Shorty(ショーティー)

AviUtl2の使い方とインストール手順|旧版からの移行判定【2026年】

公開: 2026-09-24 約26分 AviUtl2AviUtl動画編集ソフトゆっくり実況
AviUtl2の使い方とインストール手順|旧版からの移行判定【2026年】のアイキャッチ画像

AviUtl2(ExEdit2)の使い方とインストール手順を2026年9月時点の最新版で解説。動作要件、L-SMASH Worksとx264guiExの入れ方、mp4出力、旧AviUtl 1.10からの移行可否判定表まで、ゆっくり・ずんだもん制作者目線でまとめました。

雑学ショート動画を、テーマ入力だけで1本作る 台本・AI音声・字幕・BGMまで自動生成。顔出しなしで副業を始める人向け。無料プランは30日5本まで(1本30秒)。 無料で作ってみる
目次

AviUtl2(正式名称AviUtl ExEdit2)は、公式サイト「AviUtlのお部屋」からインストーラー版をダウンロードして実行し、あとから「L-SMASH Works(読み込み)」と「x264guiEx(mp4出力)」の2つのプラグインを足せば、動画編集を始められる状態になります。2026年9月時点の最新はversion 2.1.10(2026年9月19日公開)で、2026年7月7日のversion 2.0.54でベータ表記が外れて正式版の扱いになりました。

ただし、この記事で一番伝えたいのは導入手順そのものではありません。すでに旧AviUtl 1.10+拡張編集0.92で、ゆっくり実況やずんだもん解説を毎週出している人が、いまAviUtl2に乗り換えるべきかどうかという判断です。AviUtl2は「旧版の64bit版」ではなく、作者のKENくん氏が拡張編集を含めてゼロから作り直した別ソフトです。旧プロジェクト(.aup)は開けず、32bitのDLLプラグインは基本的に動きません。導入は数分で終わっても、制作環境の移行には数週間かかるケースがある、というのが実際のところです。

この記事では、2026年9月時点で確認できた情報をもとに、動作要件、インストール手順、最初に入れるプラグイン、基本の使い方、mp4出力までを順番に説明します。そのうえで、旧環境からの移行可否をプラグイン・スクリプト・exo・PSDToolKitの4軸で判定表にまとめました。AviUtl2は更新が週単位で続いているソフトなので、細かなメニュー名や挙動は今後変わる可能性がある点を前提に読んでください。

AviUtl2とは?旧AviUtl 1.10との違いを先に整理(2026年9月時点)

結論から言うと、AviUtl2は旧AviUtlと拡張編集Pluginを一体化し、64bit対応で作り直した後継ソフトです。名前は似ていますが、旧版にプラグインを足していくアップデートではなく、中身もファイル形式も別物だと考えたほうが混乱しません。

経緯を時系列で整理すると次のとおりです。

時期 出来事
2025年7月7日 AviUtl ExEdit2がテスト版(ベータ版)として突然公開される
2025年7月〜2026年6月 ベータ版として短い間隔で更新が続く
2026年7月7日 version 2.0.54でベータ表記が外れ、正式版の扱いになる
2026年8月31日 version 2.1.7a公開
2026年9月5日・12日・19日 version 2.1.8・2.1.9・2.1.10と週1ペースで公開

公式サイトの更新履歴を見る限り、正式版になったあとも更新頻度は落ちていません。これは不具合修正や機能追加が早いという長所であると同時に、「ネットの解説記事に書いてあるメニュー名や手順が、自分の手元のバージョンと微妙に違う」という事態が起こりやすいことも意味します。検索で見つけた記事を参考にするときは、その記事がどのバージョン時点で書かれたかを必ず確認してください。

旧版との主な違いは次のとおりです。

項目 旧AviUtl 1.10+拡張編集0.92 AviUtl2(ExEdit2)
対応OS・bit数 32bitアプリ(メモリ上限が実質的な壁) 64bit版Windows 10以降専用
拡張編集 別配布のプラグインを本体に追加 最初から本体に統合
プロジェクトファイル .aup .aup2(相互に互換なし)
プラグイン拡張子 .aui / .auo / .auf など .aui2 / .auo2 / .auf2 / .mod2 / .aux2
プラグインの置き場所 本体フォルダ内のPluginsなど C:\ProgramData\aviutl2\Plugin など
導入方法 手作業でフォルダにコピー プレビュー画面へのドラッグ&ドロップにも対応
mp4出力 x264guiExなどの追加が必要 同じく出力プラグインの追加が必要

旧版で多くの人が悩まされてきたのは、32bitアプリであるがゆえのメモリ不足でした。長尺のゆっくり実況で素材を大量に並べると、プレビューが止まったり出力途中で落ちたりする。AviUtl2は64bit化によってこの壁から解放された、というのが最大の変化です。一方で、旧版で積み上げてきた「プラグインとスクリプトの資産」がそのまま使えるわけではない、という点が移行判断の核心になります。

AviUtl2を導入する前の動作要件チェック

結論として、64bit版Windows 10以降で、DirectX 11.3とAVX2が使えるPCでなければAviUtl2は動きません。公式サイトには、GPUの性能によっては動作しない可能性がある旨も書かれています。旧AviUtlが古いPCでも動いたのとは事情が違うので、インストールの前に次のチェックリストを確認してください。

うまくいかない条件として多いのは、古いノートPCや、一部の廉価CPUでAVX2に対応していないケースです。この場合、インストール自体はできても起動しない、あるいは起動直後に落ちることがあります。ここは設定やプラグインで解決できる問題ではないため、旧AviUtl 1.10を使い続けるか、別の編集ソフトを検討することになります。

また、会社支給PCや学校のPCでは、ProgramDataフォルダへの書き込みやインストーラーの実行が制限されていることがあります。後述するように、AviUtl2はプラグインやスクリプトをC:\ProgramData\aviutl2配下に置く設計なので、管理者権限がない環境では思うように導入できない可能性がある点も覚えておいてください。

AviUtl2のインストール手順(インストーラー版・ZIP版・カタログ)

結論として、初めての人はインストーラー版を既定の設定のまま入れるのが最も失敗しにくい方法です。2026年9月時点で、公式サイト「AviUtlのお部屋」ではインストーラー版(AviUtl2_v2.1.10_setup.exe)とZIP版(aviutl2_v2.1.10.zip)が配布されており、開発者向けのSDKも別に用意されています。ファイル名はバージョンごとに変わるので、ダウンロード時点の最新版を選んでください。

3つの導入方法を比較すると次のようになります。

導入方法 向いている人 長所 注意点
インストーラー版 初めてAviUtl2を使う人 手順が少なく、.aup2の関連付けも設定できる インストール先を変えると解説記事と食い違いやすい
ZIP版 自分でフォルダ管理したい中級者以上 展開するだけで使える プラグインやデータの置き場所を自分で理解しておく必要がある
AviUtl2カタログ 本体とプラグインをまとめて揃えたい人 本体・プラグイン・スクリプトを一括で導入できる 有志ツールなので、入る内容と更新状況を自分で把握する必要がある

インストーラー版の手順

  1. 公式サイト「AviUtlのお部屋」を開き、AviUtl ExEdit2の項目からインストーラー版(setup.exe)をダウンロードする
  2. ダウンロードしたsetup.exeをダブルクリックして実行する
  3. Windowsの保護画面が出た場合は、発行元とファイル名を確認したうえで実行を続ける
  4. インストール先は変更せず、既定のまま進める
  5. 「デスクトップにアイコンを作成」と「.aup2ファイルの関連付け」にチェックを入れて進める
  6. 完了したらAviUtl2を起動し、プレビュー画面とタイムラインが表示されることを確認する

複数の導入解説で共通して勧められているのが「インストール先を変えない」ことです。インストール先を変えると、プラグインの置き場所やトラブル時の確認方法がネット上の解説と一致しなくなり、自力で原因を切り分けにくくなります。こだわりがなければ既定のままにしておくのが無難です。

ZIP版の手順

ZIP版は、ダウンロードしたZIPファイルを任意のフォルダに展開し、中のaviutl2.exeを起動して使う形式です。インストーラーを使わないぶん手軽に見えますが、プラグインや設定データをどこに保存するかを自分で理解していないと、あとで「入れたはずのプラグインが見当たらない」という状態になりがちです。ZIP版の保存先の扱いはバージョンによって変わる可能性があるため、同梱の説明ファイルを必ず読んでから使ってください。

AviUtl2カタログを使う方法

2026年時点の導入解説では、「AviUtl2カタログ」という有志ツールを使って、本体とプラグイン・スクリプトをまとめて導入する方法を推奨する記事が増えています。カタログ経由で新規インストールした場合は、mp4出力に使うx264guiExがすでに入っていると解説している記事もあります。手順が大幅に減るのは確かに便利です。

ただし、カタログは作者本人ではなく有志が提供しているツールです。何がどのバージョンで入ったのかを把握しないまま使うと、トラブル時に「どのプラグインが原因か」を切り分けられません。独自視点として言えば、動画を定期投稿している人ほど、最初の1回は手動で入れて構成を理解し、2台目以降や再インストール時にカタログを使うほうが、長期的には運用が安定します。

ProgramData\aviutl2フォルダの構成

AviUtl2では、プラグインやスクリプトを本体のフォルダではなく、次の場所に置く設計になっています。

ProgramDataは既定で隠しフォルダなので、エクスプローラーの「表示」から「隠しファイル」を表示する設定にしないと見えません。旧AviUtlの感覚で「本体フォルダにPluginsフォルダを作って入れる」と、AviUtl2では読み込まれないので注意してください。

最初に入れるプラグインと入れ方(読み込み・mp4出力)

結論として、最初に入れるべきプラグインは読み込み用のL-SMASH Worksと、mp4出力用のx264guiEx(またはMP4Exporter)の2つです。公式の説明によると、AviUtl2本体が標準で読み込めるのはAVI・BMP・PNG・JPG・GIF・WAVなどに限られ、本体だけではmp4を出力できません。スマホで撮った動画や、YouTubeにアップするmp4を扱うには、この2つが実質的に必須です。

目的 代表的なプラグイン 入れないとどうなるか
mp4・mkvなどの読み込み L-SMASH Works(AviUtl2対応版、lwinput.aui2) 動画素材をタイムラインに置けない、または正常に読めない
mp4出力(H.264) x264guiEx mp4で書き出せず、YouTube用のファイルを作れない
mp4出力(別の選択肢) MP4Exporter 同上。x264guiExと用途や設定の細かさが異なる
立ち絵・字幕の効率化 PSDToolKit2と関連ツール 手作業で立ち絵を切り替えることになり、制作時間が増える

プラグインの入れ方(ドラッグ&ドロップ)

AviUtl2では、旧版のように自分でフォルダへコピーしなくても、プラグインのファイルをプレビュー画面へドラッグ&ドロップするだけで導入できます。L-SMASH Worksを例にすると、流れは次のとおりです。

  1. L-SMASH WorksのAviUtl2対応版を配布元(GitHub)からダウンロードする
  2. ZIPファイルを展開する
  3. 中に入っている「lwinput.aui2」を、AviUtl2のプレビュー画面にドラッグ&ドロップする
  4. プラグインを信頼するかを確認するダイアログが出たら、配布元を確認したうえで承認する
  5. AviUtl2を再起動し、mp4の動画ファイルがタイムラインに置けるか確認する

ここでよくある失敗が、旧版用の「lwinput.aui」(末尾に2がない)を入れてしまうことです。旧版用のファイルはAviUtl2では使えないので、拡張子の末尾に「2」が付いているかを必ず確認してください。

L-SMASH Worksの導入後は、入力プラグインの優先度設定で「LW-Libav」を有効にする設定を紹介している解説もあります。ただし素材によっては元の設定のほうが安定する場合もあるとされているので、読み込みがおかしいと感じたときに切り替えを試す、くらいの位置づけで構いません。

x264guiExも同様に、AviUtl2対応版を配布ページから入手して導入します。導入が済むと、「ファイル」メニューの出力の項目にx264guiExが追加されます。ウイルス対策ソフトがプラグインの実行ファイルをブロックする事例も報告されていますが、安易に保護を無効化するのではなく、まず配布元が正規のものかを確認し、必要に応じて除外設定で対応するのが安全です。

ここまでの手順、1本ぶんまるごと自動でやりますShorty はテーマを入力するだけで、台本・AI音声・字幕・BGMを揃えた雑学ショート動画を生成します。無料プランは30日5本まで。無料で作ってみる

AviUtl2の基本の使い方:素材配置からmp4出力まで

結論として、AviUtl2の基本操作は「素材をタイムラインにドラッグ&ドロップ→オブジェクトを並べて調整→プロジェクトを.aup2で保存→ファイル出力でmp4化」の4段階です。旧拡張編集を触ったことがある人なら、レイヤーにオブジェクトを並べる考え方はほぼ同じです。

手順1:素材をタイムラインに置く

動画・画像・音声ファイルは、エクスプローラーからタイムラインへドラッグ&ドロップすれば読み込めます。レイヤー上の任意の時間位置に配置でき、複数のオブジェクトはCtrlキーを押しながら選択、Shift+クリックで範囲選択ができます。レイヤー名をドラッグしてレイヤーの位置を入れ替えることも可能です。

手順2:テキストや図形を追加して調整する

テロップや図形、背景などはタイムラインの空いている場所からオブジェクトとして追加し、設定ウィンドウで位置・大きさ・透明度などを調整します。フィルタ効果の上限は旧版の10個制限から大きく拡張されており、1つのオブジェクトに多くの効果を重ねられるようになりました。

手順3:プロジェクトを保存する

編集途中の状態は「ファイル」メニューからプロジェクトとして保存します。保存形式は.aup2です。旧版の.aupとは互換性がないので、旧版で作ったプロジェクトをそのまま開き直すことはできません。定期投稿している人は、1本ごとにフォルダを分けて.aup2と素材を一緒に保存しておくと、あとから修正するときに素材切れで困りません。

手順4:mp4で出力する

出力プラグインを導入していれば、「ファイル」メニューの出力の項目からx264guiExなどを選んでmp4で書き出せます。複数のプロジェクトをまとめて出力するバッチ出力機能もあるため、週に何本も出す人には便利です。ショート動画向けの解像度やビットレートの決め方は、AviUtlのショート動画の出力設定で詳しく解説しています。旧版向けの記事ですが、縦型1080×1920の考え方やYouTube推奨値の読み方はAviUtl2でも共通です。

基本操作でつまずきやすいポイント

再生や音ズレのトラブルは原因の切り分けが複雑になりやすいので、この記事では深掘りしません。旧AviUtlの事例が中心ですが、プレビューが動かない場合はAviUtlで動画が再生できないときの対処法、音と映像がずれる場合はAviUtlの音ズレの直し方で、確認すべき順番をまとめています。入力プラグインの設定やフレームレートの扱いなど、考え方の部分はAviUtl2でも参考になります。

旧AviUtl 1.10+拡張編集0.92からの移行可否判定表

結論として、旧環境の資産に依存している度合いが高い人ほど、全面移行は急がないほうが安全です。AviUtl2では、DLLを使わないスクリプトや入出力プラグインについて一定の互換対応が行われていますが、32bitのDLLプラグインは基本的に使えず、プロジェクトファイルにも互換性がありません。

ここからがこの記事の独自視点です。検索上位の解説は「AviUtl2の入れ方」で終わるものが多く、「自分の環境で移行できるか」を判断する材料がまとまっていません。そこで、ゆっくり実況・ずんだもん解説の制作者がよく使う資産ごとに、2026年9月時点での移行可否を整理しました。

旧環境の資産 AviUtl2での扱い 移行可否の目安 対応策
プロジェクトファイル(.aup) 読み込み不可 ×(そのままでは不可) 進行中の案件は旧版で完成させる
32bit DLLプラグイン(.auf/.aui/.auo) 基本的に使用不可 ×〜△ AviUtl2対応版(末尾が2の拡張子)が出ているか配布元で確認
L-SMASH Works・x264guiEx AviUtl2対応版が配布されている ○ 対応版を入れ直す(旧版ファイルの流用は不可)
DLLを使わないスクリプト 一定の互換対応あり △ 1本ずつ動作確認。文字コードや仕様差で動かないものもある
アニメーション効果(.anm) 独立したフィルタ効果として扱われる形に変更 △ 動作を見て、動かないものはAviUtl2向けの代替を探す
exoファイル シーンとして読み込めるが、正しく読めない部分が多い △ 素材の雛形程度に使い、細部は作り直す前提で考える
エイリアス(オブジェクトファイル) .object形式でドラッグ&ドロップ読み込みに対応 ○〜△ 旧エイリアスは変換ツールや作り直しが必要な場合がある
PSDToolKit(旧版) AviUtl2向けにPSDToolKit2が別途存在 △ 旧版の設定は流用せず、PSDToolKit2と関連ツールで組み直す

exoの互換性で知っておきたいこと

旧拡張編集のexoファイルは、公式の説明上もAviUtl2でシーンとして追加できる一方、「様々な仕様の違いがあるので正しく読めない部分が多い」とされています。有志による検証では、Shift-JISで保存されたexoであることが前提で、ローテーション、モーションブラー、拡張色設定、旧形式のアニメーション効果といった一部のフィルタは廃止扱い、加減速移動などの旧来の移動方式は変換が必要、クリッピング設定が反映されない、といった差分が報告されています。

つまり、テンプレートとして使い回しているexoが単純な構成(テキスト・画像・図形の配置が中心)なら使える可能性があり、演出を凝ったexoほど崩れやすいと考えるのが現実的です。旧版でexo自体が読み込めないトラブルについては、AviUtlでexoが読み込めないときの原因と対処で扱っています。

移行判定のチェックリスト

次の項目に多く当てはまるほど、AviUtl2への移行は後回しにしたほうが安全です。

逆に、これから動画制作を始める人や、旧版の資産がまだ少ない人は、最初からAviUtl2で覚えたほうが二度手間になりません。

ゆっくり・ずんだもん実況で移行するときの現実的な順番

結論として、旧環境を残したまま、新規の1本だけをAviUtl2で作る「並行運用」から始めるのがおすすめです。ここが2つ目の独自視点です。

定期投稿しているチャンネルにとって最大のリスクは、ツールの乗り換えで投稿が止まることです。AviUtl2はProgramData配下に独自のフォルダを持つため、旧AviUtl 1.10のフォルダとは別に共存させられます。いきなり旧環境を消すのではなく、次の順番で進めると事故が起きにくくなります。

  1. 旧AviUtl 1.10のフォルダを丸ごとバックアップしておく(消さない)
  2. AviUtl2を導入し、L-SMASH Worksとx264guiExだけを入れる
  3. 短いテスト動画(1分程度)を作り、読み込み→編集→mp4出力まで一通り通す
  4. PSDToolKit2と、音声をAviUtl2へ送る連携ツールを導入し、立ち絵と字幕の流れを再現する
  5. よく使うexoテンプレートやスクリプトを1つずつ読み込み、崩れる箇所を記録する
  6. 投稿本数の少ない週に、1本だけAviUtl2で本番の動画を作る
  7. 問題がなければ新規案件をAviUtl2に切り替え、旧版は過去案件の修正用に残す

ゆっくり実況やずんだもん解説では、立ち絵の口パク・目パチ、字幕の自動配置、音声ファイルの自動読み込みといった「量産を支える仕組み」が生命線です。2026年4月時点の導入解説では、AviUtl2でもPSDToolKit2に加え、ごちゃまぜドロップスや、音声合成ソフトで作った音声をAviUtl2へ自動で渡す「かんしくん」を組み合わせる構成が紹介されています。旧PSDToolKitと同じ操作感になるとは限らないため、手順4の段階で制作時間がどれくらい変わるかを必ず測ってください。

ずんだもん動画全体の作り方(台本、VOICEVOXでの音声作成、立ち絵、編集の流れ)は、ずんだもん動画の作り方で整理しています。旧AviUtlでゆっくりボイスを入れる具体的な操作はAviUtlでゆっくり音声を入れる方法、立ち絵に動きを付ける方法はAviUtlで立ち絵を動かす方法も参考になります。また、キャラクターを使わない解説系なら、雑学動画の作り方で紹介している、画像とテロップ中心の構成のほうがAviUtl2へ移行しやすい傾向があります。依存するプラグインが少ないからです。

そもそも編集ソフトを使わない選択肢もある

AviUtl2は無料で高機能ですが、プラグインの選定・導入・更新を自分で管理する必要があり、この手間が合わない人もいます。短いショート動画を作ることが目的なら、ブラウザ上で台本から動画を生成するツールを使うのも選択肢の1つです。たとえば当サイトが開発・運営しているShortyは、テーマを入力するとショート動画の形で生成できます。ただし無料プランには、1本30秒まで、30日で5本まで、生成した動画の保存は7日間、ショート形式のみ、という制約があります。長尺の実況動画や細かい演出にこだわる場合は、AviUtl2のような編集ソフトのほうが向いています。目的に応じて使い分けてください。

よくある質問

AviUtl2は無料で使えますか?

はい、AviUtl2はフリーソフトとして無料で配布されています。公式サイトでは商用利用も可能とされていますが、使用による障害について作者は責任を負わないと明記されています。

収益化しているYouTubeチャンネルの動画編集に使うこと自体は問題ありません。ただし、併用するプラグインやスクリプト、素材(立ち絵・BGM・効果音など)にはそれぞれ別の利用規約があります。特に立ち絵や音声合成ソフトの規約はキャラクターごとに違うので、個別に確認してください。

AviUtl2はまだベータ版ですか?

いいえ、2026年7月7日のversion 2.0.54でベータ表記が外れ、正式版の扱いになりました。2026年9月時点の最新はversion 2.1.10です。

ただし、正式版になったあとも週1回程度のペースで更新が続いています。仕様やメニューが変わる可能性はあるので、解説記事を参考にするときは、その記事がどのバージョン時点で書かれたものかを確認するのがおすすめです。

AviUtl2はWindows 10の32bit版やMacで使えますか?

使えません。AviUtl2の動作要件は64bit版Windows 10以降で、DirectX 11.3とAVX2が利用できる環境です。Mac向けの公式版は配布されていません。

32bit版Windowsを使っている場合は、旧AviUtl 1.10を使い続けるか、別の編集ソフトを検討することになります。また、64bit版Windowsであっても、CPUがAVX2に対応していない古いPCでは起動しないことがあります。

旧AviUtlのプロジェクト(.aup)はAviUtl2で開けますか?

開けません。AviUtl2のプロジェクト形式は.aup2で、旧版の.aupとの互換性はありません。旧版で編集中の動画は、旧版で完成させるのが確実です。

exoファイルであればシーンとして読み込める場合がありますが、公式にも「正しく読めない部分が多い」とされています。旧プロジェクトの資産を活かしたい場合は、完全な再現ではなく、配置の雛形として使う程度に考えておくのが現実的です。

AviUtl2のプラグインはどこに入れればいいですか?

基本はC:\ProgramData\aviutl2\Pluginに入れます。プラグインのファイルをプレビュー画面へドラッグ&ドロップして導入する方法も用意されています。

ProgramDataは隠しフォルダなので、エクスプローラーで隠しファイルを表示する設定にしないと見えません。スクリプトはC:\ProgramData\aviutl2\Scriptに置きます。旧版のように本体フォルダの中へ入れても読み込まれない点に注意してください。

旧AviUtl用のプラグインはAviUtl2で使えますか?

32bitのDLLプラグインは基本的に使えません。AviUtl2用には、拡張子の末尾に「2」が付いた.aui2や.auo2などの対応版が必要です。

L-SMASH Worksやx264guiExのように、主要なプラグインにはAviUtl2対応版が配布されています。一方、更新が止まっている古いプラグインは対応版が出ていないこともあるため、移行前に自分が使っているプラグインを一覧にして、対応状況を配布元で確認しておきましょう。

AviUtl2でmp4出力するには何が必要ですか?

x264guiExやMP4Exporterなどの出力プラグインが必要です。AviUtl2本体だけではmp4を出力できないため、導入直後の状態ではYouTube用のmp4を書き出せません。

出力プラグインを入れたら、AviUtl2を再起動し、「ファイル」メニューの出力の項目に追加されているかを確認します。AviUtl2カタログを使って新規インストールした場合は、x264guiExが最初から含まれていると解説している記事もあります。

mp4の動画をドラッグ&ドロップしても読み込めないのはなぜですか?

入力プラグインのL-SMASH Worksが入っていない可能性が高いです。AviUtl2本体が標準で読み込める形式は、AVIや一部の画像・WAVなどに限られます。

L-SMASH Worksを入れているのに読み込めない場合は、旧版用の「lwinput.aui」を入れていないか、導入後に再起動したかを確認してください。それでも読み込めない場合は、入力プラグインの優先度設定を見直すと改善することがあります。

ゆっくり実況やずんだもん動画はAviUtl2で作れますか?

作れます。PSDToolKit2や、音声合成ソフトの音声をAviUtl2へ渡す連携ツールを組み合わせる構成が紹介されています。ただし、旧PSDToolKitの設定はそのまま流用できません。

旧環境で作り込んだ立ち絵の設定や字幕テンプレートは、AviUtl2向けに組み直す作業が発生します。定期投稿しているなら、旧環境を残したまま、テスト動画で制作時間を比べてから切り替えるのが安全です。

旧AviUtlとAviUtl2は同じPCに共存させられますか?

共存できます。AviUtl2はプラグインやスクリプトをProgramData\aviutl2配下で管理するため、旧AviUtl 1.10のフォルダとは別々に扱えます。

ただし、ファイルの関連付け(ダブルクリックでどちらが開くか)は、インストール時の設定によって変わります。旧版のフォルダは移行が完了するまで削除せず、バックアップを取ったうえで並行運用するのがおすすめです。

まとめ

AviUtl2(AviUtl ExEdit2)は、2025年7月にテスト版として公開され、2026年7月7日のversion 2.0.54で正式版になった、旧AviUtlの後継ソフトです。2026年9月時点の最新はversion 2.1.10で、64bit版Windows 10以降、DirectX 11.3、AVX2が使える環境が必要です。

導入の流れは、公式サイトからインストーラー版を既定のまま入れ、L-SMASH Works(読み込み)とx264guiExまたはMP4Exporter(mp4出力)をプレビュー画面へドラッグ&ドロップで追加する、というのが基本です。プラグインとスクリプトの置き場所はC:\ProgramData\aviutl2配下になり、旧版のように本体フォルダへ入れる方式ではありません。

一方で、旧AviUtl 1.10+拡張編集0.92からの移行は「すぐ全部乗り換えられる」ものではありません。.aupは開けず、32bit DLLプラグインは基本的に使えず、exoは正しく読めない部分が多く、PSDToolKitはPSDToolKit2で組み直す必要があります。これから動画制作を始める人は最初からAviUtl2で、すでに旧環境で定期投稿している人は旧版を残したまま1本ずつ並行運用で移行する、という使い分けが現実的です。

AviUtl2は更新が続いているソフトなので、この記事の内容も2026年9月時点の情報です。導入前には公式サイトの更新履歴と、使いたいプラグインの対応状況を確認してから進めてください。

この記事の手順、1本ぶんまるごと自動化できます

台本づくり・音声合成・字幕入れ・BGM 選びを工程ごとに手作業でやると、慣れても1本30分は消えます。Shorty はテーマを入力するだけで、この記事で解説した工程をまとめて1本のショート動画にします。無料プランは30日で5本まで(1本30秒・保存7日)。

無料で1本作ってみる