ずんだもん口調の台本をAIに書かせるなら、「キャラ設定」「口調ルール」「禁止事項」「出力形式」の4ブロックをプロンプトに固定で入れ、語尾「のだ」を全文に付けさせない指示まで書くのが結論です。一人称「ボク」と語尾「〜のだ/〜なのだ」だけを伝えると、ChatGPTもGeminiも3〜4行目あたりで標準語に戻るか、逆に全文が「のだ」だらけの不自然な台本になりがちです。
この記事は「ずんだもん 台本 プロンプト」に絞り、コピペで使えるテンプレを3種類(ショート30〜60秒用/ずんだもん×四国めたんの掛け合い用/長尺用)、口調が崩れたときの修正プロンプト、NG例→OK例をまとめました。キャラクター設定と利用ルールは、東北ずん子・ずんだもんプロジェクトの公式ガイドラインとVOICEVOXの規約で確認できた範囲だけを書いています(2026年9月時点)。
見落とされがちなのは、台本の口調より先に「ネタの種類」がガイドラインでNGになるケースがあることです。キャラクター利用のガイドラインは情報商材や仮想通貨の宣伝を明確にNGとしているため、口調が完璧でも題材次第で使えません。プロンプトの禁止事項欄にこれを書いておくのが、この記事独自の提案です。
ずんだもん台本プロンプトの結論:4ブロック構成で書く
結論として、ずんだもん台本のプロンプトは次の4ブロックを毎回コピペする形にすると、口調のブレが最も少なくなります。構成論(フック→本題→オチ)そのものは固有名詞に関係ない一般論なので、AI台本プロンプト例や雑学ショートのプロンプト例で型を詰めてから、この記事の「キャラ口調ブロック」を上乗せするのが効率的です。
| ブロック | 書く内容 | 省くと起きること |
|---|---|---|
| ①キャラ設定 | 名前・正体(ずんだ餅の妖精)・一人称・性格 | 一人称が「私」「僕」「俺」に揺れる |
| ②口調ルール | 語尾の付け方と頻度、使わない言い回し | 全文「のだ」か、途中で標準語に戻る |
| ③禁止事項 | 題材・表現の禁止、確認できない断定の禁止 | ガイドラインNGの題材や誤情報の断定が混ざる |
| ④出力形式 | 1行1発話、話者名、文字数、記号の扱い | YMM4やVOICEVOXに貼る前の手直しが増える |
多くの解説記事は①と②だけを載せていますが、実運用で手直しが一番多いのは④の出力形式です。話者名の表記が「ずんだもん」「ずんだ」「ZUNDA」と揺れるだけで、YMM4の台本読み込みはキャラクターを見つけられずに止まります。口調を気にする前に、まず形式を固定する方が作業時間は確実に減ります。
独自視点:「のだ」は全文に付けない方がずんだもんらしい
一般的なプロンプト例は「語尾に必ず〜のだを付けて」と書きますが、これが最大の失敗原因です。公開されている設定で語られているのは「語尾に〜のだ/〜なのだを付けて喋る」という特徴であって、全文に機械的に付けることまでは求められていません。人気のずんだもん動画を聞き返すと、疑問は「〜なのだ?」だけでなく「〜のか?」も混ざり、驚きは「えっ!」だけの短い発話も多く使われています。
そこで本記事のテンプレでは、「文末の7割程度に付け、疑問・感嘆・相づちは短く崩してよい」と頻度で指示しています。「必ず付ける」と「付けなくてもよい」の中間を数字で渡すと、AIは極端に振れにくくなり、読み上げたときの単調さも大きく減ります。
ずんだもんのキャラ設定と利用ルール(公開情報で確認できる範囲)
一人称・語尾・呼び方
プロンプトに書くキャラ設定は、公式・準公式で確認できる情報に留めるのが安全です。二次創作由来の設定(特定の口癖や性格の誇張)を公式設定のように書くと、視聴者から「解釈違い」と指摘されやすくなります。
確認できた範囲を表にまとめます。
| 項目 | ずんだもん | 四国めたん | 確認元 |
|---|---|---|---|
| 立ち位置 | ずんだ餅の妖精(東北ずん子の関連キャラ) | 四国めたん(VOICEVOXのキャラクター) | 東北ずん子・ずんだもんプロジェクトほか |
| 一人称 | ボク(「僕」表記も見られる) | わたくし | VOICEVOX「ボイボ寮キャラクターの呼称表」ほか |
| 語尾 | 〜のだ/〜なのだ | お嬢様風の丁寧な口調が定番の解釈 | 公開されている紹介情報 |
| 相手の呼び方 | 四国めたん→「めたん」 | ずんだもん→「ずんだもん」 | ボイボ寮キャラクターの呼称表 |
VOICEVOX公式サイトの「ボイボ寮キャラクターの呼称表」は、一人称や互いの呼び方をまとめた資料です。ただしページ自体に「必ずしも遵守する必要はなく、自由に改変して頂いても問題ありません」と書かれており、厳格な規定ではなく参考情報という位置づけです。台本で本当に守るべきなのは「チャンネル内で表記を揺らさないこと」であり、ボクと僕のどちらを選ぶかは自分で決めて固定すれば問題ありません。本記事のテンプレは、字幕で他の文字と区別しやすい「ボク」で統一しています。
なお、四国めたんについて公開情報ではっきり確認できたのは一人称と呼び方までで、「〜ですわ」を必ず付けるといった語尾の規定は確認できませんでした。お嬢様口調は定番の解釈として扱い、強くしすぎないのが無難です。
ずんだもん台本をAIで作る前に確認する利用ルール
台本を量産する前に、キャラクター利用と音声利用の2つのルールを確認しておきます。商用利用のNG例はVOICEVOX商用利用とずんだもん収益化の記事に詳しくまとめているので、ここでは台本プロンプトの設計に関係する部分だけを抜き出します。
キャラクター利用のガイドライン(東北ずん子・ずんだもんプロジェクト)
公式の「キャラクター利用のガイドライン」で、台本作りに直接関係するのは次の点です。
- YouTuber・VTuberの配信での利用(配信内容を編集した動画も含む)は、非商用利用の範囲として無料で利用できると書かれています。
- YouTuber・VTuberが所属する企業以外からスポンサーが付く案件は、有償利用として問い合わせが必要です。
- 情報商材や仮想通貨については販売NGで、それらの宣伝もNGと明記されています。
- キャラクターのイメージを著しく悪化させる用途(公序良俗違反、政治・宗教利用など)は避けるよう求められています。
- コピーライト表示は必須ではないとされています。
ここで重要なのは3つ目です。「ずんだもんが解説する仮想通貨の始め方」「ずんだもんが教える副業の稼ぎ方(情報商材への誘導)」のような台本は、口調がどれだけ完璧でもガイドライン上NGです。AIに題材選びまで任せると、流行ネタとしてこうした題材を普通に提案してくるため、プロンプトの禁止事項に明記しておく必要があります。
生成AIでの二次利用の扱い
2026年9月時点で、キャラクター利用のガイドライン本文には「AIで台本(テキスト)を生成すること」を直接扱う条項は見当たりませんでした。公式Xでは画像生成AIに関する取り組みが発信されており、公式イラストを学習したLoRAの配布を認める方針や、許諾済みデータのみで学習した画像生成AIへのデータ提供なども公表されています。ただし、これらは主に画像生成についての話です。
テキスト台本をAIで書くこと自体について、公式に明文化された見解は公開情報では確認できません。現実的には、AIで書いた台本であっても「ガイドラインの禁止用途に当たらないか」「キャラクターのイメージを悪化させないか」を人が最終確認する、という運用になります。AIが書いたかどうかではなく、何を喋らせたかが問われると考えておくのが安全です。
VOICEVOX音声のクレジット表記
台本を読み上げるVOICEVOXの音声ライブラリにも、キャラクターごとの規約があります。ずんだもんの音声は商用・非商用ともに利用でき、動画では「VOICEVOX:ずんだもん」の形式でクレジットを、視聴者が気になったときに確認できる場所(概要欄や動画内)に書く必要があります。掛け合い台本で四国めたんを使うなら「VOICEVOX:四国めたん」も並べて書きます。規約の禁止事項には、意図的に虚偽や誤解を招く内容を作ることも含まれています。
これは台本プロンプトの設計に直結します。AIは雑学を「それっぽく」作り上げてしまうことがあるため、確認できない数字や断定を書かせない指示はキャラ口調と同じくらい重要です。VOICEVOXの基本操作はVOICEVOXの使い方と動画の作り方を参照してください。
コピペ用テンプレ①:ショート30〜60秒用のずんだもん台本プロンプト
ショート用は「尺から逆算した文字数」を必ず指定します。読み上げ速度は話速設定で大きく変わるため、まず自分の設定で100字の台本を読み上げて秒数を測り、「1秒あたり何字か」を出してからテンプレの数字を差し替えてください。目安として45秒なら250〜300字前後から試すと、大きく外れにくくなります。
あなたはYouTubeショート動画の台本作家です。
以下のルールで、ずんだもんが1人で話す雑学ショートの台本を書いてください。
# キャラ設定
- 名前:ずんだもん(ずんだ餅の妖精)
- 一人称:ボク(「私」「僕」「俺」は使わない)
- 性格:明るく元気、少しお調子者、視聴者に話しかける
# 口調ルール
- 文末の7割程度に「〜のだ」「〜なのだ」を付ける
- 疑問は「〜なのだ?」「〜のか?」、驚きは「えっ!」など短く崩してよい
- 「です・ます」は使わない
- 「〜ですわ」「〜だぜ」など他キャラの語尾は使わない
- 同じ語尾を3文連続で使わない
# 禁止事項
- 仮想通貨・情報商材・投資勧誘・政治・宗教の題材
- 下の「確認済みの事実」にない数字や断定を追加すること
- 誰かを馬鹿にする表現
# 題材と確認済みの事実
{ここに題材と、出典で確認した事実を箇条書きで貼る}
# 出力形式
- 合計{250〜300}字以内(約{45}秒)
- 1行1発話、行頭に「ずんだもん,」を付ける(CSV形式)
- 1発話は40字以内
- 1行目は3秒で興味を引く問いかけにする
- 最後の1行は「続きが気になったらフォローするのだ」系の締め
- 解説文や見出しは出力しない。台本のみ出力する
ポイントは「題材と確認済みの事実」欄に、自分で出典を確認した事実を貼り付けることです。題材名だけ渡すとAIは事実部分まで生成してしまい、誤情報のリスクが上がります。ネタの事実確認を含む全体の工程は雑学動画の作り方で整理しています。
ショート用テンプレを使う手順
- 題材を1つ決め、出典で確認した事実を3〜5個メモする
- テンプレの{ }部分(題材・文字数・秒数)を書き換える
- ChatGPTやGeminiなどに貼り付けて台本を出力させる
- 後述のチェックリストで語尾と一人称の崩れを確認する
- 崩れていればパターン別の修正プロンプトを追加で送る
- VOICEVOXやYMM4に流し込み、読み上げを聞いて違和感のある行だけ手直しする
手順6の「耳で聞く」工程は省略しないでください。文字で読むと自然でも、読み上げると「のだ」が続いて単調に聞こえたり、固有名詞のイントネーションが崩れたりすることがよくあります。
コピペ用テンプレ②:ずんだもん×四国めたん掛け合い用プロンプト
掛け合い台本は、役割分担(質問役と解説役、ボケとツッコミ)を先に決めてから書かせると口調が混ざりにくくなります。役割を決めずに「2人で会話させて」とだけ書くと、2人とも同じ説明口調になり、どちらが話しているのか分からない台本になります。
あなたは掛け合い形式の解説動画の台本作家です。
ずんだもんと四国めたんの2人の会話台本を書いてください。
# 登場人物
## ずんだもん
- ずんだ餅の妖精。一人称「ボク」
- 語尾:文末の7割程度に「〜のだ」「〜なのだ」
- 役割:素朴な疑問を投げる質問役。ときどき勘違いする
- 答えは自分で言わず、めたんの説明にリアクションする
- 四国めたんを「めたん」と呼ぶ
## 四国めたん
- 一人称「わたくし」
- 口調:落ち着いた丁寧なお嬢様口調(「〜ですわ」は多用しない)
- 「のだ」は使わない
- 役割:解説役。ずんだもんの勘違いを優しく訂正する
- ずんだもんを「ずんだもん」と呼ぶ
# ルール
- 2人の発話を交互にし、同じ人が3回連続で話さない
- ずんだもんの発話は30字以内、めたんの発話は50字以内
- 解説の中身は下の「確認済みの事実」だけを使い、事実を追加しない
- 仮想通貨・情報商材・政治・宗教の題材は扱わない
# 確認済みの事実
{箇条書きで貼る}
# 出力形式
- CSV形式、1行1発話「話者名,セリフ」
- 話者名は「ずんだもん」「四国めたん」の2種類のみ(表記を変えない)
- 冒頭はずんだもんの疑問から始める
- 合計{600}字程度
- 台本以外の説明は出力しない
話者名を「2種類のみ・表記を変えない」と明記しているのは、YMM4の台本読み込みでは、CSVのキャラクター名がYMM4に登録したキャラクター名と一致しないと正しく読み込めないためです。YMM4側の登録名が「四国めたん(ノーマル)」のように長い場合は、プロンプトの話者名をそれに合わせるか、YMM4側の名前を短く変えておきます。AI台本をYMM4に流し込む具体的な手順はYMM4の台本ファイルの作り方と読み込みで解説しています。
独自視点:掛け合いは「ずんだもんに答えを言わせない」
掛け合いでよくある失敗は、ずんだもんが質問した直後に自分で答えまで言ってしまうパターンです。AIは「質問→即解答」を1発話にまとめたがる癖があります。テンプレの登場人物欄に「答えは自分で言わず、めたんの説明にリアクションする」と1行入れているのはこのためです。
質問役が答えを知っていると、視聴者が感情移入する「知らない側」の立場がいなくなります。ずんだもんを視聴者の代わりに驚かせる役に固定すると、掛け合いのテンポが良くなり、キャラの可愛げも出やすくなります。
ここまでの手順、1本ぶんまるごと自動でやりますShorty はテーマを入力するだけで、台本・AI音声・字幕・BGMを揃えた雑学ショート動画を生成します。無料プランは30日5本まで。無料で作ってみるコピペ用テンプレ③:長尺(5〜10分)ずんだもん解説台本プロンプト
長尺は一度に全文を出させると、後半ほど口調が崩れ、内容も薄くなります。「構成案→章ごとの本文」の2段階で出力させるのが基本です。
ステップ1:構成案を出させるプロンプト
ずんだもんが解説する約{8}分のYouTube動画の構成案を作ってください。
- テーマ:{テーマ}
- 想定視聴者:{想定視聴者}
- 章は5〜7個。各章に「章タイトル」「伝える要点1つ」「想定秒数」を付ける
- 冒頭30秒に「この動画で分かること」を置く
- 台本本文はまだ書かない
- 事実が必要な箇所には【要確認】と付ける
ステップ2:章ごとに本文を出させるプロンプト
上の構成案の第{1}章だけを台本にしてください。
# キャラ設定・口調ルール・禁止事項
(テンプレ①の該当ブロックをそのまま貼る)
# この章の条件
- 想定{60}秒、{400}字程度
- 【要確認】の箇所は、次の確認済み事実だけを使う:{事実}
- 前の章の最後の1行:{前章の最終行}(ここから自然につなげる)
# 出力形式
- CSV形式「ずんだもん,セリフ」1行1発話、1発話50字以内
- 章タイトルは出力しない
章ごとに「キャラ設定・口調ルール・禁止事項」を毎回貼り直すのがコツです。同じチャット内でも、やり取りが長くなると最初の指示の効きが弱くなるため、手間でも毎回入れた方が結果的に修正が減ります。「前の章の最後の1行」を渡しておくと、章のつなぎ目が不自然に途切れるのも防げます。
3つのテンプレの違いを整理します。
| 項目 | ショート(30〜60秒) | 掛け合い | 長尺(5〜10分) |
|---|---|---|---|
| 出力の回数 | 1回 | 1回(長ければ前後半の2回) | 構成1回+章の数だけ |
| 文字数指定 | 250〜300字前後(45秒目安) | 600字前後から | 章ごとに400字前後 |
| 崩れやすい点 | 語尾の連続・冒頭の弱さ | 2人の口調が混ざる | 後半の口調崩れ・内容の水増し |
| 特に効く指示 | 同じ語尾3連続禁止 | 役割分担と呼び方の固定 | 章ごとに設定を貼り直す |
口調が崩れたときの修正プロンプトとNG例→OK例
AIの台本は1回で完璧にはなりません。ただ、崩れ方には典型パターンがあるので、パターン別の修正プロンプトを用意しておくと手直しが速くなります。
口調崩れのチェックリスト
- [ ] 一人称が「ボク」以外(私・俺・わたし)になっていないか
- [ ] 同じ語尾が3文以上連続していないか
- [ ] 「のだ」が付いていない行が半分を超えていないか(標準語化)
- [ ] 「〜ですのだ」「〜なのだのだ」のような二重語尾がないか
- [ ] 四国めたんの行に「のだ」が混ざっていないか(掛け合いのみ)
- [ ] 話者名の表記が揺れていないか
- [ ] 確認していない数字や断定が入っていないか
- [ ] 仮想通貨・情報商材など、ガイドラインでNGの題材に触れていないか
パターン別の修正プロンプト
標準語に戻ってしまったとき
3行目以降、ずんだもんの口調が標準語に戻っています。
内容は変えずに、口調ルール(一人称ボク、文末の7割程度に「〜のだ/〜なのだ」、同じ語尾3連続禁止)を全行に適用して書き直してください。
変更した行だけでなく全文を出力してください。
「のだ」だらけになったとき
全行が「のだ」で終わっていて単調です。
文末の「のだ/なのだ」は全体の7割程度に減らし、残りは疑問形・感嘆・体言止め・短い相づちに変えてください。
事実の内容と行数は変えないでください。
二重語尾・敬語混じりになったとき
「〜ですのだ」「〜ましたのだ」「〜なのだのだ」のような不自然な語尾があります。
です・ますは使わず、「〜なのだ」「〜したのだ」「〜なのだ?」の形に直してください。
掛け合いで口調が混ざったとき
四国めたんのセリフに「のだ」が混ざっています。
四国めたんは一人称「わたくし」、丁寧で落ち着いた口調で、「のだ」は使いません。
ずんだもんの行はそのままで、四国めたんの行だけを直してください。
修正プロンプトは「何が崩れたか」「どう直すか」「何を変えないか」の3点を必ず書くのがコツです。「変えないもの」を書かないと、AIは口調だけでなく内容まで書き換え、せっかく貼った確認済みの事実が消えてしまうことがあります。
NG例→OK例
NG例1:標準語化
ずんだもん,今日は枝豆について紹介します。 ずんだもん,枝豆は大豆を若いうちに収穫したものです。
OK例1
ずんだもん,枝豆と大豆、実は同じ植物って知ってたのか? ずんだもん,若いうちに収穫したのが枝豆なのだ!
NG例2:「のだ」の機械的な連続
ずんだもん,ボクはずんだ餅が好きなのだ。 ずんだもん,ずんだ餅は枝豆で作るのだ。 ずんだもん,とても美味しいのだ。
OK例2
ずんだもん,ボクの大好物、ずんだ餅なのだ! ずんだもん,実はこれ、枝豆をすりつぶして作るのだ。 ずんだもん,甘くて最高!
NG例3:二重語尾・敬語混じり
ずんだもん,こちらが今回のテーマですのだ。
OK例3
ずんだもん,今回のテーマはこれなのだ!
NG例3の「ですのだ」は、AIが丁寧語の癖を残したまま語尾だけ足すことで起きます。プロンプトの口調ルールに「です・ますは使わない」と先に書いておくと、発生はかなり減ります。
ChatGPT・Gemini・Claudeでずんだもん台本を作るときの違い
どのAIでもずんだもん口調は出せますが、崩れ方の傾向には違いがあります。ただし各モデルは頻繁に更新されるため、ここに書く傾向は2026年9月時点での一般的な使用感であり、固定的な性能差ではありません。自分の環境で同じテンプレを2〜3回試し、崩れ方を確認してから使い分けてください。
| 項目 | ChatGPT | Gemini | Claude |
|---|---|---|---|
| 起きやすい崩れ | 「のだ」の過剰付与 | 長文の途中で解説文調に戻る | 前置きや注釈を付けたがる |
| 対策の一言 | 「7割程度」と頻度を指定 | 章ごとに設定を貼り直す | 「台本以外を出力しない」を明記 |
| 設定の保存先 | カスタム指示やGPTs | Gem | プロジェクト機能 |
どのAIでも共通して効くのは、キャラ設定を毎回の会話の外(カスタム指示やプロジェクト機能など)に保存しておくことです。コピペの手間が減り、設定の貼り忘れによる口調崩れも防げます。Geminiで台本全体を組み立てる方法はGemini YouTube台本作成プロンプトでも扱っています。
台本から動画にするルートの比較
台本ができた後、動画にするルートは大きく3つあります。
| ルート | 流れ | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| VOICEVOX+YMM4 | CSV台本をYMM4に読み込み、音声・字幕・立ち絵を配置 | 掛け合い・長尺を作り込みたい人 | Windows前提。キャラ名の一致が必要 |
| VOICEVOX+CapCutなど | 音声を書き出して編集ソフトで字幕・素材を配置 | 1人語りのショート中心の人 | 字幕の手作業が増える |
| 自動生成ツール | 題材や台本を入力して動画まで一括生成 | まず数本を短時間で作りたい人 | キャラ口調の細かい調整は難しいことが多い |
自動生成ツールの選択肢の1つとして、当サイトが開発・運営しているShortyもあります。題材から台本・音声(VOICEVOX)・動画までを一括で作るツールですが、無料プランは1本30秒まで・30日で5本まで・保存7日・ショート形式のみという制約があります。ずんだもん×四国めたんの掛け合いや長尺を作り込みたい場合は、VOICEVOX+YMM4のルートの方が向いています。素材の準備から投稿までの全体の流れはずんだもん動画の作り方で9ステップに分けて解説しています。
ずんだもん台本プロンプトでうまくいかない条件とリスク
プロンプトを整えても、次の条件では成果が出にくいので先に知っておいてください。
1. 題材の事実確認をAIに任せている テンプレは口調を安定させるためのもので、内容の正しさは保証しません。雑学系でAIが作った誤情報をそのまま投稿すると、コメントで指摘されるだけでなく、VOICEVOXの規約にある「虚偽や誤解を招く内容」の禁止に触れるおそれもあります。事実は必ず人が出典で確認してから貼り付けてください。
2. 同じテンプレで大量生産している 口調が安定するほど、台本の型も似てきます。YouTubeは繰り返しの多い量産型コンテンツを収益化の対象外とする方針を示しているため、テンプレのまま題材だけ差し替える運用は、収益化審査で不利になる可能性があります。ずんだもん動画で審査が通らない原因はずんだもん動画の収益化が通らない原因と対処で詳しく扱っています。
3. ガイドライン上NGの題材を選んでいる 前述のとおり、情報商材・仮想通貨の宣伝はキャラクター利用のガイドラインでNGです。所属企業以外のスポンサーが付く案件も有償利用の対象になります。
4. 読み上げを聞かずに投稿している AIの台本は「目で読んで自然」でも「耳で聞いて自然」とは限りません。VOICEVOXで読みやイントネーションが崩れる固有名詞も、聞かないと気付けません。
5. キャラの魅力をプロンプトに頼り切っている 口調を再現できても、それだけで再生数が伸びるわけではありません。ずんだもん動画は投稿数が非常に多く、口調の再現は最低条件にすぎません。再生数への影響は、題材選びと冒頭のフックの方がはるかに大きいのが実情です。
よくある質問
ずんだもんの一人称は「ボク」と「僕」のどちらが正しい?
どちらも使われており、チャンネル内で統一すれば問題ありません。VOICEVOXの呼称表は「僕」表記ですが、同じページに遵守は必須でないとも書かれています。本記事のテンプレは字幕で区別しやすい「ボク」で統一しています。
語尾の「のだ」は全部の文に付けるべき?
全文に付けると単調になるため、文末の7割程度が目安です。疑問は「〜なのだ?」「〜のか?」、驚きは「えっ!」のように短く崩すと自然に聞こえます。あわせて同じ語尾を3文連続させない指示も入れると効果的です。
ChatGPTの無料版でもずんだもん台本は作れる?
作れます。この記事のテンプレは特定の有料機能を前提にしていません。ただし無料版は使えるモデルや回数に制限があり、長尺を章ごとに作ると途中で上限に達することがあります。まずはショート用テンプレから試すのが現実的です。
AIで書いたずんだもん台本の動画は収益化できる?
AIで台本を書いたこと自体が理由で収益化が止まるとは限りません。問題になりやすいのは同じ型の量産や独自性の乏しさです。ガイドラインではYouTube動画での利用は非商用の範囲として無料とされますが、所属企業以外のスポンサー案件は有償です。
AIでの台本生成について公式のルールはある?
2026年9月時点で、テキスト台本のAI生成を直接扱う公式の条項は確認できませんでした。公式が発信しているAI関連の方針は主に画像生成についてです。AIで書いた台本でも、ガイドラインの禁止用途に当たらないかは人が確認する必要があります。
VOICEVOXのクレジットはどう書けばいい?
「VOICEVOX:ずんだもん」の形式で、概要欄など視聴者が確認できる場所に書きます。掛け合いで四国めたんも使うなら「VOICEVOX:四国めたん」も併記します。音声ライブラリの規約はキャラクターごとにあるため、使うキャラの規約を個別に確認してください。
ずんだもん×四国めたんの掛け合いで口調が混ざるのはなぜ?
役割分担と話し方の違いをプロンプトで明示していないのが主な原因です。質問役と解説役を分け、四国めたんは「のだを使わない」と否定形で書くと混ざりにくくなります。混ざった場合は、めたんの行だけを直す修正プロンプトを送ります。
AIが出した台本をYMM4にそのまま読み込める?
出力を「話者名,セリフ」のCSV形式にし、話者名をYMM4の登録キャラ名と一致させれば読み込めます。一致しないと正しく読み込めないため、プロンプトで話者名の表記を固定するのが重要です。ファイルはUTF-8のCSVで保存します。
仮想通貨の解説動画にずんだもんを使ってもいい?
キャラクター利用のガイドラインでは、仮想通貨や情報商材は販売NGで、その宣伝もNGと明記されています。解説の体裁でも宣伝にあたる内容は避けるべきです。判断に迷う題材は、ずんだもん以外の表現に切り替えるのが安全です。
まとめ
ずんだもん台本をAIに書かせるときの要点を整理します。
- プロンプトは「キャラ設定・口調ルール・禁止事項・出力形式」の4ブロックで固定する
- 語尾「のだ」は全文ではなく文末の7割程度にし、同じ語尾の3連続を禁止する
- 一人称はボク(または僕)に決め、チャンネル内で表記を揺らさない
- 掛け合いは役割分担を先に決め、ずんだもんに答えを言わせない
- 長尺は構成案→章ごとの本文の2段階で、章ごとに設定を貼り直す
- 口調が崩れたら「何が崩れたか・どう直すか・何を変えないか」を書いた修正プロンプトを送る
- 情報商材・仮想通貨の宣伝はガイドラインでNG。事実はAIに作らせず人が確認して貼る
- VOICEVOXのクレジット「VOICEVOX:ずんだもん」を概要欄などに書く
プロンプトで安定させられるのは口調までで、再生数を左右するのは題材と冒頭のフックです。テンプレで手直しの時間を減らし、浮いた時間を題材選びと事実確認に回すのが、ずんだもん台本をAIで作るいちばん現実的な使い方です。