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YMM4が重い原因と対処法|症状別の切り分け表とPC買い替え前にやる順番

公開: 2026-09-24 約25分 YMM4ゆっくりムービーメーカー動画編集PSD立ち絵
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YMM4(ゆっくりムービーメーカー4)が重い原因を「プレビュー再生・カット操作・起動読込・出力」の症状別に切り分け。4K/H.265/VFR素材、PSD立ち絵、エフェクト多重、メモリ不足への対処と、PCを買い替える前に試す順番、ショート向け軽量設定を解説します。

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目次

YMM4(ゆっくりムービーメーカー4)が重い原因は、「どの操作が重いか」でほぼ切り分けられます。プレビュー再生だけが重いなら素材(4K・高ビットレート・H.265・VFR)とハードウェアデコード設定、タイムラインのカットやドラッグが重いならアイテム数とエフェクトの重ねがけ、起動やプロジェクト読込が重いならPSD立ち絵や巨大素材の読み込み、出力だけが遅いなら出力設定とエンコーダーが主な原因です。

多くの解説記事は「PCのスペックを上げましょう」「再起動しましょう」と対処法を並べるだけですが、それだと自分の症状にどれが効くのかが分かりません。この記事では、症状別の切り分け表から入り、原因ごとの対処、そしてPCを買い替える前にやるべき順番を示します。顔出しなしのショート動画(1080×1920)を量産している人向けの軽量設定もまとめました。

先に結論をひとつ書いておくと、筆者が見てきた「YMM4が重い」相談のうち、PC性能そのものが原因だったケースは想像より少なく、スマホやOBSで撮った素材をそのまま読み込んでいることが原因の大半でした。素材を編集向けに変換するだけで、同じPCのまま嘘のように軽くなることがあります。

YMM4が重い原因は「どの操作が重いか」で変わる(症状別の切り分け表)

結論:まず「重いのはプレビュー再生・タイムライン操作・起動/読込・出力のどれか」を確認してください。 重い場面によって、疑うべき原因も効く対処もまったく違います。全部を順に試すより、症状から当たりを付けたほうが早く片付きます。

以下が症状別の切り分け表です。自分の症状に一番近い行から読んでください。

重い場面 よくある症状 疑うべき主な原因 最初に試す対処
プレビュー再生 再生するとカクつく・音だけ進む・フリーズする 4K/高ビットレート素材、H.265、VFR素材、ハードウェアデコード設定 素材をH.264・フルHD・固定フレームレートに変換、ハードウェアデコード処理をDXVA2か無効に切り替え
プレビュー再生(動画なし) ゆっくり+立ち絵+字幕だけなのに重い PSD立ち絵のレイヤー数・解像度、エフェクト多重 立ち絵の解像度とレイヤーを整理、エフェクトを一時的に無効化して比較
タイムライン操作・カット ドラッグやカットのたびに一瞬固まる アイテム数の多さ、長尺プロジェクト、エフェクト多重、重い素材の頭出し プロジェクト分割、不要アイテム削除、素材変換
起動・プロジェクト読込 開くまで数十秒〜数分かかる 巨大PSD、大量の素材、ネットワークドライブや外付けHDD上の素材 素材をSSDに移す、PSDを軽量化、プロジェクトを分ける
出力 出力が極端に遅い・途中で止まる 出力解像度/ビットレート、エンコーダー設定、素材の相性、空き容量不足 出力設定を用途に合わせる、素材変換、空き容量確保
全体的に常に重い 何をしても遅い、他のアプリも遅い メモリ不足、ストレージの空き不足、常駐アプリ、内蔵GPUで動いている タスクマネージャーでメモリ・GPU使用状況を確認

この表のポイントは、「プレビュー再生だけ重い」のと「タイムラインの操作が重い」のは別問題だということです。前者は主に動画のデコード(読み込んで表示する処理)の負荷、後者はプロジェクト全体の管理負荷なので、同じ「重い」でも直し方が変わります。

切り分けのコツは、重い素材を一時的に非表示(または別プロジェクトに退避)にして挙動が変わるかを見ることです。動画アイテムを外したとたんに軽くなるなら素材が原因、立ち絵を外して軽くなるならPSDが原因、何を外しても重いならPC側(メモリ・GPU・ストレージ)を疑います。

プレビュー再生が重いとき:まず素材とデコード設定を疑う

結論:プレビュー再生だけが重いなら、原因の大半は読み込んでいる動画素材です。 4K・60fps・高ビットレート・H.265(HEVC)・可変フレームレート(VFR)の素材は、編集ソフトにとって非常に重い部類です。

重い素材の特徴と、編集向けの目安

スマホやゲーム録画の素材は「撮る側」に最適化されていて、「編集する側」には重いことが多いです。下の表で自分の素材を確認してください。

項目 重くなりやすい素材 編集で軽い素材の目安
解像度 4K(3840×2160)以上 完成動画と同じか、フルHD(1920×1080)
コーデック H.265(HEVC)、一部のAV1 H.264
フレームレート 可変フレームレート(VFR)、120fps以上 固定フレームレート(CFR)30fpsまたは60fps
ビットレート 数十Mbps以上の高ビットレート 完成動画に必要な程度(フルHDなら10Mbps前後でも実用上足りることが多い)
保存場所 外付けHDD、ネットワークドライブ、クラウド同期フォルダ 内蔵SSD

特にiPhoneで撮った動画は、初期設定だとH.265の「高効率」形式で保存されます。YMM4の公式FAQ(饅頭遣いのおもちゃ箱)でも、プレビューがフリーズする・映像が乱れる場合の対処として、H.265の動画をH.264に変換することや、iPhoneのカメラ設定を「互換性優先」にすることが挙げられています。

ハードウェアデコード処理の設定を切り替える

YMM4には、動画の読み込みにGPUを使う「ハードウェアデコード処理」の設定があります。公式FAQや複数の解説記事で案内されている場所は「ファイル」→「設定」→「全般」→「プレビュー」の中の「ハードウェアデコード処理」です。

  1. 「ファイル」メニューから「設定」を開く
  2. 「全般」の中の「プレビュー」を開く
  3. 「ハードウェアデコード処理」をDXVA2に変更する
  4. YMM4を再起動して、同じ場面のプレビューを確認する
  5. 改善しなければ、同じ項目を無効にして再度確認する

ここで注意したいのは、ハードウェアデコードは「オンにすれば必ず軽くなる」ものではないことです。GPUやドライバとの相性によっては、無効にしたほうが安定するケースもあります。どちらが良いかは環境次第なので、必ず「変更前後で同じ場面を再生して比べる」ようにしてください。なお、バージョンによって項目の表記や位置が変わる可能性があるため、見つからない場合は最新の公式FAQを確認するのが確実です。

読み込みプラグインの優先順位を見直す

公式FAQでは、設定ウィンドウの「プラグイン」から動画・音声・画像の読み込みプラグインの優先順位を変えて再起動する方法も案内されています。特定の形式の動画だけが重い・乱れるという場合は、読み込みに使われているプラグインが素材と相性が悪い可能性があります。優先順位を入れ替えたら、必ずYMM4を再起動してから確認してください。

VFR素材は重さだけでなく音ズレの原因にもなる

スマホ録画や一部の画面録画ソフトは、負荷に応じてフレームレートが変わる可変フレームレート(VFR)で保存されます。VFR素材は編集ソフトで扱いにくく、プレビューが重くなるだけでなく、時間が経つほど映像と音声がずれていく「音ズレ」も起こしやすい素材です。

音ズレの仕組みはAviUtlでもYMM4でも基本的に同じで、AviUtlの音ズレの直し方で解説している「VFRを固定フレームレート(CFR)に変換してから読み込む」という考え方がそのまま使えます。重さと音ズレが同時に出ているなら、まずVFRを疑うのが近道です。

変換には、HandBrakeやffmpegなどの変換ソフトでフレームレートを「固定(Constant Framerate)」に指定して書き出す方法が一般的です。変換には時間がかかりますが、一度やってしまえば以降の編集がずっと楽になります。

4K素材は「縮小してから読み込む」のが基本

完成動画がフルHDやショート(1080×1920)なのに、素材だけ4Kというケースは非常に多いです。4K素材はフルHDの4倍の画素数があり、デコード負荷もそのぶん大きくなります。完成動画より大きい解像度の素材は、画質面のメリットがほとんどないのに重さだけ背負っている状態です。

ズームやトリミングで4Kの余白を使いたい場合を除き、事前にフルHDへ縮小しておくのがおすすめです。OBSで録画する場合は、録画の段階で解像度やビットレートを編集向けに調整しておくと、変換の手間自体を省けます。

タイムライン操作・カットが重いとき:アイテム数とエフェクト多重を減らす

結論:カットやドラッグのたびに固まるなら、アイテム数・プロジェクトの長さ・エフェクトの重ねがけを疑ってください。 素材そのものより「プロジェクトが大きくなりすぎている」ことが原因のケースです。

ゆっくり解説はアイテム数が膨らみやすい

ゆっくり解説やずんだもん解説は、セリフ1つごとにボイス・字幕・立ち絵の表情変化が乗るため、10分の動画でもタイムライン上のアイテムが数百〜千個規模になることがあります。アイテムが増えるほど、カットや移動のたびに再計算する量も増えるので、操作が重くなるのは自然なことです。

対処としては次のようなものがあります。

特に最後の「過去プロジェクトの使い回し」は見落としがちです。前回の動画のアイテムをタイムラインの後ろに残したまま新しい動画を作っていて、実は2本分のプロジェクトを抱えていた、という例は珍しくありません。

エフェクトは「重ねがけ」で一気に重くなる

ぼかし、影、縁取り、グロー、色調補正などのエフェクトは、1つずつなら軽くても、複数を重ねたり、画面全体に掛けたり、多数のアイテムに個別に掛けたりすると急激に重くなります。特にぼかし系は処理が重い部類です。

切り分けの方法は単純で、エフェクトを一時的に無効にして動作を比べることです。無効にして軽くなるなら、次のように調整します。

「編集中は軽く、出力時だけ重い設定に戻す」という考え方は、YMM4に限らずどの編集ソフトでも使える基本テクニックです。

カット編集が重い場合の独自のコツ:先に「粗カット」を別ソフトで済ませる

ゲーム実況や画面録画を素材にしている場合、YMM4上で1時間の録画をカットしていくと、どうしてもタイムライン操作が重くなります。筆者のおすすめは、YMM4に入れる前に、必要な部分だけを切り出しておくことです。

無劣化でカットできる軽量な切り出しツールやffmpegを使えば、必要な数分だけを先に取り出せます。YMM4には「使う部分だけ」を渡し、YMM4は字幕・ボイス・立ち絵の演出に専念させる。役割を分けることで、カット時の重さの多くは解消できます。

PSD立ち絵が重いとき:レイヤー数と解像度を見直す

結論:動画素材を使っていないのに重いなら、PSD立ち絵の解像度とレイヤー数を疑ってください。 配布されている立ち絵素材の中には、非常に高解像度でレイヤー数も多いものがあり、それを複数キャラクター分読み込むと負荷が大きくなります。

PSD立ち絵が重くなる理由

PSD立ち絵は、目・口・眉・腕などのパーツがレイヤーとして分かれていて、表情が変わるたびにそれらを組み合わせて描画します。口パクや目パチはフレームごとにパーツが切り替わるので、解像度が大きくレイヤーが多いほど、再生中の処理量が増えます。

また、完成動画での表示サイズに対して元の立ち絵が大きすぎるケースもよくあります。たとえば画面の端に小さく表示するだけなのに、元データが縦数千ピクセルもある場合、見えない細部のために毎フレーム重い処理をしていることになります。

PSD立ち絵を軽くする手順

  1. どの立ち絵が重いか確認する(キャラクターを1体ずつ非表示にしてプレビューを比べる)
  2. 元のPSDを必ずバックアップしてから作業する
  3. 画像編集ソフトで、表示サイズに見合う解像度まで縮小したコピーを作る
  4. 使っていない衣装・小物・差分のレイヤーを削除したコピーを作る
  5. YMM4の立ち絵設定で、軽量化したコピーを参照するように差し替える
  6. 表情・口パク・目パチが正しく動くか確認する

注意点として、立ち絵素材には配布者ごとに利用規約があり、改変(縮小・レイヤー削除を含む)の可否が決められている場合があります。軽量化する前に必ず規約を確認してください。また、レイヤー名や構造を変えると、YMM4側で設定したパーツの割り当てがずれて立ち絵が正しく表示されなくなることがあります。そうなった場合の確認ポイントはYMM4で立ち絵が表示されない時の対処法にまとめています。

キャラクター数を減らすのも立派な対策

掛け合い形式の解説動画では、3人・4人とキャラクターを増やしたくなりますが、立ち絵の数はそのまま負荷に直結します。視聴者が話の流れを追えるなら、2人の掛け合いで十分なことが多いです。ずんだもんとめたんのような定番の組み合わせで作る場合の全体の流れは、ずんだもん動画の作り方で解説しています。

ここまでの手順、1本ぶんまるごと自動でやりますShorty はテーマを入力するだけで、台本・AI音声・字幕・BGMを揃えた雑学ショート動画を生成します。無料プランは30日5本まで。無料で作ってみる

起動・プロジェクト読込・出力が重いとき:素材の置き場所と出力設定を確認

結論:起動や読込が遅いなら素材の置き場所とPSD、出力が遅いなら出力設定と素材の相性を確認してください。 どちらも「編集中は問題ないのに、開く時・書き出す時だけ遅い」という症状になりやすいです。

起動・プロジェクト読込が遅い場合

プロジェクトを開くとき、YMM4はタイムラインに置かれた素材を読み込みます。次のような条件が重なると、開くまでに長い時間がかかります。

特にクラウド同期フォルダは要注意です。ファイルがクラウドにだけあってPC本体にダウンロードされていない状態だと、開くたびに取得処理が走り、極端に遅くなったり読み込みに失敗したりします。編集中の素材は、内蔵SSD上の普通のフォルダにまとめておくのが安全です。

また、素材フォルダを移動したりファイル名を変えたりすると、プロジェクトから素材が見つからなくなります。素材置き場は最初に決めて、途中で動かさないのがトラブルを減らすコツです。

出力が遅い・止まる場合

出力は、プロジェクト全体を1フレームずつ計算して動画ファイルに書き出す処理なので、編集中より時間がかかるのは正常です。ただし、極端に遅い・途中で止まる場合は次を確認してください。

出力が同じ位置で止まる、エラーで失敗するといった症状は「重い」とは別の問題であることも多いです。詳しい切り分けはYMM4の出力が止まる時の対処法で解説しています。

PCを買い替える前にやる順番(10ステップ)

結論:お金のかからない順に、素材→設定→プロジェクト→PC環境の順で試し、それでもダメなときに初めてハードウェアの増強を検討してください。 いきなりPCを買い替えても、重い素材をそのまま使っていれば、ある程度は速くなっても根本的には解決しません。

  1. YMM4とPCを再起動する:長時間の編集でメモリが圧迫されていることがあります。まずはリセット。
  2. YMM4を最新版に更新する:不具合修正や動作改善が入っていることがあります。更新前にプロジェクトのバックアップを取っておきましょう。
  3. 重い場面を特定する:切り分け表を見ながら、プレビュー・操作・読込・出力のどれが重いかを確認します。
  4. 素材を変換する:4K→フルHD、H.265→H.264、VFR→CFRに変換します。ここで解決する人が最も多いです。
  5. ハードウェアデコード処理を切り替える:DXVA2、または無効で比較します。
  6. エフェクトと立ち絵を整理する:重ねがけのエフェクトを減らし、PSD立ち絵を軽量化します。
  7. プロジェクトを分割する:長尺はパートごとに分けて、最後につなげます。
  8. 素材を内蔵SSDに集める:外付けHDDやクラウド同期フォルダから移します。
  9. PC環境を見直す:常駐アプリを減らし、ストレージの空き容量を確保し、タスクマネージャーでメモリとGPUの使用状況を確認します。
  10. それでも足りなければハードウェアを検討する:メモリ増設、SSD化、グラフィックボードの順に、ボトルネックに合わせて検討します。

タスクマネージャーで「何が足りないか」を見る

ステップ9と10は、勘ではなく数字で判断するのがおすすめです。YMM4でプレビューを再生しながら、タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブを見てください。

状態 考えられるボトルネック 検討すべき対策
メモリ使用率が常に90%以上 メモリ不足 他アプリを閉じる、メモリ増設(16GB以上が目安)
ディスク使用率が100%に張り付く ストレージが遅い・空き不足 素材をSSDへ、空き容量の確保
CPUが100%近く、GPUはほぼ使われていない CPUでデコードしている/エフェクト処理が重い ハードウェアデコード設定の見直し、素材変換
内蔵GPUだけが動き、グラフィックボードが遊んでいる YMM4が内蔵GPUで動作している Windowsのグラフィック設定でYMM4に高パフォーマンスのGPUを割り当てる
どれも余裕があるのに重い 素材やプラグインとの相性 素材変換、読み込みプラグインの優先順位変更

グラフィックボードを積んでいるのに内蔵GPUで動いてしまう問題は、公式FAQにも項目があるほど典型的なトラブルです。Windowsの「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィック」から、アプリごとに使用するGPUを指定できます。ノートPCでは特に起こりやすいので、一度確認しておく価値があります。

メモリはどれくらいあれば足りるのか

目安として、ゆっくり解説やずんだもん解説のように立ち絵・字幕・静止画中心の動画なら8GBでも動くことはありますが、余裕を持つなら16GBが現実的なラインです。フルHDの動画素材を多用する場合も16GBあると安心感が違います。4K素材をそのまま扱う、長尺を1プロジェクトで編集する、ブラウザを開きっぱなしで作業するといった条件が重なるなら、32GBを検討してもよいでしょう。

ただし、メモリを増やしても素材が重いままならプレビューのカクつきは残ります。メモリはあくまで「足りないと極端に遅くなる」部品で、「増やせば増やすほど速くなる」部品ではありません。

うまくいかない条件も知っておく

ここまでの対処をしても、次のような条件では劇的な改善は期待しにくいです。

こうした条件では、設定の工夫で「使える」レベルまでは持っていけても、快適とまでは言いにくいのが正直なところです。その場合は作り方自体を見直すか、ハードウェアの増強を検討してください。

ショート(1080×1920)制作向けの軽量設定チェックリスト

結論:ショート動画は尺が短いぶん、プロジェクト設定と素材を最初から縦型・フルHD相当に揃えれば、YMM4でも比較的軽く作れます。 横長の4K素材を縦に切り抜いて使う、といった作り方が一番重くなりやすいパターンです。

ショート制作の軽量チェックリスト

ショートは1本あたりの尺が短いので、長尺よりはアイテム数も少なく済みます。重くなる原因の多くは「長尺用のテンプレートや素材をそのまま流用している」ことです。長尺用に作った重い装飾や高解像度の立ち絵を、ショートにそのまま持ち込んでいないか確認してみてください。

独自視点:量産するなら「1本を軽くする」より「工程を分ける」

ショートを毎日のように量産していると、YMM4の重さそのものより、台本づくり・音声生成・字幕・素材集め・編集・書き出しの全工程を1つのソフトで抱えていることがボトルネックになってきます。重さ対策をやり尽くしたら、次は工程の分担を考える段階です。

工程をどう分けるかは、作っている動画の種類で変わります。代表的な選択肢を並べると次のようになります。

選択肢 向いている使い方 注意点
YMM4 ゆっくり・ずんだもん等の掛け合い解説、長尺・ショート両方 素材やPSDが重いと動作が重くなる。細かい演出ほど手間がかかる
AviUtl 細かい演出やプラグインでの拡張を重視する編集 導入と設定に手間がかかる。重さの原因や対処はYMM4と一部共通
スマホ・ブラウザ系の編集アプリ 手軽なカットやテロップ入れ 立ち絵の口パクなど、解説動画特有の演出は作りにくいことがある
Shorty(当サイトが開発・運営) テキストからショート動画の下書きを作る工程の省力化 無料プランは1本30秒まで・30日で5本まで・保存7日・ショート形式のみ。細かい演出は別の編集ソフトが必要な場合も

たとえば、当サイトが開発・運営しているShortyのようなツールで下書きを作り、演出を作り込みたい回だけYMM4で仕上げる、という分け方もできます。ただし無料プランには上記の制約があり、長尺や細かい掛け合い演出が中心ならYMM4やAviUtlで完結させたほうが向いているケースも多いです。自分の作りたい動画の種類と本数に合わせて選んでください。

どのソフトを使う場合でも、雑学系ショートなら「台本を先に固めてから編集に入る」だけで、編集ソフトの上で試行錯誤する時間、つまり重い状態で待たされる時間そのものを減らせます。台本から仕上げまでの流れは雑学動画の作り方で解説しています。

AviUtlから移ってきた人・併用している人へ

AviUtlでも「素材が重い」「エフェクトの重ねがけ」「VFR素材」は重さの定番原因で、考え方はYMM4とかなり共通しています。一方で、AviUtl特有の設定(入力プラグインや拡張編集の設定など)もあるため、AviUtl側の対策はAviUtlが重い時の対処法を参照してください。両方を併用している人は、素材の変換だけは共通の前処理として済ませておくと、どちらのソフトでも軽く扱えます。

よくある質問

YMM4が重い一番多い原因は何ですか?

最も多いのは、スマホやOBSで撮った4K・H.265・可変フレームレートの動画素材をそのまま読み込んでいることです。PC性能より先に素材を疑うのがおすすめです。

素材をH.264・フルHD・固定フレームレートに変換するだけで、同じPCのままプレビューが大きく軽くなることがあります。動画素材を使っていないのに重い場合は、PSD立ち絵とエフェクトを確認してください。

YMM4のプレビュー再生だけが重いのはなぜですか?

プレビュー再生だけ重いなら、動画素材のデコード(読み込み・表示処理)が追いついていない可能性が高いです。素材変換とデコード設定の切り替えを試してください。

「ファイル」→「設定」→「全般」→「プレビュー」の「ハードウェアデコード処理」をDXVA2にする、または無効にして比べる方法が公式FAQなどで案内されています。どちらが良いかは環境によって異なります。

YMM4でカットやタイムライン操作が重いときはどうすればいいですか?

カットやドラッグが重いなら、アイテム数の多さ、プロジェクトの長さ、エフェクトの重ねがけが主な原因です。長尺はパートごとにプロジェクトを分けるのが効果的です。

加えて、使っていないアイテムの削除、エフェクトの一時無効化、長い録画素材をYMM4に入れる前に必要部分だけ切り出しておく、といった対策も有効です。

YMM4でPSD立ち絵を使うと重くなるのは普通ですか?

高解像度・多レイヤーのPSD立ち絵は負荷が大きく、複数キャラ分で重くなるのは珍しくありません。表示サイズに見合う解像度へ縮小すると軽くなることがあります。

ただし、立ち絵の改変可否は配布者の利用規約によって異なります。軽量化の前に規約を確認し、元データは必ずバックアップしてから作業してください。

YMM4で4K動画を編集するにはどれくらいのスペックが必要ですか?

4K素材をそのまま快適に扱うには、十分なメモリとグラフィックボードが要ります。完成動画がフルHD以下なら、素材を縮小してから使うほうが現実的です。

完成動画より大きな解像度の素材は、画質面の恩恵が少ないのに負荷だけが大きくなります。ズームやトリミングで余白を使う必要がなければ、事前にフルHDへ変換してください。

YMM4にはメモリが何GB必要ですか?

立ち絵と静止画中心なら8GBでも動くことはありますが、余裕を持って作業するなら16GBが目安です。4K素材や長尺を扱うなら32GBも検討の余地があります。

ただし、メモリを増やしても素材が重いままならプレビューのカクつきは残ります。増設の前に、タスクマネージャーで本当にメモリが不足しているかを確認してください。

グラフィックボードがあるのにYMM4が重いのはなぜですか?

YMM4がグラフィックボードではなくCPU内蔵GPUで動いている可能性があります。Windowsのグラフィック設定で高パフォーマンスのGPUを割り当ててください。

特にノートPCで起こりやすい問題で、公式FAQにも項目があります。タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブで、どのGPUが使われているかを確認すると判断できます。

YMM4の出力が遅いのは重さと関係がありますか?

関係はありますが、出力は全体を1フレームずつ計算するため編集中より時間がかかるのは正常です。極端に遅い・止まる場合は出力設定と素材を確認してください。

同じ位置で止まる場合は、その位置にある素材との相性が疑われます。出力先の空き容量不足や、出力中に他の重いアプリを動かしていることも原因になります。

YMM4が重いならPCを買い替えるべきですか?

買い替えは最後の手段です。素材の変換、デコード設定、エフェクトと立ち絵の整理、プロジェクト分割を先に試すと、同じPCでも十分に軽くなることが多いです。

それでも改善しない場合に、タスクマネージャーで不足している部分を確認し、メモリ増設・SSD化・グラフィックボードの順にボトルネックに合わせて検討するのが無駄のない順番です。

YMM4とAviUtlはどちらが軽いですか?

一概にどちらが軽いとは言えず、素材・設定・プラグイン・作る動画の内容で体感は変わります。重い素材やエフェクト多重はどちらのソフトでも重さの原因になります。

ゆっくり・ずんだもん等の掛け合い解説ならYMM4が作りやすく、細かい演出の拡張性を重視するならAviUtlという選び方が一般的です。重さだけでソフトを乗り換えるより、先に素材を見直すほうが効果的です。

まとめ

YMM4が重いときは、まずどの操作が重いかを確認するのが最短ルートです。

PCの買い替えは、素材・設定・プロジェクトの見直しをやり切った後で十分です。特に「素材を編集向けに変換する」は、お金をかけずに最も効果が出やすい対策なので、まだ試していない人は最初に取り組んでみてください。

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