構成を写さないことです。真似してよいのは尺・字幕の位置・タイトルの付け方のような「型」で、言い回しやネタの並び順まで同じにすると、視聴者からはパクリに見えます。
雑学のサブジャンルを1つに絞る:7種類の比較
ベンチマークを見ると、伸びている雑学チャンネルほど題材が狭いことに気づきます。「雑学全般」で始めると、視聴者は次も自分の好きな話が来ると予想できず、登録する理由がありません。
| サブジャンル | ネタの枯れにくさ | 素材の集めやすさ | 権利の注意 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 作品のトリビア(映画・アニメ) | 中(作品の数だけある) | 低い(作品の画像は使えない) | 高 | 作品を深く知っている人 |
| 食・食べ物 | 高い | 高い(フリー素材が多い) | 低 | 食に関心がある人 |
| 日本語・語源 | 高い(辞書1冊で数百本) | 高い(文字中心で成り立つ) | 低 | 調べ物が好きな人 |
| 歴史・偉人 | 高い | 中(肖像や絵画の権利確認が要る) | 中 | 資料を読むのが苦にならない人 |
| 科学・宇宙・生物 | 高い | 中(公的機関の公開素材が使える) | 中 | 公的資料をたどれる人 |
| 都市伝説・未解決事件 | 中(有名な話は出尽くしている) | 低い | 高 | 出典を慎重に扱える人 |
| 企業・商品の裏話 | 中 | 中(ロゴや商品画像に注意) | 中 | 決算資料や社史を読める人 |
運営者のチャンネルは「作品のトリビア」で始めました。作品名で検索する人が多く、題材が伝わりやすい一方、画面に作品の画像を使えないので、イラストや文字で見せる工夫が要ります。
絞り込みは、次の5つがすべて「はい」になるまで狭めてください。
- [ ] 手元の知識だけで、タイトルを30本書き出せる
- [ ] ネタ源になる本やサイトを、名前で3つ挙げられる
- [ ] 「このチャンネルは〇〇の雑学です」と20字以内で言える
- [ ] ベンチマークの5チャンネルと、扱う範囲が完全には重ならない
- [ ] その話題を、報酬がなくても半年は調べ続けられる
YouTubeチャンネルの開設と「顔」:名前・アイコン・声
チャンネルの作り方
YouTube のチャンネルは Google アカウントがあれば無料で作れます。副業として運営するなら、個人名が表に出ない形で作るのが安全です。
- Google アカウントにログインした状態で YouTube を開く
- PC なら右上のアイコン→「設定」→「チャンネルを追加または管理」→「チャンネルを作成」、スマホならアイコン→「チャンネルを作成」を選ぶ
- チャンネル名とハンドル(@から始まるID)を入れる。PC の「チャンネルを追加または管理」から作ると、Google アカウントの本名とは別の名前で作れる
- アイコンと説明文を設定する
- 長いタイトルの動画や外部リンクを使う予定があれば、YouTube Studio の設定で電話番号による確認を済ませておく
画面の表示名は変わることがあるので、見当たらないときは YouTube ヘルプの「チャンネルを作成する」を確認してください。
名前は「サブジャンルが入っている・衝突しない・読める」
- サブジャンルが名前に入っている:「雑学チャンネル」より「食の雑学ラボ」のほうが、次に何が来るか予想できます
- 既存のチャンネルと衝突しない:YouTube 検索と Web 検索の両方で確かめます
- 読み方が1つに決まる:口で伝えられない名前は広がりません
ハンドルは後から変えられますが、変えると古いリンクが切れます。決め方の手順はYouTubeハンドル名の決め方で扱っています。アイコンはショートのフィードでは小さくしか表示されないので、1色の背景に大きなモチーフか2文字程度にして、縮小して読めるかを確かめます。
声の選び方
| 方式 | 費用 | 1本の手間 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 無料の合成音声(VOICEVOX など) | 0円 | 小 | キャラクターごとにクレジット表記の条件がある |
| 有料の音声合成サービス | 月数百〜数千円 | 小 | プランごとに商用利用の範囲が違う |
| 自分の声 | 0円+マイク代 | 中 | 生活音の対策が要る |
| ナレーターに外注 | 1本数千円〜 | 小 | 10本目までは費用が先に出る |
合成音声は同じ声のチャンネルが多いので、声そのものより語り口で差をつけます。一人称・締めの決まり文句・問いかけの入れ方の3つを固定するだけで、印象はかなり変わります。声の比較は雑学ショートの声の選び方にまとめています。
雑学チャンネルの1本目を試作するテーマ1行で台本・声・字幕入りの雑学ショートを試作。無料は1本30秒まで・30日で3本・保存7日・ショートのみ。登録不要で台本を見るネタ源・ネタ台帳と著作権:パクリと言われない仕組み
ネタ源は性質の違う3系統
- 一次資料:官公庁の統計・白書、企業の公式サイトや社史、辞典。信頼性が高く、他のチャンネルと被りにくい
- 書籍:図書館の雑学本・専門書・新書。1冊から10本以上取れることもある。事実だけを取り出し、構成と言い回しは自分で組み直す
- 体験・時事:自分で試した結果や季節の話題。他人と被りようがない
「他の雑学チャンネルを見てネタを拾う」のは楽ですが、元の情報が間違っていればそのまま引き継ぎ、言い回しも似てきます。他のチャンネルは、台本を書き終えたあとの既出チェックで見ます。
ネタ台帳の列
| 列 | 入れる内容 | 理由 |
|---|---|---|
| ネタID | Z-001 のような連番 | 動画ファイルと紐づける |
| 一行要約 | 30字以内 | そのまま既出チェックの検索語になる |
| 出典1・出典2 | URL か書名とページ | 1つのサイトにしか無い話を出さない |
| 確認日 | YYYY-MM-DD | 古い情報をそのまま出す事故を防ぐ |
| 既出チェック | 済/要検討/NG | 投稿前の確認の記録 |
| 使用素材 | 素材のURL・配布元・ライセンス | 後から規約が変わったときに追える |
事実に著作権は無い。写してはいけないのは「表現」
日本の著作権法が守るのは「思想又は感情を創作的に表現したもの」で、事実そのものは対象外です。他のチャンネルが先に扱ったネタを自分の言葉で紹介するだけでは侵害になりません。問題になるのは、台本の言い回し・構成の順番・テロップの文言・映像を写した場合です。
ただし、法律上問題が無いことと、チャンネルとして伸びることは別です。既視感のある動画は最後まで見られず、おすすめにも乗りません。投稿前に次の4つを通すと、既出の問題はほぼ避けられます。
- ネタの一行要約で YouTube を検索し、上位20件に同じ切り口が3本以上あれば切り口を変える
- 同じ語で Web 検索し、まとめ記事が大量にあれば「出尽くしたネタ」と判断する
- 「なぜそうなったのか」「例外はどこか」「今はどう変わったか」のどれかを足す
- 出典で見つけた数字・年号を1つ以上入れる
画像は、アニメ・映画・漫画のスクリーンショットを挿絵に使うと、短い時間でも著作権侵害になりえます。作品のトリビアでも、画面は自作のイラストや商用可の素材で組みます。どこからが問題になるかは雑学動画の著作権で、早見表にまとめています。
また YouTube は2025年7月、テンプレートで中身だけ差し替えたような違いの小さい動画を「量産型のコンテンツ」として収益化の対象外にしうると明確にしました。型を固定するのは構いませんが、上の3と4のように、毎回の中身と切り口で違いを出すことが前提です。
最初の10本の設計:入口3・シリーズ5・検証2
10本を1本ずつ思いつきで出すと、テーマが散らかってチャンネルの性格が伝わりません。先に10本の枠を決めます。

- 1〜3本目(入口):誰でも知っている題材から入ります。作品なら国民的な作品、食べ物なら毎日食べるもの。視聴者ゼロの状態で専門的な題材から始めても、見てもらうきっかけがありません
- 4〜8本目(シリーズ):入口の3本で一番反応の良かった題材を、「①②③」の連番で続けます。タイトルの型(例:「【雑学】〇〇のトリビア・小ネタ③」)は固定します
- 9〜10本目(検証):伸びた回の続編と例外編を出し、伸びたのが題材なのか型なのかを確かめます
連番シリーズにするのは、1本で完結しがちな雑学に「続きがある」理由を作るためです。 雑学は1本で知りたいことが満たされてしまい、登録につながりにくいジャンルです。番号が付いていると、前の回・次の回を見に行く理由が生まれます。
企画表の例(作品のトリビアの場合)
| # | 枠 | 仮タイトル | 尺 | 差をつける一手 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 入口 | 【雑学】〇〇(国民的作品A)のトリビア | 50〜60秒 | 公式資料にある制作時の数字を1つ入れる |
| 2 | 入口 | 【雑学】〇〇(国民的作品B)のトリビア | 50〜60秒 | 舞台のモデルになった場所を地図で見せる |
| 3 | 入口 | 【雑学】〇〇(国民的作品C)のトリビア | 50〜60秒 | 作中の小道具の由来を年号つきで |
| 4〜8 | シリーズ | 【雑学】1〜3で一番伸びた作品のトリビア①〜⑤ | 50〜60秒 | 1本に小ネタ1つ。①〜⑤で順番に深くする |
| 9 | 検証 | 一番伸びた回の続編 | 同じ尺 | コメントで多かった疑問に答える |
| 10 | 検証 | 一番伸びた回の「例外編」 | 同じ尺 | 通説が当てはまらない例を出す |
尺は最初の10本でそろえます。尺を毎回変えると、伸びた理由が題材なのか尺なのか分からなくなります。
運営者の雑学チャンネル:最初の11本の実績
ここからは、運営者の雑学チャンネルが最初に出した11本の再生数です。2024年3〜5月に投稿した49〜60秒のショートで、再生数は2026年10月18日に YouTube Data API で取得した値です。Shorty を作る前の動画なので、Shorty で作ったものではありません。

| 本目 | 題材(タイトルの形) | 尺 | 再生数 |
|---|---|---|---|
| 1 | 君たちはどう生きるか のトリビア | 58秒 | 142,167 |
| 2 | 君たちはどう生きるか の雑学 | 59秒 | 7,490 |
| 3〜9 | となりのトトロ のトリビア・小ネタ(連番7本) | 50〜56秒 | 3,914〜12,022(7本合計 56,032) |
| 10 | 千と千尋の神隠し のトリビア・小ネタ① | 60秒 | 722,634 |
| 11 | 千と千尋の神隠し のトリビア・小ネタ② | 60秒 | 1,583,084 |
11本の合計は2,511,407回で、その約92%を10本目と11本目の2本が占めています。この11本から読めることは3つです。
- 1本目が伸びても、2本目は伸びるとは限らない:1本目は14万回、同じ作品の2本目は7,490回でした。1本の結果で型を判断しないために、10本の枠で見ます
- 連番シリーズは、伸びる題材に当たったときに一気に効く:トトロの連番7本は各4千〜1万2千回でしたが、同じ形式のまま題材を変えた千と千尋の①②で跳ねました。型を変えずに題材だけを替えたので、伸びた理由が題材にあると読めます
- 伸びた題材は続ける:千と千尋のシリーズはその後⑭まで続け、③以降も1本あたり1万〜6万回台で推移しています
チャンネル全体では、2026年10月18日時点で投稿110本(ショートと長尺の合計)・登録者1,120人・総再生2,869,410回です。再生1万回あたりの登録は約3.9人で、雑学は再生に比べて登録が付きにくいジャンルです。 だからこそ、連番シリーズで「次の回」を用意しておく設計が効きます。
投稿後30日の判定と、収益化・売却という出口
10本出したら判定する

| 10本の結果 | 次の10本でやること |
|---|---|
| 1本でも他の5倍以上伸びた | その題材で連番シリーズを5本追加する |
| 全部が同じくらい | 冒頭2秒とタイトルの型を1か所だけ変えて5本出す |
| 全部が500回未満 | サブジャンルを選び直し、ベンチマークからやり直す |
どの場合も、伸びた回の尺・題材・タイトルを台帳に残してから次へ進みます。30日の時点では登録者数ではなく、再生数の偏りと YouTube Studio の視聴維持率(どこで離脱したか)を見ます。
30日時点のチェックリストです。
- [ ] 上位2本と下位2本の違いを、自分の言葉で1行に書ける
- [ ] 冒頭3秒での離脱の割合を、1本ずつ把握している
- [ ] 既出チェックを10本すべてで通した記録が台帳にある
- [ ] 使った素材のライセンスを10本すべてで記録している
- [ ] 次の10本の題材が、伸びた回に寄せて決まっている
収益化の条件と、雑学の単価
YouTube パートナープログラムで広告収益を得るには、登録者1,000人に加えて「直近12か月の長尺の総再生時間4,000時間」または「直近90日のショート視聴1,000万回」が必要です。2027年2月1日以降に新しく申請するチャンネルは、それぞれ8,000時間・2,000万回に引き上げられると報じられています。ショートの広告単価は1再生0.003〜0.01円ほどが目安で、雑学は広告主が高く買う層を集めにくく、低いほうを前提にするのが安全です。くわしい数字は雑学ショートの収益化で、単価が低い理由と対策は雑学ジャンルのRPMが低い原因と対策で扱っています。
売却という出口もある
「雑学チャンネル 作り方」で検索すると、チャンネル売買サイトの出品ページが多く出てきます。公開されている出品の情報を見ると、雑学チャンネルの値付けの目安が分かります(いずれも出品者の自己申告で、成約額ではありません)。
| 出品(バトンズ) | 公開されている内容 | 希望価格 |
|---|---|---|
| 顔出し不要の雑学系チャンネル | 2024年9月開設、平日毎日1本、AIを使い1本40分〜1時間で制作、売上は月平均21万円 | 300万円 |
| 顔出し不要の雑学系チャンネル | 登録者約1万7千人、運用約1年7か月、AI音声、100万回以上の動画が2本、更新停止中で直近6か月の収益は月平均約6.6万円 | 200万円 |
ここから言えるのは、買い手が見ているのが登録者数よりも「継続して収益が出ているか」と「台本テンプレートやマニュアルとして型を引き継げるか」だということです。最初の10本から型と台帳を残しておくことは、伸ばすためだけでなく、出口の価値にもつながります。
よくある質問
YouTubeのチャンネルはどうやって作るのですか?
Google アカウントでログインし、YouTube のアイコン→「チャンネルを作成」から無料で作れます。副業なら、PC の「設定」→「チャンネルを追加または管理」から本名と別の名前で作るのが安全です。
作ったら、チャンネル名・ハンドル・アイコン・説明文を設定し、YouTube Studio で電話番号の確認を済ませておきます。名前は先にサブジャンルを決めてから付けると、あとで変える必要がなくなります。
YouTubeショートは1再生何円ですか?
目安は1再生あたり0.003〜0.01円で、100万回再生されて3,000〜1万円前後です。0.05円以上とする情報もありますが、日本語の雑学は低いほうを前提にしてください。
ショートの広告収益は、ショートのフィードの間に出る広告の収益をまとめて、視聴のシェアで分ける仕組みです。動画ごとの単価が決まっているわけではないので、月によっても変わります。そもそもパートナープログラムの条件を満たすまでは0円です。
スマホだけで収益化できますか?
できます。審査されるのは動画とチャンネルの中身で、作った機材は関係ありません。CapCut と YouTube アプリがあれば、作成から投稿まで完結します。
ただしスマホでは本数を積みにくいので、最初の10本で型を固め、2本目以降はプロジェクトを複製して時間を縮めるのが前提です。手順は雑学動画の作り方(スマホだけ)にまとめています。
歌う雑学動画を作るにはどうしたらいいですか?
雑学を歌詞にする→AI作曲サービスで曲にする→歌詞の字幕と画像を合わせる、の3段階です。なお Shorty は読み上げ型のショートを作るツールで、歌う雑学動画は作れません。
AI作曲サービスは、無料プランだと商用利用が認められていない場合が多いので、収益化するチャンネルで使う前に規約を確かめてください。既存の曲の替え歌は、メロディの著作権の問題になるので避けます。チャンネルとして続けるなら、歌の型(尺・サビの位置)も最初の10本でそろえます。
他のチャンネルが先に扱った雑学を使うと著作権侵害になりますか?
事実そのものには著作権が無いので、同じネタを自分の言葉で紹介するだけでは侵害になりません。写してはいけないのは、台本の言い回し・構成・映像です。
他のチャンネルの動画を見ながら台本を書くと、意図しなくても言い回しが似ます。一次資料や本から自分で書き起こし、書き終えてから既出チェックで他のチャンネルを見る順番を守ってください。
雑学チャンネルは何本で収益化できますか?
本数では決まりません。条件は登録者と再生の量なので、本数より「伸びた題材を続けられているか」で差が出ます。
運営者のチャンネルでは、最初の11本の再生が現在までに合計約251万回に達した一方、チャンネル全体の登録は再生1万回あたり約3.9人です。雑学は再生に比べて登録が付きにくいので、連番シリーズや長尺への導線で登録の理由を作る必要があります。
サブジャンルは途中で変えてもいいですか?
10本以内なら変えるコストは小さいので問題ありません。30本を超えてからの変更は、それまでの視聴者とのずれでおすすめが不安定になりやすいので慎重に判断してください。
変える場合は既存の動画を消すより、新しいサブジャンルの動画を続けて出して上書きしていくほうが安全です。大きく変えるなら、チャンネルを分けるのも選択肢です。
顔出しなしの雑学チャンネルは、今から始めても遅くないですか?
サブジャンルを絞れば遅くありません。「雑学全般」で入ると大きなチャンネルと正面からぶつかるので厳しくなります。
有名なネタは出尽くしていますが、題材を狭く決めて一次資料に当たる手間をかければ、まだ埋まっていない範囲は残っています。逆に、準備をせずにテンプレートで量産する入り方は、量産型コンテンツの基準の面でも以前より成り立ちにくくなっています。
機材や編集ソフトにいくらかければいいですか?
最初の10本は追加の費用ゼロで構いません。無料の編集アプリと合成音声で作れます。
お金をかけるのは、10本出して数字を見て、一番弱かった工程が分かってからです。先に高い機材を買うと、方向転換の判断が鈍ります。動画そのものの量産効率を上げたい場合は、雑学動画ジェネレーターの比較で各ツールの無料枠と特徴を比較しています。
まとめ
- 雑学チャンネルの作り方は7ステップ。準備は合計約18時間で、最初にベンチマークを5つ決める
- ベンチマークは「YouTube検索・ショートフィード・人気順」で集め、「新しさ・再現性・型が見える」で残す。写すのは型だけで、台本や構成は写さない
- サブジャンルは1つに絞る。タイトルを30本書き出せるまで狭める
- チャンネルは本名と別の名前で開設し、名前にサブジャンルを入れる
- ネタ台帳には出典を2つと確認日を書き、投稿前に既出チェックを通す
- 最初の10本は「入口3・連番シリーズ5・検証2」。尺とタイトルの型はそろえる
- 運営者のチャンネルは最初の11本で約251万回、その約92%が連番シリーズの2本から出た。チャンネル全体は110本・登録者1,120人・総再生約287万回
- 30日後は登録者数ではなく再生の偏りで判定し、伸びた題材をシリーズで続ける
うまくいかない条件も書いておきます。題材を絞らずに始める、1本目の結果で型を変え続ける、出典を確かめずに投稿する、の3つは、10本目前後で止まりやすくなります。まずはベンチマーク台帳の1行目を埋めるところから始めてください。