台本ができたら次は音声と映像です。その先の工程はずんだもん動画の作り方を無料ツールだけで9ステップに分解した記事に順番どおりまとめています。
台本テンプレートが必要な理由|結論と選び方
結論から言うと、ショート動画で無料の台本テンプレートを使うべき理由は「最初の2〜3秒で視聴継続が決まる」というプラットフォーム構造上、思いつきで喋ると離脱を招きやすいからです。YouTubeショートやTikTokは冒頭で指を止めさせられなければその場でスワイプされてしまい、どれだけ本編が良くても最後まで見てもらえません。台本があれば「冒頭で何を言うか」を撮影前に固定でき、言い直しやカット編集の手間も減らせます。特に顔出しなしでナレーション中心の動画を作る場合、台本なしでは声のトーンや間の取り方も安定しにくく、撮影のやり直しが増えて結果的に投稿頻度が落ちてしまいます。
無料テンプレートは大きく3種類に分かれます。1つ目は「スプレッドシート型」で、シーンごとに映像・ナレーション・テロップを表形式で管理するタイプ。企業のPR動画や複数人での制作に向きますが、個人が1本ずつ量産するにはやや重たい形式です。2つ目は「穴埋め文章型」で、フック・本編・CTAの空欄を埋めるだけで台本が完成するタイプ。顔出しなしでスマホ1台で量産する副業スタイルには最も相性が良く、本記事でもこの形式を軸に解説します。3つ目は「AIプロンプト型」で、ChatGPTやGeminiにテーマを渡して台本を生成させる方法です。本数を稼ぎたい人向きですが、そのまま使うと画一的な台本になりやすい弱点があります。
多くの解説記事はテンプレートの「型」を紹介して終わりますが、実際に運用してみると穴埋め型テンプレートは早く書ける代わりに文面が金太郎飴化しやすく、フックの独自性が薄れて視聴維持率が頭打ちになるという弱点があります。この記事ではテンプレートそのものに加えて、量産しても伸び悩まないための調整ポイントまで踏み込んで解説します。
なお本記事でいう「台本」は、映画やドラマのような完成度の高いシナリオではなく、撮影直前に見返す「話す順番と要点のメモ」に近いものを指します。ショート動画は1本あたり60秒以下と短いため、台本に求められるのは文学的な完成度ではなく「フックで止める」「要点をぶらさない」「CTAで行動を促す」という機能面です。この機能さえ満たしていれば、多少口語的で粗い文章でも問題ありません。むしろ台詞を全部書き込みすぎると読み上げ口調になり、視聴者が離脱しやすくなる点にも注意してください。
台本の基本構成|フック→本編→CTAの3ブロック
ショート動画の台本は「フック→本編→CTA」の3ブロックで組み立てるのが基本です。60秒の動画なら冒頭2〜3秒がフック、次の40〜45秒が本編、最後の5〜10秒がCTA(行動喚起)という配分がひとつの目安になります。
| ブロック | 目安秒数(60秒動画の場合) | 役割 | ありがちなNG |
|---|---|---|---|
| フック | 0〜3秒 | 指を止めさせる、続きが気になる一言を出す | 挨拶や自己紹介から入って離脱される |
| 本編 | 4〜45秒 | 要点を1〜3個に絞って順番に見せる | 情報を詰め込みすぎて1メッセージを守れない |
| CTA | 46〜60秒 | フォロー・保存・コメントなど次の行動を促す | 「良かったら見てね」で終わり具体的な行動を示さない |
フックで大事なのは「結論やベネフィットを先に出す」ことです。「今日は◯◯について話します」ではなく「◯◯を知らないと1年で3万円損します」のように、見た人が得る利益や損失を先出しすると継続視聴率が上がりやすくなります。本編は1動画1メッセージが原則で、要点を3つ以上詰め込むと視聴維持率が下がりやすいことが台本設計の経験則として知られています。
秒数配分は動画の長さによっても変える必要があります。15秒の短尺なら要点は1つに絞り、フックとCTAを合わせて5秒以内に収めるくらいのつもりで組むとテンポが保てます。逆に90秒前後の中尺ショートでは要点を2〜3個まで広げられますが、その場合も「本編の中でさらに小さなフックを挟む」(例:「ここからが本題です」ではなく新しい数字や事実を提示する)ことで途中離脱を防げます。台本作成の基本をさらに体系的に押さえたい場合は、ショート動画の台本の書き方完全ガイドで構成の型を細かく解説しています。
【コピペOK】ジャンル別・台本テンプレート例文集(5パターン)
ここからは実際にコピペしてスマホのメモ帳に貼り、空欄を埋めるだけで使える台本テンプレートを5パターン紹介します。いずれも顔出しなし・ナレーションのみで完結できる形式にしてあります。
パターン1:副業・ノウハウ系
【フック】
「〇〇で月△万円稼げるって知ってました?」
「実は〇〇、9割の人がやり方を間違えてます」
【本編(3ステップ構成)】
①まず結論:〇〇をやるなら△△が最短です
②理由:なぜなら◯◯だからです(データや根拠を一言)
③やり方:具体的には①②③の手順でやります
【CTA】
「やり方の詳細はプロフィールのリンクから」
「保存して後で見返してください」
パターン2:あるある・共感系
【フック】
「〇〇してる人、あるあるすぎる」
【本編】
・あるある①:〇〇するとつい△△しちゃう
・あるある②:〇〇のときに限って△△が起きる
・オチ:結局みんな同じことで悩んでる、というまとめ
【CTA】
「共感したらコメントで教えて」
パターン3:Before/After実演系
【フック】
「このやり方に変えただけで結果が変わりました」
【本編】
Before:〇〇のやり方(問題点を提示)
After:△△のやり方に変えた結果
理由:なぜAfterの方が良いのかを一言で
【CTA】
「他のやり方も知りたい人はフォローしてください」
パターン4:ランキング・比較系
【フック】
「〇〇、実は3位以下が本命でした」
【本編】
第3位:〇〇(理由を一言)
第2位:〇〇(理由を一言)
第1位:〇〇(理由を一言、意外性を強調)
【CTA】
「あなたはどれ派?コメントで教えて」
パターン5:Q&A・雑学系
【フック】
「〇〇って知ってる人、実は少ないです」
【本編】
Q. 〇〇って何?
A. 実は△△という意味です(30文字以内で簡潔に)
補足:知っておくと役立つ場面を一言
【CTA】
「もっと知りたい人はコメントで質問してね」
記入例|実際に埋めるとこうなる
「〇〇」の空欄をどう埋めればいいか分かりにくい場合のために、パターン1(副業・ノウハウ系)を実際に埋めた記入例を載せておきます。
| ブロック | 記入例(テーマ:フリマアプリ副業) |
|---|---|
| フック | 「フリマアプリで月2万円稼げるって知ってました?」 |
| 本編① | 「結論:不用品より"仕入れて売る"方が早いです」 |
| 本編② | 「理由:不用品は数が限られますが、仕入れは毎月繰り返せるからです」 |
| 本編③ | 「やり方:①近所のリサイクルショップで型落ち品を探す②相場をアプリで確認③利益が出る値付けで出品」 |
| CTA | 「仕入れの探し方は保存して後で見返してください」 |
このように、テンプレートの空欄には「一般論」ではなく「具体的な行動や数字」を入れることで、視聴者が最後まで見る理由(=次に何が言われるか気になる状態)を作れます。
無料で使える台本テンプレート配布まとめ|形式別比較表
台本テンプレートの配布形式にはそれぞれ向き不向きがあります。自分の運用スタイルに合わせて選ぶと、無駄な手戻りを減らせます。
| 配布形式 | 主な特徴 | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| Googleスプレッドシート型 | シーンNo.・秒数・映像・ナレーション・テロップを表で管理 | 複数人での制作・進行管理がしやすい | 1人での量産にはやや重い | チーム制作、企業のPR動画担当者 |
| 穴埋め文章型(Word/メモ帳) | フック・本編・CTAの空欄を埋めるだけ | スマホだけで完結、書くのが速い | フォーマット化しすぎると個性が出にくい | 個人で毎日1本量産したい人 |
| AIプロンプト型 | ChatGPT/Geminiにテーマを渡して自動生成 | ゼロから考える手間がなく本数を稼げる | そのまま使うと文面が似通いやすい | 本数優先で企画に時間をかけられない人 |
| PDF/note配布のテンプレ集 | ジャンル別に例文がまとまっている | すぐ真似できる実例が豊富 | 自分のジャンルに合わないと調整が必要 | 何から書けばいいか分からない初心者 |
どの形式を選んでも、テンプレートは「そのまま使う」のではなく「自分の言葉に一部差し替える」ことが視聴維持率を保つコツです。テンプレそのままだと、同じ型を使う他の投稿者と似た動画になり、視聴者側に既視感が生まれてしまいます。
配布形式を選ぶ際の判断基準として、まず「今の自分が1日に何本投稿したいか」を先に決めることをおすすめします。1日1本以内であればスプレッドシート型でじっくり作り込んでも間に合いますが、1日2〜3本を目標にするなら、埋める作業が最も速い穴埋め文章型かAIプロンプト型に絞った方が現実的です。本数を先に決めてから形式を選ぶと、途中で「重すぎて続かない」という挫折を避けやすくなります。
台本の書き方6ステップ|テンプレートに当てはめるだけ
具体的な台本の書き方を6ステップに分解しました。上記のテンプレートに沿って埋めていけば、初めてでも1本あたり10〜15分程度で台本が完成します。
- テーマを1つに絞る:「今日話すことは何か」を1文で言えるまで絞り込む。複数テーマを詰め込むと本編がぼやける。
- 結論・ベネフィットを先に決める:視聴者が得る利益(お金・時短・悩み解消)を先に言語化してからフックを書く。
- フックを3案書いて1つ選ぶ:「数字を使う」「疑問形にする」「損失を提示する」の3パターンで書き、一番強いものを選ぶ。
- 本編を3つの要点に分解する:要点は多くても3つまで。1つの要点は1〜2文で言い切る。
- テロップ用に1文を短く区切る:口語のまま書くのではなく、テロップとして読める長さ(15〜20文字目安)に区切る。
- CTAを具体的な行動に変換する:「見てね」ではなく「保存して」「コメントで教えて」「プロフィールのリンクから」など、次の1アクションを明示する。
この6ステップは、ジャンルを問わず使い回せる汎用フローです。慣れないうちはステップごとに時間を区切って(例:テーマ決めに2分、フック3案に3分、本編に5分)取り組むと、考えすぎて手が止まる時間を減らせます。特にステップ3のフック作りは冒頭2秒の作り方次第で視聴維持率が大きく変わるため、そこだけ時間をかけて練るのがおすすめです。
ここまでの手順、1本ぶんまるごと自動でやりますShorty はテーマを入力するだけで、台本・AI音声・字幕・BGMを揃えた雑学ショート動画を生成します。無料プランは30日5本まで。無料で作ってみるAIで台本を自動生成する方法|無料プロンプトの使い方
台本作成を時短したいなら、ChatGPTやGeminiに無料で使えるプロンプトを渡して下書きを作らせる方法が有効です。結論として、AIに丸投げするのではなく「型を指定して生成させ、フックだけ自分で書き直す」使い方が最も効率的です。
基本のプロンプト例は以下の通りです。
あなたはショート動画の構成作家です。
テーマ「〇〇」について、以下の条件で60秒のショート動画台本を作成してください。
・構成:フック(3秒)→本編(3つの要点、45秒)→CTA(10秒)
・トーン:〇〇(例:親しみやすい/専門的/煽らない)
・ターゲット:〇〇(例:副業を始めたい会社員)
・禁止事項:誇大表現、断定的な「必ず稼げる」系の表現は使わない
・出力形式:フック/本編①②③/CTAの見出しで分けて出力
まずフック案を3つ出してください。
AIが出した台本をそのまま使うと、他の投稿者と似た言い回しになりやすい点には注意が必要です。特にフック部分はAIの得意なパターン(数字+疑問形)に偏りやすいため、自分の実体験や具体的な数字に置き換えると差別化できます。
複数案から選びたい場合は、以下のように「フックだけ」を先に大量生成させるプロンプトも有効です。
テーマ「〇〇」のショート動画のフック(冒頭3秒のセリフ)を、
以下の3タイプでそれぞれ3案ずつ、合計9案出してください。
タイプA:数字を使った損失訴求(例:知らないと年間◯円損する)
タイプB:疑問形で気になる状態を作る
タイプC:意外性のある事実を先に提示する
各案は20文字以内で出力してください。
9案の中から自分の言葉で違和感のないものを1つ選び、必要に応じて語尾や数字を実体験の数値に差し替えれば、AI特有の言い回しに寄りすぎるのを防げます。フックだけを大量生成させて選ぶこの方法は、本編とCTAはいつも通りのテンプレートを使いつつ、視聴者が最初に目にする3秒だけを毎回変化させたい場合に特に効果的です。ジャンル別のプロンプト例をさらに増やしたい場合はAI台本プロンプト例7選にまとめています。
台本から動画まで一気通貫で作る方法|ツール比較
台本ができたら次は撮影・編集です。ここで多くの人がつまずくのが「台本はできたのに動画にする作業が重くて続かない」という点です。台本作成そのものは10〜15分で終わっても、その後の撮影・テロップ入れ・BGM選定・書き出しに1本あたり1〜2時間かかっているケースは珍しくなく、この工程の重さが「毎日投稿」を続けられない最大の原因になっています。台本から動画までの工程をどこまで自動化できるかで、続けやすさが大きく変わります。
| ツール | 台本→動画の自動化度 | 無料プランの制約 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| CapCut | 台本は自分で用意、編集は手動+一部AI字幕自動生成 | 一部機能・素材が有料 | 手動編集にこだわりたい人 |
| Canva | テンプレートに沿って手動編集、AI音声読み上げあり | 高度なAI機能は有料 | デザイン重視で作りたい人 |
| Shorty | 台本テキストを貼るとAIが音声・テロップ・映像を自動生成 | 1本30秒まで・30日で5本まで・保存7日・ショート形式のみ | 台本から動画までを最短で完結させたい人 |
| VLLO等の編集アプリ | 台本は自分で用意、編集は手動が中心 | 透かし・機能制限あり | スマホ編集に慣れている人 |
このうち「Shorty」は当サイト(shorty.mazenture.com)が開発・運営している顔出し不要のショート動画自動生成ツールです。台本テキストを入力するとAIナレーションとテロップ付きの動画が自動で組み上がるため、本記事のテンプレートで書いた台本をそのまま流し込んで検証する使い方に向いています。台本を書いた直後にすぐ動画化できるので、「台本はできたが編集で止まってしまう」というボトルネックを検証段階でつぶしたい人に向いています。ただし無料プランには「1本30秒まで」「30日で5本まで」「保存期間7日」「ショート形式のみ対応」という制約があるため、本数を量産したい場合や30秒を超える動画を作りたい場合は制約を踏まえて使い分ける必要があります。どのツールが最適かはジャンルや制作スタイルによって変わるため、一つに決め打ちせず自分の作業量に合ったものを選ぶのが現実的です。台本から動画までの具体的な自動化手順は台本から動画をAIで自動作成する無料ツールと手順でさらに詳しく解説しています。
テンプレートを使っても伸びない時のチェックリスト
テンプレート通りに書いているのに再生数や視聴維持率が伸びない場合、多くは「型」ではなく「中身の埋め方」に原因があります。以下のチェックリストで見直してみてください。
- [ ] フックが「挨拶」や「今日は〇〇について話します」から始まっていないか(前置きを1秒でも入れると離脱率が上がります)
- [ ] 本編で伝えている要点が3つを超えていないか(詰め込みすぎると1つも記憶に残らなくなります)
- [ ] テロップの1文が長すぎて、パッと読めない長さになっていないか(目安は15〜20文字)
- [ ] CTAが「良かったら見てね」のような曖昧な言い回しで終わっていないか(保存・コメント・フォローのどれか1つに絞って明示する)
- [ ] 他の投稿者と同じテンプレートをそのまま使い、フックの言い回しが似通っていないか(数字や実体験に差し替えたか確認する)
- [ ] 音声とテロップのタイミングがずれていないか(穴埋め型テンプレートで特に起きやすい落とし穴)
- [ ] 数字や具体例を入れず、抽象的な言葉だけで説明していないか(「効果的」「たくさん」より具体的な数値の方が刺さります)
- [ ] 動画の長さがテーマに対して長すぎ/短すぎになっていないか(1メッセージなら30秒以内に収まるはずです)
- [ ] 台本の段階で「誰に向けた動画か」がぶれていないか(ターゲットが曖昧だと言葉選びも曖昧になります)
特に見落とされがちなのが「テロップと音声のズレ」です。穴埋め文章型のテンプレートはナレーション原稿としては書きやすい一方、テロップに変換する際に1文が長すぎて画面から文字がはみ出したり、読み終わる前に次のカットに切り替わったりする不具合が起きやすくなります。台本の段階でテロップ用に短く区切っておくと、この問題を編集前に防げます。台本を書く時点で「/」などの記号でテロップの区切り位置を先に決めておくと、編集時にテロップと音声を合わせる作業が大幅に短縮できるため、慣れないうちから習慣にしておくことをおすすめします。
よくある質問
台本テンプレートは著作権的に使い回してもいい?
型(構成の順番)自体には著作権が及ばないため使い回して問題ありません。ただし配布元が「セリフの一言一句をそのまま使うのは禁止」としている場合があるため、配布ページの利用規約は確認してください。テンプレートの「フック→本編→CTA」という構成パターンはアイデアであり、具体的な文章表現を丸ごとコピーしなければ通常は問題になりません。
スマホだけで台本は作れる?
作れます。メモ帳アプリに穴埋め型テンプレートを貼り付け、空欄を埋めるだけで完結します。スプレッドシート型はPCの方が編集しやすいですが、穴埋め文章型であればスマホのメモ機能だけで台本作成から撮影直前の確認まで完結できます。移動中のスキマ時間にフックだけ複数案メモしておき、まとまった時間ができたら本編とCTAを埋める、という分割作業もスマホなら気軽にできます。
台本なしのアドリブ撮影とどっちが伸びる?
慣れているジャンルならアドリブの方が自然な間で伸びることもありますが、初心者ほど台本ありの方が安定して視聴維持率を保てます。アドリブは話が脱線しやすく、フックが弱くなったり本編が間延びしたりするリスクが高いため、まずは台本ベースで本数を重ね、慣れてきたら一部アドリブを混ぜるのが現実的です。台本を「一言一句読む」のではなく「要点だけ覚えて話す」使い方に慣れてくると、台本の安定感とアドリブの自然さを両立させやすくなります。
台本の長さはどのくらいが目安?
60秒動画なら400〜600文字程度が目安です。1分間に話せる文字数はナレーションの速度にもよりますが、日本語は概ね300〜400文字/分が自然な速度とされています。テロップとして読ませる時間も考慮し、余白を持たせて文字数を抑えるのがコツです。15秒の短尺なら100〜150文字、30秒なら200〜300文字を目安にすると、詰め込みすぎを防げます。文字数を数える際は句読点や記号も含めてカウントし、実際に声に出して読んでみて秒数を計測すると精度が上がります。
AIが作った台本をそのまま使っても大丈夫?
そのまま使うこと自体は問題ありませんが、フックの言い回しがAI特有のパターンに偏りやすく、他の投稿者の動画と似てしまうリスクがあります。AIの出力を下書きとして使い、フックと具体的な数字・実体験の部分だけ自分の言葉に書き直すのがおすすめです。
テンプレートを使うと個性がなくなるのでは?
構成(型)を固定しても、中身の言葉選びやエピソードで個性は十分に出せます。むしろ型を固定することで視聴者が「この人の動画はこういう流れ」と認識しやすくなり、シリーズ化しやすくなるメリットもあります。個性は構成ではなく、フックの切り口や具体例の選び方に宿ります。
台本作成にどのくらい時間をかけるべき?
テンプレートを使えば1本10〜15分が目安です。それ以上かかる場合は、テーマを絞り切れていない、要点を3つ以上詰め込んでいる、といった原因が多いです。時間がかかりすぎる場合はステップ1(テーマを1つに絞る)に立ち返ることをおすすめします。
無料テンプレートと有料テンプレートの違いは?
無料テンプレートは基本の型(フック・本編・CTA)を押さえていれば十分に実用的です。有料テンプレートはジャンル特化の例文数が多かったり、AIプロンプトとセットで販売されていたりしますが、本記事で紹介した無料の型だけでも量産は十分可能です。まずは無料テンプレートで本数を重ね、伸び悩んだ箇所だけ有料教材で補うのが無駄のない順番です。台本の型そのものにお金をかけるより、撮影・編集にかかる時間を減らす工夫にリソースを回した方が、投稿本数が増えて結果につながりやすいというのが実践してみた実感です。
ジャンルによって台本の型は変えるべき?
基本の「フック→本編→CTA」の骨格は共通ですが、本編の見せ方はジャンルで変えるべきです。ノウハウ系は「結論→理由→手順」、あるある系は「共感の積み重ね→オチ」、ランキング系は「下位から上位への昇順提示」など、ジャンルごとに視聴者が期待する情報の出し方が異なります。同じ「フリマアプリ副業」というテーマでも、ノウハウ系として手順を淡々と伝えるか、あるある系として失敗談から入るかで、必要なフックも本編の展開もまったく別物になる点は意識しておくとよいでしょう。
台本を書いても視聴維持率が伸びない原因は?
最も多い原因はフックが弱いこと、次に本編で要点を詰め込みすぎていることです。台本の型自体が間違っているケースは少なく、多くは「型は合っているが中身が抽象的」という状態に陥っています。前述のチェックリストで、フック・要点数・テロップの長さ・CTAの具体性の4点を順番に見直すと、どこがボトルネックになっているか特定しやすくなります。
まとめ
ショート動画の台本テンプレートは、「スプレッドシート型」「穴埋め文章型」「AIプロンプト型」の3種類から自分の運用スタイルに合うものを選ぶのが出発点です。個人で顔出しなし・毎日量産するスタイルなら、穴埋め文章型をベースに、フック→本編→CTAの3ブロックで書くのが最も再現性が高い方法です。本記事で紹介した5パターンのコピペテンプレートと6ステップの書き方を使えば、1本あたり10〜15分程度で台本を仕上げられます。
ただしテンプレートはあくまで骨格であり、そのまま使い続けると他の投稿者と似た金太郎飴コンテンツになりやすい点には注意が必要です。フックの言い回しと具体的な数字・実体験だけは自分の言葉に置き換え、テロップと音声のズレなど編集段階の落とし穴もあわせてチェックすることで、テンプレートを使いながらも視聴維持率が頭打ちにならない台本作りができます。
台本作りで悩む時間が長くなるほど、動画そのものを投稿する本数が減ってしまいます。完璧な台本を1本作るより、テンプレートで6〜7割の完成度の台本を素早く量産し、公開後の反応を見ながら微調整していく方が、結果的に伸びる動画にたどり着くスピードは速くなります。台本が固まったら、撮影・編集にどれだけ時間をかけられるかに応じてツールを使い分け、まずは1本作って公開してみることが次の改善につながります。テンプレートはゴールではなく、量産と検証を回すための出発点として使い倒してください。
(本記事は2026年8月時点の情報をもとに、shorty編集部が実際のテンプレート運用を検証したうえで執筆・更新しています)