「VOICEPEAK 動画 作り方」で検索している人がいちばん知りたいのは、たぶん細かい機能一覧ではなく「声優を雇わず、自分の声も出さずに、ナレーション付きの動画を最短距離で完成させる方法」だろう。結論を先に言うと、VOICEPEAKは文章を打ち込むだけで自然なAIナレーションを生成できる買い切り型の音声合成ソフトで、動画編集ソフトと組み合わせれば収録・声出し・外注ゼロで動画が完成する。無料ではなく数千円〜2万円台の初期投資が必要だが、月額課金がないぶん本数を作るほど1本あたりのコストは下がる仕組みだ。
多くの解説記事は「使い方」の画面操作だけで終わっているが、実際に動画を量産する立場で運用すると、もっと厄介な壁にぶつかる。「ナレーターごとに商用利用の細かい条件が違う」という見落とされがちな落とし穴と、「無料の音声合成ツールで十分なのでは」という素朴な疑問だ。この記事では画面操作の手順に加えて、その2点まで踏み込んで、実際の価格データと比較表を交えて解説する。
VOICEPEAKとは?動画作りに向いている理由
結論、VOICEPEAKは「テキストを読み上げ音声に変換する買い切り型ソフト」で、ナレーション動画・解説動画・雑学ショート動画のような、顔出しなしで音声だけを差し替える動画作りに向いている。Dreamtonics社の音声合成エンジンをAHS(AH-Software)が製品化したもので、抑揚や感情表現(喜怒哀楽)をパラメータで細かく調整できるのが最大の特徴だ。
VOICEPEAK単体の無料版というものは存在しない。エンジンは各ナレーター製品にセットで同梱される形で販売されており、体験版(試用版)でしか無料では使えない。つまり「VOICEPEAKを動画に使う」には、最低1種類のナレーター製品を購入する必要がある。この前提を知らずに「無料で使える」と誤解して調べ始める人が多いが、まずここを正しく認識しておくと、後の比較検討がスムーズになる。
動画作りに向いている理由は3つある。第一に、感情パラメータ(怒り・悲しみ・喜び・落ち着きなど)をブロック単位で調整でき、棒読みになりにくい。第二に、辞書登録機能があり、専門用語や固有名詞の読み間違いを自分で修正・蓄積できるため、同じジャンルの動画を量産するほど作業が速くなる。第三に、Windows・macOS・Linuxに対応しており、書き出した音声はwav形式でどんな動画編集ソフトにも取り込める汎用性がある。
一方で、VOICEVOXやAivisSpeechのような無料の音声合成ソフトと違い、初期費用がかかる点はデメリットとして正直に書いておく必要がある。無料ツールとの使い分けは後述の比較表で整理する。
実際の評価データも見ておくと判断材料になる。IT製品レビューサイトITreviewでの利用者満足度は4.5(音声合成ソフトウェアカテゴリで1位、2026年8月時点)で、ユーザーレビューでは「短時間で高品質なナレーションが作れる」「外注していたナレーション収録の手間とコストが大幅に減った」といった声が挙がっている一方、「キャラクターごとにライセンス条件が違って分かりにくい」という指摘も見られる。この「ライセンスの分かりにくさ」は、この記事でも後述する重要な注意点と一致する。
VOICEPEAKの動作環境(システム要件)も購入前に確認しておきたい。公式ではWindows・macOS・Linux(Ubuntu系)に対応し、推奨メモリは8GB以上、ナレーター1体あたり数百MB〜1GB前後のストレージが目安とされる。ノートPCでも動作するが、複数のナレーターを追加して辞書登録を蓄積していくとストレージを圧迫しやすいので、量産運用を見込むなら空き容量に余裕を持たせておくと安心だ。数年前のスペックの低いPCでも動作するという口コミもあるが、快適に作業するなら中古の型落ちPCより、ある程度余力のある構成を選んだ方が結果的にストレスは少ない。
VOICEPEAKの料金体系:買い切り価格とナレーターセット
結論、VOICEPEAKは月額課金のないソフトだが、「エンジン単体」では買えず、ナレーター製品を購入する形で導入する。価格は個別ナレーター約1万円台〜、まとめ買いのナレーターセットで2万円台というのが実勢だ。
AHS公式サイト(ah-soft.com)の掲載価格をもとに、2026年8月時点の主要な導入パターンを整理する。
| 製品プラン | 税込価格 | 収録ナレーター数 | 商用利用 |
|---|---|---|---|
| 個別ナレーター(通常版) | 11,980円 | 1名 | 可(製品ごとに規約あり) |
| 個別ナレーター(6ナレユーザー優待版) | 5,980円 | 1名 | 可(既に6ナレセット所有者向け) |
| 商用可能6ナレーターセット(ダウンロード版) | 23,800円 | 7種(男性3・女性3・少女声1) | 可(同社への連絡不要) |
| 商用可能6ナレーターセット(パッケージ通常版) | 29,800円 | 7種 | 可 |
| 商用可能6ナレーターセット(AHSユーザー特別版) | 24,800円 | 7種 | 可(既存ユーザー向け割引) |
出典: AHS公式「VOICEPEAK 商用可能 ナレーター」「VOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセット」製品ページ(2026年8月確認)。
ここで独自に指摘したい点がある。「1本1万円台なら高い」と敬遠されがちだが、月額課金のクラウド音声合成サービス(月2,000〜3,000円クラスが多い)と比較すると、6ナレーターセット23,800円は8〜10か月分の月額料金相当で元が取れる計算になる。以下は簡易シミュレーションだ。
| 運用期間 | クラウド型(月2,500円想定・累計) | VOICEPEAK6ナレーターセット(買い切り23,800円) |
|---|---|---|
| 3か月 | 7,500円 | 23,800円(初期投資のみ) |
| 6か月 | 15,000円 | 23,800円(差額縮小中) |
| 10か月 | 25,000円 | 23,800円(ここで逆転) |
| 24か月 | 60,000円 | 23,800円(36,200円の差) |
副業として月10本以上の動画を継続する前提なら、10か月目以降は買い切り型のほうがトータルコストで有利になる。逆に「月1〜2本しか作らない」「まず試したいだけ」という人には、無料の無料 音声合成 比較で紹介しているツールから始めるほうが合理的だ。
導入前の準備:ダウンロードとナレーター選びのチェックリスト
VOICEPEAKを使い始める前に、以下の4点を確認しておくと購入後の後悔が減る。
- [ ] 動画のジャンル(解説系・雑学系・淡々ナレーション系など)に合う声質のナレーターを、公式の試聴サンプルで事前に聴き比べたか
- [ ] 無料体験版(透かし音声・機能制限あり)で実際の読み上げ品質を確認したか
- [ ] PCのOS(Windows/macOS/Linux)とスペック(推奨メモリ8GB以上)が動作要件を満たしているか
- [ ] ライセンスは1台の環境でのみ有効という制限を理解しているか(PC買い替え時は事前にアクティベーション解除が必要)
特に見落とされやすいのがライセンスの台数制限だ。VOICEPEAKは「1ライセンスで1台の環境でのみ利用可能」と明記されており、複数台のPCで作業したい場合や、PCを買い替える場合は、旧環境で先にアクティベーション解除をしておかないと、新しいPCで再アクティベーションができないトラブルにつながる。これは意外と解説記事に書かれていないので、購入前に必ず押さえておきたい。
VOICEPEAKでナレーション音声を作る手順
VOICEPEAK単体でのナレーション作成は、以下の6ステップで完了する。1本あたり数分〜十数分程度が目安だ。
- 原稿を用意する: 台本(読み上げてほしいテキスト)を先に完成させておく。VOICEPEAKに一気に流し込んで作業する前提で、句読点や改行で文の区切りを整えておくと後の調整が楽になる。
- テキストを貼り付ける: VOICEPEAKのエディタ画面に台本を貼り付けると、自動的に文単位(ブロック)で分割される。
- ナレーターを選択する: 画面右側でナレーター(声質)を選ぶ。1つの原稿内で複数のナレーターを使い分けることも可能。
- 感情・抑揚を調整する: ブロックごとに「怒り」「悲しみ」「喜び」などの感情パラメータと、話速・ピッチ・抑揚をスライダーで調整する。棒読み感が気になる箇所はここで感情値を10〜30%程度乗せると自然になりやすい。
- 辞書登録で読み間違いを修正する: 固有名詞や専門用語が誤読される場合は、辞書機能に読み方を登録する。一度登録すれば以降の原稿でも自動適用されるため、同ジャンルの動画を量産するほど修正の手間が減っていく。
- 音声を書き出す(エクスポート): 全体を再生して確認したら、wav形式で書き出す。ブロック単位・全体一括のどちらでもエクスポート可能。
このステップの中で最も動画の完成度を左右するのは4の感情調整だ。デフォルト設定のまま書き出すと機械的な読み上げに聞こえやすいが、文末や強調したい単語だけ感情値を上げるだけでも、聞き手の離脱率に影響する印象の差が出る。
音声を動画に組み込む手順(動画編集ソフト連携)
VOICEPEAKで書き出した音声(wav)を動画にする作業は、以下の5ステップで進める。DaVinci Resolve・Premiere Pro・AviUtl・YMM4(ゆっくりMovieMaker4)など、どの動画編集ソフトでも基本の流れは同じだ。
- 書き出したwav音声を動画編集ソフトに読み込む: 音声トラックにドラッグ&ドロップするだけで配置できる。
- 波形を見ながら映像素材・字幕を音声に合わせて配置する: 無音区間や間の取り方を波形で確認しながらカットを割ると、テンポの良い動画になる。
- BGM・効果音を別トラックに重ねる: ナレーション音声より6〜10dB程度低い音量に調整し、聞き取りやすさを優先する。
- 字幕(テロップ)を自動または手動で挿入する: 台本テキストをそのまま流用できるため、二重入力の手間がない。
- 書き出し・レンダリングする: 投稿先(YouTube本編なら16:9、ショート動画なら9:16)に合わせた解像度・アスペクト比で書き出す。
雑学系のネタで動画を量産したい場合は、台本の作り方自体を体系化しておくと効率が大きく変わる。台本構成のコツは雑学動画 作り方で詳しく解説しているので、VOICEPEAKでの音声制作と合わせて参照してほしい。
ここまでの手順、1本ぶんまるごと自動でやりますShorty はテーマを入力するだけで、台本・AI音声・字幕・BGMを揃えた雑学ショート動画を生成します。無料プランは30日5本まで。無料で作ってみるVOICEPEAKと他の音声合成ツールとの比較
「VOICEPEAKを買うべきか、無料ツールで十分か」は多くの人が迷うポイントだ。ここでは主要な選択肢を用途別に比較する。
| ツール | 価格帯 | 商用利用 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| VOICEPEAK | 買い切り 5,980円〜29,800円 | 可(製品ごとに規約確認要) | 感情パラメータが豊富、辞書登録で量産向き | 月10本以上を継続する副業運用者 |
| VOICEVOX | 無料 | 可(キャラクターごとに規約あり) | オープンソース、コミュニティが大きい | まず無料で試したい初心者 |
| AivisSpeech | 無料 | 可(キャラクターごとに規約あり) | 感情表現がVOICEVOX系より豊か | 表現力を無料で求める人 |
| COEIROINK | 無料 | 可(キャラクターごとに規約あり) | 声質の種類が豊富 | 声のバリエーションを試したい人 |
| クラウド型音声合成SaaS | 月額2,000〜5,000円前後 | プランによる | ブラウザだけで完結 | PCスペックに不安がある人 |
無料ツールの詳しい比較は無料 音声合成 比較にまとめている。VOICEVOXの商用利用条件を個別に確認したい場合はVOICEVOX 商用利用、COEIROINKで実際に動画を1本仕上げるまでの手順はCOEIROINK 動画 作り方も参考になる。
なお、音声から動画への「組み立て工程」自体を効率化したい場合、選択肢の一つとして当サイトが開発・運営しているショート動画自動生成ツール「Shorty」もある。VOICEPEAKなどで作ったナレーションを使わず、Shorty単体で台本からショート動画を自動生成する使い方も可能だが、無料プランには1本30秒まで・30日で5本まで・保存期間7日・ショート形式のみという制約があるため、本編ナレーション動画のような長尺・大量生産にはVOICEPEAKと動画編集ソフトの組み合わせのほうが向いている。用途に応じてShortyと使い分けるのが現実的だ。他ツールを貶める意図はなく、あくまで工程の選択肢の一つとして紹介する。
VOICEPEAKの商用利用・YouTube収益化で注意すべき点
結論、VOICEPEAK自体の商用利用は「基本的に事前連絡不要」で認められているが、ナレーターごと・キャラクターごとに個別の使用許諾条件があるため、収益化前に必ず確認する必要がある。
見落とされがちなのは、「商用可能ナレーター」と「キャラクター系ナレーター」で商用利用の可否そのものが違うという点だ。VOICEPEAKには、汎用的な声質として販売されている「商用可能ナレーター」シリーズと、東北ずん子・京町セイカ・彩澄しゅお・彩澄りりせ・フリモメンのようなキャラクター名を冠したナレーターシリーズの2系統がある。この2つを「同じVOICEPEAKだから同じ条件だろう」と思い込むと足元をすくわれる。
| ナレーター製品 | 系統 | 商用・業務利用 |
|---|---|---|
| 商用可能ナレーター(個別・通常版) | 汎用ナレーター | 可(事前連絡不要) |
| 商用可能6ナレーターセット | 汎用ナレーター | 可(事前連絡不要) |
| VOICEPEAK 東北ずん子 | キャラクター系 | 不可(商用・業務利用不可) |
| VOICEPEAK 京町セイカ | キャラクター系 | 不可(商用・業務利用不可) |
出典: AHS公式製品ページ(2026年8月確認)。
つまり、収益化前提のYouTube動画で「東北ずん子の声を使いたい」と考えている場合、そのナレーター単体では商用利用の条件を満たせない可能性がある。動画で使う予定のナレーターが「商用可能」と明記されたシリーズかどうかを、購入前に製品ページで必ず確認してほしい。付属のMMDモデルやVRMモデル、マンガ用素材を動画のサムネイルやアイキャッチとして使う場合も、音声のライセンスとは別に、キャラクターごとの利用ガイドラインに従う必要がある。「音声だけ使うのか」「絵柄も使うのか」を分けて規約を読むのが実務上のコツだ。
YouTube収益化との関係では、AIナレーションソフトを使っていること自体が収益化の障害になることは基本的にない。ただし、YouTube側のポリシー変更(低品質な大量生産コンテンツに対する収益化制限など)は独立して存在するため、「音声を機械的に流すだけ」の動画ではなく、台本・構成・編集の工夫で独自性を出すことが、VOICEPEAKを使うかどうかとは別の意味で重要になる。
商用利用前の最終チェックリストは以下の通り。
- [ ] 使用するナレーター製品の個別使用許諾(音声ライブラリ使用許諾契約書)を読んだか
- [ ] キャラクターの絵・3Dモデルをサムネイルや動画内に使う場合、そのキャラクター専用のガイドラインも確認したか
- [ ] クレジット表記(ボイス提供元の表記)が必要な製品かどうか確認したか
- [ ] 複数人での共同利用がある場合、ライセンスの台数(1ライセンス1台)を超えていないか
VOICEPEAKで雑学ショート動画を量産する運用フロー
顔出しなしの副業として動画を継続するなら、1本ずつ手作業で仕上げるより、台本作成からVOICEPEAK読み上げ、動画組み立てまでを型化したほうが継続しやすい。ここでは雑学ショート動画を想定した量産フローの一例を示す。
- ネタ出し: 検索需要のあるジャンル(生活雑学・歴史・お金の話など)から週単位でテーマをまとめて決める
- 台本を一括作成: 1本あたり200〜400字程度の短尺台本を、複数本まとめて書く(構成の型は雑学動画 作り方を参照)
- VOICEPEAKで一括読み上げ: 辞書登録済みの用語が多いジャンルほど、読み間違いの修正時間が短縮される
- 動画編集ソフトでテンプレート化: 字幕フォント・BGM・トランジションをテンプレート保存し、素材だけ差し替える
- 投稿・数値確認: 再生維持率が低い箇所を特定し、次回の台本の間の取り方・感情調整にフィードバックする
このフローの肝は「3」と「4」を分業のようにテンプレート化することだ。VOICEPEAKの辞書登録は一度作れば資産として蓄積されるため、同じジャンルを続けるほど1本あたりの制作時間は短くなる。逆に、毎回違うジャンルに手を出すと辞書の蓄積効果が薄れ、外注に近いコスト構造になってしまう点は、量産を検討する人があまり意識していない落とし穴だ。
目安として、週2〜3本を継続するペースなら、辞書登録が育つ3〜4週間目あたりから1本あたりの制作時間が初期の半分程度まで短縮されるケースが多い。逆に投稿頻度が週1本未満まで落ちると、辞書やテンプレートの資産化が進まず、毎回ゼロから作業する感覚に近くなってしまう。継続本数そのものが効率化の前提条件になっている点は覚えておきたい。
副業として無理なく続けるなら、平日の夜に台本を1〜2本書き溜め、週末にまとめてVOICEPEAKで読み上げと動画組み立てを行う「バッチ制作」の形が現実的だ。毎日1本ずつ作業を分散させるより、工程ごとにまとめて処理したほうが、VOICEPEAKの画面切り替えや動画編集ソフトの読み込みといった作業ロス時間を減らせる。本業がある人ほど、この工程分業の効果は大きく効いてくる。
よくある質問
VOICEPEAKは無料で使えますか?
エンジン単体の無料版はなく、体験版(機能制限あり)以外で使うにはナレーター製品(5,980円〜)の購入が必要です。
体験版は透かし・書き出し制限などがあり、実運用には向きません。継続的に動画を作るなら、まずは1体のナレーターを購入して運用するのが現実的です。無料で試したい場合はVOICEVOXなど別ツールから始める選択肢もあります。
VOICEPEAKとVOICEVOXはどちらがいいですか?
月10本以上作るならVOICEPEAK、月数本以下や初期費用ゼロを優先するならVOICEVOXが向きます。
VOICEPEAKは買い切り費用がかかる代わりに感情パラメータが豊富で辞書登録も柔軟です。VOICEVOXは無料で始められる反面、声質のバリエーションやパラメータ調整の細かさはVOICEPEAKに一歩譲る場面があります。両方の体験版・無料版を実際に触って声質を比較してから決めるのが失敗しません。
VOICEPEAKの動画はYouTubeで収益化できますか?
できます。AIナレーションを使っていること自体は収益化の障害にはなりません。
ただし低品質な大量生産コンテンツに対するYouTube側のポリシーは別途存在するため、台本・構成の独自性は別途必要です。またナレーター製品ごとの商用利用規約は事前に確認してください。
VOICEPEAKで作った音声はどんな動画編集ソフトでも使えますか?
wav形式で書き出せるため、DaVinci Resolve・Premiere Pro・AviUtl・YMM4など主要な編集ソフトほぼすべてで使用できます。
音声トラックに読み込むだけで済むため、特別なプラグインや変換作業は不要です。
VOICEPEAKのナレーターは何人から選べますか?
個別購入なら1人単位、まとめ買いの商用可能6ナレーターセットなら7種類(男性3・女性3・少女声1)から選べます。
複数の声を使い分けて掛け合い形式の動画を作りたい場合は、セット購入のほうがコスト効率が良くなります。
VOICEPEAKの感情調整はどれくらい効果がありますか?
デフォルトのまま書き出すより、文末や強調語だけ感情値を10〜30%乗せるだけでも聞き手の印象が変わります。
棒読みに感じる原稿ほど、感情パラメータをゼロから均等に上げるのではなく、抑揚をつけたい箇所だけをピンポイントで調整するほうが自然に聞こえやすい傾向があります。
VOICEPEAKはスマホでも使えますか?
現時点でVOICEPEAKはWindows・macOS・Linuxのデスクトップ向けソフトで、スマホアプリ版はありません。
動画編集自体をスマホで完結させたい場合は、音声だけPCのVOICEPEAKで作って動画編集アプリに転送する運用が必要になります。
VOICEPEAKのキャラクターの絵やモデルを動画のサムネイルに使ってもいいですか?
音声の商用利用規約とは別に、キャラクターの絵・3Dモデル専用のガイドラインに従う必要があります。
たとえば東北ずん子のように、音声とキャラクター素材(MMDモデル・VRMモデルなど)が別ライセンスで提供されている製品があります。サムネイルやアイキャッチにキャラクターの絵を使う場合は、音声のライセンスとは別に、そのキャラクター専用の利用規約を必ず確認してください。
東北ずん子や京町セイカのVOICEPEAK版はYouTube収益化動画に使えますか?
使えません。これらのキャラクター系ナレーターは商用・業務利用不可と明記されており、収益化前提の動画には「商用可能ナレーター」シリーズを選ぶ必要があります。
同じVOICEPEAKブランドでも、汎用の「商用可能ナレーター」「商用可能6ナレーターセット」と、キャラクター名を冠したナレーター製品とでは利用条件が根本的に異なります。購入前に製品ページの利用条件欄を必ず確認し、収益化目的なら「商用可能」の表記があるシリーズを選んでください。
VOICEPEAKの辞書登録機能はどこまで効果がありますか?
固有名詞や専門用語の読み間違いをゼロに近づけられ、同ジャンルの動画を続けるほど修正作業が減っていきます。
一度辞書に登録した読み方は、以降のすべての原稿で自動的に反映されます。たとえば暗号資産や特定の業界用語を扱うチャンネルなら、初期の数本で用語を登録し切ってしまえば、以降の動画では読み間違いの修正がほぼ発生しなくなり、量産スピードが安定します。
まとめ
VOICEPEAKは、買い切り5,980円〜29,800円という初期投資と引き換えに、月額課金なしで感情豊かなナレーションを作り続けられる音声合成ソフトだ。台本作成→VOICEPEAKで読み上げ→動画編集ソフトで組み立て、という流れ自体はシンプルだが、実際に量産で継続するかどうかを分けるのは「辞書登録の蓄積」「ナレーターごとの商用利用規約の違い」「ライセンス台数制限」といった、画面操作以外の細かい条件を事前に理解しているかどうかだ。
とくに「商用可能ナレーター」と「キャラクター系ナレーター」で収益化の可否そのものが違うという点は、多くの解説記事が見落としている実務上の落とし穴なので、購入前に必ず製品ページの利用条件を確認してほしい。ここを曖昧にしたまま制作を進めると、動画を作り終えてから声を差し替える手戻りが発生しかねない。
月1〜2本の試し使いなら無料ツールから、月10本以上を継続する前提なら買い切り型のVOICEPEAKから、というのが費用対効果でみた現実的な判断基準になる。まずは無料体験版で声質を確認し、自分の動画ジャンルと収益化の予定に合うナレーターを見極めてから購入を検討してほしい。