Shorty(ショーティー)

【2026年版】AI動画がバレる原因12個と対策|嫌われない作り方

公開: 2026-09-09 約24分 AI動画YouTubeショート雑学ショートAI開示ラベル
【2026年版】AI動画がバレる原因12個と対策|嫌われない作り方のアイキャッチ画像

AI動画がバレる原因を12項目に分解し、視聴者に「安っぽい」と思われる箇所と直し方・所要時間を一覧化。YouTubeのAI開示ラベル(2026年)の要否とC2PA/SynthIDの限界も整理し、検出回避ではなく品質改善で戦う実務手順をまとめました。

雑学ショート動画を、テーマ入力だけで1本作る 台本・AI音声・字幕・BGMまで自動生成。顔出しなしで副業を始める人向け。無料プランは30日5本まで(1本30秒)。 無料で作ってみる
目次

「AI動画がバレる」を検索した人が本当に知りたいのは、AI判定ツールをすり抜ける方法ではありません。「AIで作ったと分かった瞬間に、視聴者が離れてしまう/収益化が通らないのが怖い」——これが本音のはずです。結論から言うと、対策の方向は2つに分かれます。1つは視聴者に「安っぽい」と思わせない品質改善、もう1つはYouTubeの開示ルールを正しく守ったうえで戦う運用設計です。この2つは矛盾しません。むしろ2026年のYouTubeでは、後者を守りながら前者を徹底しているチャンネルだけが残っています。

先に立場を明示しておきます。本記事では検出回避・開示逃れの手口は一切扱いません。透かしの除去、AIラベルを外す裏技、検出ツールを騙す加工——こうしたものは、YouTubeパートナープログラムからの排除リスクを負うだけで、再生数にも収益にも寄与しません。そもそも視聴者は「AIかどうか」で離脱していないからです。離脱しているのは「手抜きに見えた瞬間」であり、その大半は映像ではなく音声で起きています。この記事は、その順番で直すための実務手順書です。

顔出しなしでAI雑学ショートを量産している人が、明日から手を動かせる粒度でまとめました。制作の全体像から入りたい方はAI雑学動画の作り方も併読してください。

「AI動画がバレる」は2種類ある。混ぜて考えると対策を間違える

結論:「バレる」には(A)視聴者の主観でAIっぽいと感じられることと、(B)プラットフォームや技術的な仕組みでAI生成と識別されることの2つがあり、対策は完全に別物です。(A)は品質の問題、(B)は開示と運用の問題です。

多くの人が失敗するのは、この2つを混同して「(B)を隠せば(A)も解決する」と考えてしまう点です。実際は逆で、(B)を隠そうとするほど(A)が悪化します。理由は単純で、透かし対策のための再エンコードや過剰なフィルタは画質を劣化させ、かえって「安っぽい」印象を強めるからです。

(A) 視聴者に「AIっぽい」と感じられること

これは離脱と低評価に直結する、収益に最も影響が大きい問題です。視聴者はAI生成そのものを嫌っているというより、「自分の時間を雑に扱われた」と感じたときに離れます。合成音声が固有名詞を読み間違える、テロップが途中でぶつ切りになる、同じ構図のAI画像が5枚続く——こうした瞬間に「これは人が確認していない動画だ」と判断され、スワイプされます。

(B) 技術的・制度的にAI生成と識別されること

こちらは隠す対象ではなく、申告する対象です。2026年5月以降、YouTubeはフォトリアリスティックなAI生成コンテンツについて、クリエイターの申告がなくてもシステム側で検知してラベルを付与する運用を順次展開すると発表しています。つまり「申告しない」という選択肢の価値は年々下がっており、残るのは未開示を繰り返した場合のペナルティリスクだけです。

この記事の優先順位

以上を踏まえ、本記事は次の順で扱います。(1)音声 → (2)テロップ → (3)映像・サムネ → (4)台本 → (5)開示と運用。この順番自体が主張です。多くの解説記事は映像品質から入りますが、雑学ショートというフォーマットに限れば、投資対効果は完全に音声が上です。理由は次章以降で数字と一緒に説明します。

AI動画がバレる原因12項目チェックリスト(違和感の箇所・直し方・所要時間)

結論:まずは下の12項目を上から順に潰してください。上位4項目(音声系)だけで、体感品質の大半が決まります。所要時間は1本あたりの目安で、テンプレ化すれば2本目以降は半分以下になります。

# バレる原因 視聴者が違和感を持つ具体的な箇所 具体的な直し方 所要時間
1 合成音声の読み間違い 固有名詞・地名・数字の読み(「金星」を「かねぼし」等)。1箇所でも一気に信頼が落ちる 読み上げソフトのユーザー辞書に登録。台本側でひらがな表記に置き換えるのが最速 3〜5分
2 イントネーションの崩れ 疑問文が上がらない、アクセント核の位置がずれる、文末が不自然に跳ねる アクセント調整機能で核の位置を前後に動かし、最も自然な箇所を耳で選ぶ 5〜10分
3 句読点なしの棒読み 息継ぎなしで15秒喋り続ける。聞いていて苦しくなる 台本を「1文25〜35字」で切る。読点位置に短い無音(0.2〜0.4秒)を入れる 5分
4 間(ま)の欠如 オチや数字の直前に溜めがなく、情報が耳を素通りする 結論の直前に0.3〜0.6秒、動画冒頭のフック後に0.2秒の無音を挿入 3分
5 BGMと音量バランス ナレーションがBGMに埋もれる/逆にBGMだけ突然大きい ナレーションを基準に、BGMを-18〜-22dB程度まで下げる。ラウドネスを揃える 5分
6 テロップのフォントと改行位置 単語の途中で改行される、細いフォントで小画面だと読めない 意味の切れ目で改行。太めのゴシック+縁取り。1行あたり全角13〜16字上限 10分
7 テロップと音声のズレ 声より先に文字が出る/遅れて出る。数百ミリ秒でも気持ち悪い 音声波形に合わせて手動調整。文節単位で出すと粗が目立ちにくい 10分
8 画像の手指・文字崩れ 指が6本、看板や本の文字が意味不明の記号列になっている 該当カットを差し替えるか、手・文字部分をトリミング/ぼかしで画面外へ 5〜15分
9 同じ構図の連続 似た画角・似た色味のAI画像が3枚以上続き、進行感が消える カットごとに寄り/引き/俯瞰を交互に。同一カットは4秒以上映さない 10分
10 台本のテンプレ感 「実は」「知っていましたか」「驚くべきことに」の乱発 定型フックは1本1回まで。冒頭は具体的な数字か固有名詞で始める 10分
11 尺と情報密度のミスマッチ 45秒に情報を詰め込みすぎて聞き取れない/逆に薄くて中だるみ 30〜50秒なら要点は2〜3個まで。1情報あたり最低8秒を確保 10分
12 サムネ/冒頭1秒の生成臭 のっぺりした質感、無意味な英文字、意味の分からない人物の笑顔 実写素材か図解に差し替える。文字はサムネ側で後乗せし、5〜7字に絞る 10分

全部やる必要はない

12項目を一度に完璧にすると1本あたり90分以上かかり、量産が止まります。現実的な運用は「1〜5番は毎回必ず、6〜9番は週次で改善、10〜12番は当たった動画だけ深掘り」という配分です。特に1〜4番は所要時間の合計が20分以内に収まるうえ、視聴維持率への影響が最も大きい領域です。

独自視点:離脱の9割は「音声」で起きている。映像より先に耳を直す

結論:視聴者は「AIかどうか」では離脱しません。離脱するのは「手抜きに見えた瞬間」で、その9割は音声に起因します。読み間違い、崩れたイントネーション、無音の間がない詰め込み——この3つが、映像のどんな粗よりも早く視聴者を逃がします。

理由は視聴環境にあります。ショート動画はスマホの小さな画面で、スクロールしながら流し見されます。指が6本ある画像は0.5秒で流れていけば気づかれませんが、「かねぼし」という読み間違いは耳に確実に届き、しかも取り消せません。映像は視線を外せますが、音は外せない。この非対称性が、音声優先を合理的にしています。

もう1つの理由は修正コストです。画像の破綻を直すには生成し直し(数分〜数十分、かつ結果が安定しない)が必要ですが、読み間違いは辞書登録で3分、しかも次回以降の全動画に効きます。同じ工数を投じたときのリターンが桁違いです。

音声だけの最終チェックリスト

書き出す前に、この5つだけは必ず通してください。所要時間は合計5分です。

声そのものの選定基準(キャラ声か落ち着いたナレーション声か、話速をどう設定するか)は雑学ショートの声の選び方で詳しく整理しています。ジャンルと声のミスマッチは、どれだけ調整しても取り返せない類の失敗です。

ただし限界もある

音声を直しても、内容そのものが薄ければ視聴維持率は上がりません。音声改善は「マイナスをゼロに戻す」作業であって、「プラスを作る」作業ではない点は正直に書いておきます。プラスを作るのは台本と切り口です(後述)。

テロップ・映像・サムネの「生成臭」を消す10ステップ

結論:映像面の対策は「AIらしさを消す」より「人が確認した痕跡を残す」方向で考えると外しません。以下は1本あたり30〜40分で回せる標準手順です。

  1. 台本を文節で区切る:テロップの改行位置を先に決めておくと、後工程の手戻りがゼロになります。
  2. フォントを固定する:チャンネルで1〜2書体に固定。太めのゴシック+2〜3pxの縁取りが小画面での最低ラインです。
  3. 1行の文字数を上限13〜16字にする:スマホ実機で見て、2行を超えたら文を割ります。
  4. テロップの表示タイミングを音声波形に合わせる:文節ごとに出すと、多少ズレても違和感が出にくくなります。
  5. 画像は「寄り・引き・俯瞰」を交互に並べる:同系統の構図が3枚続いた時点で並べ替えます。
  6. 手・文字・顔の破綻を目視で潰す:破綻カットは差し替えが基本。差し替えられないならトリミングで画面外に追い出します。
  7. カットの最長は4秒:静止画のままなら、ゆっくりしたズームやパンを入れて進行感を作ります。
  8. 色味を1つの方向に寄せる:カットごとに彩度や色温度がバラつくと、寄せ集め感が一気に出ます。
  9. 冒頭1秒に「一番強い絵」を置く:AI画像より、図解や実データのグラフのほうが強いことが多いです。
  10. 書き出し後にスマホ実機で1回通し見する:PCのプレビューだけで判断すると、文字サイズとBGM量を必ず間違えます。

やってはいけないこと

過剰なノイズ付加、意味のないグリッチ、極端なフィルタで「アナログ風」に見せる加工は逆効果です。これらはAIっぽさを消すのではなく、画質を下げるだけで、視聴者には「見づらい動画」としか認識されません。また、こうした加工を「検出対策」として行うのは本末転倒です。技術的な理由は次章で説明します。

台本のテンプレ感を抜く:「実は」「知っていましたか」を捨てる

結論:視聴者が最も早く「量産品だ」と気づくのは、冒頭の言い回しです。「実は」「知っていましたか」「驚くべきことに」「あなたは知らない」——この4つはAI雑学ショートの定型句として消費され尽くしており、聞いた瞬間にスワイプの理由になります。

冒頭3秒の作り方(3パターン)

情報密度の設計

30〜50秒のショートに詰め込める要点は2〜3個が上限です。1情報あたり最低8秒——導入2秒、説明4秒、余韻2秒——を確保しないと、耳が処理しきれません。テンプレ感の正体は、実は「言い回し」だけでなく「詰め込みすぎて全部が同じ強さで流れること」でもあります。強弱のない情報の羅列は、内容が良くても機械的に聞こえます。

独自視点:オリジナリティは「一次情報への1行」で足りる

2026年のYouTubeパートナープログラムは、独自の視点や解説が加わっていない大量生産コンテンツを収益化の対象外とする方向を明確にしています。ここで多くの人が「独自性=顔出しや体験談」と考えて手が止まりますが、雑学ショートで現実的なのは「出典を1つ確認し、そこから1行の解釈を足す」という運用です。

具体的には、Wikipediaの記述をそのまま台本にするのではなく、参照元の論文や公的機関の発表を1つ開き、「この数字は◯年の調査時点のもので、最新値は違う」といった注記を1行入れる。これだけで、テンプレ生成物との差が生まれます。作業時間は5分、しかしポリシー上の「独自の解説」に該当しうる要素として、コストパフォーマンスは極めて高い部類です。

ここまでの手順、1本ぶんまるごと自動でやりますShorty はテーマを入力するだけで、台本・AI音声・字幕・BGMを揃えた雑学ショート動画を生成します。無料プランは30日5本まで。無料で作ってみる

YouTubeのAI開示ラベルは「隠す」ではなく「正しく付ける」(2026年時点)

結論:開示ラベルは、正しく付けるべき場面で付ける限り、再生数や収益化の不利にはつながりません。不利になるのは、開示が必要な内容を繰り返し未開示にした場合です。この非対称性を理解すると、判断は驚くほど単純になります。

開示が必要な場合/不要な場合

YouTubeヘルプ「生成AIコンテンツの使用に関する開示」に基づくと、おおむね次の整理になります(最新の適用範囲は必ず公式ヘルプで確認してください)。

区分 具体例 開示
実在の人物がしていない発言・行動をしたように見せる 著名人が言っていないことを話す映像 必要
実在の場所・出来事の映像を改変する 実在の街に竜巻が迫る、起きていない出来事のリアルな描写 必要
起きていない現実的なシーンを生成する 実際には撮影されていないリアルな風景・イベント映像 必要
明らかに非現実的な内容 ファンタジー世界、ユニコーン、フルアニメーション 不要
軽微な編集・加工 美肌フィルタ、色調補正、照明調整、背景ぼかし 不要
制作支援としての利用 台本のアイデア出し、字幕生成、サムネイル生成、音声のノイズ修復 不要
自分自身の声のクローンによるナレーション・吹き替え 本人の声を複製してナレーションに使う 不要

雑学ショートの多くは、イラスト調のAI画像+合成音声ナレーションという構成です。この形は「明らかに非現実的な内容」「制作支援」に寄るため、開示が必須になるケースは限定的です。一方で、実在の人物写真をリアルに動かす、実在の事件現場をリアルに再現する、といった演出に踏み込むと開示対象になります。判断に迷ったら付ける側に倒すのが安全です。

開示義務そのものの成り立ちや、他プラットフォームを含めた広い整理はAI生成コンテンツの表示義務にまとめています。

ラベルを付けても不利にならない条件

未開示が問題になるケース

YouTubeは、開示を繰り返し行わないクリエイターに対して、ラベルの手動適用、コンテンツの削除、YouTubeパートナープログラムからの停止といった措置がありうると明記しています。加えて2026年5月以降は、申告がなくてもフォトリアリスティックなAI生成を検知してラベルを自動付与する仕組みの展開が発表されており、ラベル表示位置も強化されています(長尺は動画プレーヤー直下、ショートは動画上のオーバーレイ)。「バレなければいい」という前提そのものが、制度側から崩されつつあると理解するのが実態に近いでしょう。

C2PA・SynthID・AI検出ツールの現在地と限界

結論:来歴情報(プロベナンス)は年々強くなっており、検出回避を前提にした運用は設計として持続しません。同時に、AI検出ツールの判定は確率であって証拠ではなく、誤検知も起きます。この2つは矛盾せず、両方が事実です。

C2PAとSynthIDの違い

2026年5月19日、OpenAIがSynthIDの採用を発表し、C2PAメタデータと組み合わせて来歴証明を強化する方針を示しました。C2PAの弱点を透かしで補い、さらに公開の検証ツールで確認できるようにする——という三層構成です。YouTube側も、AI生成の自動検出とラベル付与を来歴情報の存在を前提とした運用へ移しつつあります。

AI検出ツールの精度は「参考値」

一方で、AI検出ツールを過信するのも誤りです。公開されている比較検証では、次の限界が共通して指摘されています。

だからこそ「回避」は戦略にならない

以上を踏まえると、検出回避を目的にした加工は3つの意味で割に合いません。第一に、透かしは形式変換に耐えるよう設計されており、回避のための劣化加工は品質を落とすだけです。第二に、仮に回避できたとしても、視聴者の主観的な「安っぽさ」は1ミリも改善しません。第三に、開示義務違反として扱われた場合の損失(収益化停止)が、得られるものに対して大きすぎます。

本記事が具体的な回避手法を書かないのは、倫理的な理由だけでなく、単純に費用対効果が悪いからです。同じ30分を使うなら、辞書登録とテロップ改行の見直しに使ったほうが、確実に再生数が伸びます。

制作ワークフローとツールの選び方(量産と品質のバランス)

結論:「1本の完成度」より「12項目チェックを毎回通せる仕組み」を優先してください。ツール選定の基準も、生成品質そのものより「修正のしやすさ」に置くのが正解です。

主な作り方の比較

作り方 音声の調整自由度 テロップ調整 1本の所要時間 向いている人
編集ソフト+音声合成ソフトを個別に組み合わせる 高い(辞書・アクセント核まで調整可) 高い 60〜120分 品質を最優先し、本数は週3〜5本でよい人
テンプレート型の動画作成サービス 中(話速・声色中心) 20〜40分 型を固定して安定量産したい人
台本入力で一括生成するAIツール 低〜中(サービス依存) 低〜中 5〜15分 まず本数を出して当たり筋を探す段階の人
生成後に編集ソフトで手直しするハイブリッド 高い 高い 30〜60分 量産しつつ12項目チェックを通したい人

現実的な着地は4番目のハイブリッドです。生成で土台を作り、音声とテロップだけは必ず自分の手で直す——この分担が、量産と「手抜きに見えない」を両立させます。

一括生成型を試す選択肢の1つとして、当サイトが開発・運営しているツールShortyがあります。台本から雑学ショートを生成する用途に絞ったもので、無料プランには1本30秒まで/30日で5本まで/保存は7日間/出力はショート形式のみという制約があります。まず数本作って自分の運用に合うか試す、という使い方が向いています。他のサービスにもそれぞれ強みがあり、テンプレートの豊富さや編集の細かさを重視するなら別の選択肢のほうが合う場面も当然あります。生成手段を先に固定するより、「生成→音声修正→テロップ修正」の工程が自分の手元で完結するかを基準に選んでください。

自動生成系ツールの比較軸そのものについては雑学ショート動画を自動生成するAIツールも参考になります。

量産時に崩れやすいポイント

よくある質問

AI動画だとバレると再生数は落ちますか?

AI生成であること自体が直接の原因になるとは言い切れません。落ちるのは「手抜きに見えた」場合で、特に音声の読み間違いや棒読みが引き金になります。

視聴者の反応は、AI利用の有無より「自分の時間に見合う情報が得られたか」で決まります。実際、AI生成を明示しているチャンネルでも安定して伸びている例はあります。逆に、人力で作っていても音量バランスが崩れていれば同じように離脱されます。判断基準は「AIか人か」ではなく「雑か丁寧か」です。

AI生成であることを開示すると収益化に不利になりますか?

開示ラベル自体が収益化の可否を左右するという公開情報はありません。不利になるのは、開示が必要な内容を繰り返し未開示にした場合です。

YouTubeは、開示を継続的に行わないクリエイターに対してラベルの手動適用やコンテンツ削除、パートナープログラムからの停止がありうると明記しています。つまりリスクは「開示すること」ではなく「開示しないこと」の側にあります。加えて2026年5月以降は自動検知によるラベル付与も展開されており、未申告のメリットはさらに小さくなっています。

イラスト調のAI画像を使った雑学ショートでも開示は必要ですか?

明らかに非現実的なイラストやアニメーション表現であれば、原則として開示は不要とされています。ただし実在の人物や出来事をリアルに描く場合は必要です。

YouTubeヘルプは、非現実的なコンテンツ(ファンタジー、フルアニメーションなど)や、色調補正・背景ぼかしといった軽微な編集を開示不要の例として挙げています。判断に迷う中間領域——たとえば実在の史実をリアルタッチで再現する——では、付ける側に倒すのが安全です。最終判断は必ず公式ヘルプの最新版を確認してください。

合成音声のナレーションは開示対象になりますか?

自分自身の声をクローンしてナレーションや吹き替えに使う場合は、開示不要の例として挙げられています。他人の声を模倣する用途は扱いが異なります。

YouTubeヘルプでは「自分の声のクローンによるボイスオーバーや吹き替え」が開示不要の例に含まれています。一方、実在の他人の声を模倣して、その人が言っていないことを言ったように見せる用途は、開示対象であるだけでなく、なりすましポリシーなど別の規定にも触れる可能性があります。

AI検出ツールで自分の動画をチェックすれば安心ですか?

あまり意味はありません。検出ツールの出力は確率スコアで、誤検知も起こります。同じ時間を音声チェックに使うほうが再生数に直結します。

検出ツールは日本語の判定精度が英語より低い傾向があり、「検出されなかった=人間が作った」という証明にもなりません。セルフチェックとして有効なのは、むしろ目を閉じて1.5倍速で通し聞きするといった人間側のテストです。視聴者が実際に評価しているのはツールのスコアではなく、聞き心地だからです。

AI生成の透かし(SynthID)は消せますか?

本記事では除去方法は扱いません。SynthIDはスクリーンショットや圧縮、形式変換を経ても残存しうる設計とされており、除去を狙う加工は画質を落とすだけです。

加えて、透かし除去は開示義務の回避に直結しやすく、収益化停止のリスクを負います。得られるものが「隠せたかもしれない」という不確かな結果だけである以上、量産副業の戦略としては成立しません。品質改善に工数を回すほうが合理的です。

手指や文字が崩れたAI画像は必ず直すべきですか?

必ずではありません。1秒以下で流れるカットなら実害は小さいです。優先すべきは3秒以上映るカットと、サムネイルに使う画像です。

12項目チェックリストで手指・文字崩れを8番目に置いているのはこのためです。ショート動画では視線が止まる時間が短く、静止して見られる箇所——冒頭カットとサムネ——だけが実質的なリスクになります。すべてを完璧にしようとすると量産が止まり、そちらのほうが損失は大きくなります。

AI動画を量産していると収益化審査に落ちますか?

量産そのものが即NGではありませんが、独自の視点や解説が加わっていないテンプレ的な大量生産は収益化対象外とされる方向です。チャンネル単位で判断される点に注意が必要です。

2026年時点のYouTubeパートナープログラムでは、「繰り返しの多いコンテンツ」の考え方が整理され、独創性のないテンプレートで大量生産された印象を与えるコンテンツが問題視されています。しかも判定は動画単位ではなくチャンネル全体に及ぶため、質の低い動画を残したままにすること自体がリスクになります。対策は単純で、一次情報の確認と1行の解釈を足す運用を続けることです。

バレないようにする方法を教えてくれるサイトはありますか?

検出回避や開示逃れを解説する情報は存在しますが、本記事は扱いません。リスクに対してリターンが釣り合わないためです。

回避手法は仕様変更で無効化されやすく、失敗時の損失(収益化停止)は取り返しがつきません。さらに、回避に成功しても視聴者の「安っぽい」という感覚は変わらないため、再生数の問題は何も解決しません。実務的には、開示すべきものは開示し、浮いた時間を音声とテロップに投じるほうが確実です。

品質を上げても再生されない場合は何を疑うべきですか?

まずテーマ選定と冒頭3秒を疑ってください。音声・テロップの改善は「マイナスをゼロに戻す」施策で、需要のないテーマを救うことはできません。

視聴維持率が中盤以降で落ちているなら情報密度や間の問題ですが、冒頭3秒で落ちているならフックとサムネの問題です。アナリティクスで離脱位置を確認し、どちらの問題かを切り分けてから手を入れてください。順序を間違えると、直しても数字が動かないという徒労になります。

まとめ

「AI動画がバレる」の対策は、視聴者に対する品質改善プラットフォームに対する正しい開示の2軸に分けて考えるのが出発点です。この2つを混同し、「隠す」方向に工数を使うのが最も損な選択になります。

実務の優先順位は明確です。まず音声——読み間違い、イントネーション、句読点と間——を潰す。次にテロップの改行とタイミング。そのうえで映像の構図と破綻、最後に台本のテンプレ感。12項目チェックリストの上位4項目だけで所要20分、体感品質の大半が変わります。

開示については、2026年5月以降のYouTubeがフォトリアリスティックなAI生成の自動検知とラベル付与を展開している以上、未申告のメリットは縮小し続けています。開示が必要な範囲は限定的で、イラスト調の雑学ショートの多くは対象外です。迷ったら付ける側に倒し、その分の労力を内容に回してください。

最後に限界も書いておきます。ここに挙げた対策で「絶対にバレない」ことはありませんし、そもそもそれは目標ではありません。目標は、AI生成であることが分かったうえでも最後まで見てもらえる動画を作ることです。そして視聴者が最後まで見るかどうかを決めているのは、AIかどうかではなく、丁寧に作られているかどうかです。プラットフォームの仕様は今後も変わりますので、開示ルールの最新版は必ずYouTube公式ヘルプで確認してください。

この記事の手順、1本ぶんまるごと自動化できます

台本づくり・音声合成・字幕入れ・BGM 選びを工程ごとに手作業でやると、慣れても1本30分は消えます。Shorty はテーマを入力するだけで、この記事で解説した工程をまとめて1本のショート動画にします。無料プランは30日で5本まで(1本30秒・保存7日)。

無料で1本作ってみる