NoLangとVrewは、どちらも「AIで動画を作るツール」と紹介されますが、入れるものが違います。Vrewは撮った動画や録音した音声を文字起こしして、文字を直すように編集するツールです。NoLangは文章やURL・資料を入れると、アバターやナレーション付きの解説動画を作るツールです。手元に話した素材があるならVrew、元になる文章があるならNoLangが向いています。
素材も文章もなく、テーマだけ決まっている場合は3つ目の選択肢があります。当サイトが開発・運営しているShortyは、テーマを1行入れると台本・画像・ナレーション・字幕・BGM入りの縦型ショートを作ります(無料プランは1本30秒まで・30日で3本まで・保存7日・ショート形式のみ)。この記事では、3つを入力・料金・向く人で並べ、Shortyについては同じテーマで実際に作った結果も載せます。
NoLang・Vrew・Shortyは「何を入れるか」が違う

| Vrew | NoLang | Shorty | |
|---|---|---|---|
| 主に入れるもの | 撮った動画・録音した音声(文章から作る機能もある) | 文章・URL・資料 | テーマ1行 |
| 台本 | 自分で話す・書く(AIで作文する機能もある) | 入れた文章をもとにAIがまとめる | テーマからAIが書く |
| 出てくるもの | 字幕付きの動画を、文字で編集できる状態 | アバターやナレーション付きの解説動画 | 台本・画像・声・字幕・BGM入りの縦型ショート |
| 編集の自由度 | 高い(字幕の位置や色、カット、無音の短縮) | 生成後に文章や画像を差し替えられる | 台本を直してから作り直す |
| 使う場所 | PCアプリ(Windows・Mac・Linux) | ブラウザ | ブラウザ(スマホ可) |
Vrewは韓国のVoyagerXが開発する動画編集ソフトで、読み込んだ動画の音声を文字にし、その文字を消すと映像も一緒に切れる仕組みが中心です。無音の区間をまとめて短くする機能や、AI音声・AI画像を作る機能もあり、公式の料金ページには「テキストでビデオ作成」という、文章から動画の下地を作る機能も載っています。ショートでの使い方はVrewでショート動画を作る方法にまとめています。
NoLangは国内のMavericksが開発するブラウザのサービスで、文章・Webページ・資料から、ナレーションやアバターが付いた解説動画を作ります。生成した後に文章や画像を直して作り直せます。縦型の設定や使い方の手順はNoLangの使い方と料金で説明しています。
Shortyは、テーマ(例:「日本の地名の意外な由来を3つ」)だけを入れると、台本から書き出しまでを1回で行います。手持ちの映像を編集する機能はありません。
料金と無料枠を比べる(2026年10月11日時点)

| Vrew | NoLang | Shorty | |
|---|---|---|---|
| 無料プラン | 毎月200クレジット(音声分析なら最大200分、AI音声なら最大2万字など) | 動画生成3回・編集は無制限 | 30日で3本・1本30秒まで・保存7日 |
| 無料版の透かし | あり(Light以上で削除) | あり(Standard以上で削除) | なし |
| いちばん安い有料プラン | Light 月1,590円(年払いは年15,200円)・毎月2,000クレジット | Standard 月2,980円・毎月2,000クレジット(動画生成は約20本が目安) | ライト 月980円・30日10本・1本60秒まで |
| その上のプラン | Standard 月2,490円・毎月1万クレジット | Premium 月7,980円・毎月7,000クレジット(約70本が目安) | プレミアム 月2,500円・30日30本 |
| クレジットの繰り越し | なし(毎月付与) | 料金ページに記載なし | 本数制(30日ごと) |
金額は各公式の料金ページの表記(税込)です。VrewとNoLangはクレジット制で、使う機能によって消費量が変わります。NoLangの料金ページでは、本数の目安を「1分あたり約100クレジット」で計算したものとしています。Vrewの料金ページでは、プランのクレジットは毎月付与され、使わなかった分は翌月に繰り越されないと書かれています。
無料で何本作れるかで見ると、NoLangは動画生成3回、Shortyは30日で3本です。Vrewは機能ごとにクレジットを分け合う仕組みなので、本数では一概に言えません。
比較に使った同じテーマで、Shortyの台本を見てみるテーマを入れると30秒ほどで台本が出ます(お試しは1日3回・登録不要)。動画にするときだけ無料登録。無料プランは30日3本・1本30秒まで。登録不要で台本を見る同じテーマで作ってみた(Shorty)
比較のため、「日本の地名の意外な由来を3つ紹介する30秒ショート」というテーマで作りました。Vrew・NoLangは今回は実際に作っておらず、仕上がりや所要時間は未確認です。ここではShortyで作った結果だけを書きます。

| 項目 | 結果 |
|---|---|
| テーマを入れてから台本が出るまで | 34秒(登録前のお試し機能で計測) |
| 台本 | 7場面。八重洲(オランダ人の名前)・恵比寿(ビールの名前)・歌舞伎町(実現しなかった劇場の計画)を取り上げ、最後にいいねを促す一文 |
| タイトル案 | 「有名地名の意外な由来3選」 |
| 人が直したい箇所 | 1〜2場面目が「東京の有名地名は 古い歴史の言葉に見える街だ」のように抽象的。冒頭を「八重洲の由来、知ってますか」のような問いに変えると、最初の数秒で内容が伝わる |
| 事実確認 | 3つの由来は、八重洲=ヤン・ヨーステン、恵比寿=エビスビールの出荷駅、歌舞伎町=戦後の歌舞伎劇場の誘致計画という、よく知られた説と一致 |
| 書き出し | 動画にするには無料登録。1080×1920の縦型MP4。2026年1〜5月の生成ログ(完了164件)では、テーマ入力から完成までの中央値が約3分20秒 |
このように、Shortyはテーマだけで台本が出る一方で、冒頭の一文や言い回しは人が見て直す前提です。AIの台本には事実と違う雑学が混ざることもあるので、固有名詞と数字は投稿前に確かめてください。
VrewとNoLangについて、公式の情報から言えるのは次のところまでです。
- Vrewで同じテーマを作るなら、「AIで作文」や「テキストでビデオ作成」で文章から下地を作り、AI音声と画像を選んでいく流れになります。字幕の位置や色、場面の長さを細かく直せるのが強みです
- NoLangで作るなら、テーマについての文章を用意して入れると、ナレーションとアバター付きの解説動画になります。入れた文章はAIがまとめ直すため、文章どおりに読み上げられるとは限りません
目的別:どれを選ぶか
Vrewが向いている人
自分で話した動画や録音がある人、字幕の見た目やカットを細かく調整したい人です。言い間違いや無音を文字の上で消せるので、しゃべりの動画の編集時間を減らせます。無料でも毎月200クレジットが付きますが、書き出した動画には透かしが入ります。
NoLangが向いている人
記事や資料など、元になる文章がある人です。社内向けの説明や解説動画を、アバター付きで作りたい場合にも合います。無料は3回までなので、有料のStandard(月2,980円)で約20本が目安になります。利用規約では生成した動画を商用利用を含めて二次利用できるとしていますが、生成物をCC BY-SAなどのライセンスで運営会社に提供する条項もあるので、収益化する前に一度読んでおくと安心です。
Shortyが向いている人
素材も文章もなく、テーマだけで顔出しなしのショートを続けたい人です。雑学や豆知識のように、画像とナレーションで見せる縦型ショートに絞ったツールで、タイトル案とハッシュタグも一緒に出ます。手持ちの映像の編集や、アバターの解説動画はできません。テーマだけで作るやり方がショートでどこまで通用するかは、運営者のチャンネル(VPNサロン)の実例で、伸びた1本と伸びなかった本を並べています。
迷う場合は、3つとも無料で始められるので、同じテーマで1本ずつ作ってみるのが確実です。CapCutやCanvaも含めた5つのツールの比較はAIショート動画の作成ツール比較に、手で編集する場合と自動生成の違いは手動編集とAI自動生成の比較にまとめています。
YouTubeで使うときの注意
どのツールで作っても、YouTubeで収益化するなら、2025年7月15日に更新されたパートナープログラムのポリシーに注意が必要です。大量生産されたコンテンツや繰り返しの多いコンテンツは「本物ではないコンテンツ」として収益化の対象外になります。同じ型の文字を差し替えただけの動画を並べず、1本ごとにテーマと切り口を変えて台本から作ってください。詳しくはAIショート動画は収益化できるかで説明しています。
作って投稿しても再生が伸びないときの見直し方はショートが伸びない原因に、顔出しなしで始める全体の流れは顔出しなしYouTubeの始め方にまとめています。
よくある質問
NoLangとVrew、無料で使うならどちらですか?
どちらも無料プランがあり、透かしが入ります。Vrewは毎月200クレジットを音声分析やAI音声に使え、NoLangは動画生成3回です。話した動画の編集を続けるならVrew、文章から数本試すならNoLangが合います。
スマホだけで使えますか?
Vrewの公式サイトではWindows・Mac・Linux向けのアプリとして案内されています。NoLangとShortyはブラウザで使うサービスです。スマホでの細かい動作は、Shorty以外は今回確認していません。
縦型のショート動画は作れますか?
Shortyは最初から1080×1920の縦型で書き出します。Vrewの料金ページには「動画の画面比率」の機能が、NoLangには横型・縦型を切り替える設定があります。
商用利用やYouTubeの収益化はできますか?
3つとも商用利用の条件は利用規約で定められています。NoLangの規約は生成した動画の商用を含む二次利用を認めています。VrewとNoLangの無料版は透かしが入ります。ツールが商用利用を認めていても、YouTubeの収益化は別の審査で、量産型と判断されれば対象外になります。
3つを組み合わせて使うことはできますか?
できます。たとえば、Shortyで作った台本をもとに自分で読み上げ、Vrewで字幕とカットを整える使い方があります。ただし手順が増えるので、まずは1つで10本作ってから組み合わせを考えるほうが続けやすくなります。
まとめ
NoLangとVrewの違いは、入れるものです。撮った動画や音声を文字で編集したいならVrew、文章や資料から解説動画を作りたいならNoLang、テーマだけで顔出しなしの縦型ショートを作りたいならShortyが向いています。料金は2026年10月11日時点でVrewが月1,590円から、NoLangが月2,980円から、Shortyが月980円からで、どれも無料で試せます。同じテーマで1本ずつ作り、自分が続けられる作り方を選んでください。